登場人物紹介
登場人物紹介
☆ ライモ・マックス(18歳)
宮廷道化師。笑顔と蝶で空気を制す、美貌のトリックスター。
雪のように白い肌、水色の瞳、天使の羽のような袖。花嫁のような純白の衣装で国会すら舞台に変える。
魔法の演出と毒舌で、政治をショーに変える異端の演者。
セリフ:
「さあ、この手を引っ張って」
「悪夢を見ない魔法、あなたにかけます。アイラ王女、僕を信じ、目を閉じて」
「おまえがいるから僕がいるのではない。僕がいるからおまえがいるのだ」
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☆ アイラ(18歳)
アステール王国の王女。離婚家庭に育ち、幼少期から「才女王女」として注目を浴びる。
14歳でフェミニズムに目覚め、“守られる姫”から“国を動かす女王”へと進化。
勝気で堂々、頭脳明晰。ライモに恋をする。
セリフ:
「私はアイラ。女王のアイラ」
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☆ エドワード・アステール王(50代)
民衆革命から誕生した民主王政を受け継ぐ“人間としての王”。
真摯で穏やか、だが改革を恐れず進める静かな情熱の持ち主。
ライモとの出会いを通して、娘アイラに伝えられなかった愛を再認識する。
信条:
「私は国を統べるが、民がこの国を作る」
「蝶のように自由であれ」
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☆ ジーモン・アイプス(36歳)
“鬼の宰相”。国会の采配を一手に握る辣腕。
冷酷な戦略家に見えて、ライモには甘すぎる養父。
元孤児、愛を拒絶した過去を乗り越えた男。眉間のシワは国家レベル。
セリフ:
「私は貴様の保護者だぞ。当然のことだ」
「まず自分自身を愛して、大切にすることだ」
「なんだと(眉間バキバキ)」
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☆ クイナ・リュウシャ(元魔術騎士・魔術医師)
東洋の魔術名家出身。幼少期に奴隷となりながらも努力と叡智で頂点へ。
現在は診療所を開き、人を癒す道へと転身。童顔で見た目20代。
“穏やかな圧”で他者を沈黙させるタイプ。ライモの尊敬する師。
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☆ リディア・ラボルド(18歳)
三官女のリーダー。公爵家の末娘。教育を制限された過去を跳ね返し、学問と闘志で上り詰めた才女。
フェミニズム運動に参加しながら、ライモに対する複雑な感情と、ジーモンへの想いを抱える。
セリフ:
「私は女に産まれてきたから、あんたの二倍は頑張らないといけないの」
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☆ エルサ・バード(21歳)
三官女の1人、護衛担当。元・女王の近衛騎士。
女であることを“自分で定義”するために髪を剃り、剣を取った。
寡黙だが、誰よりも繊細でまっすぐ。アイラを誰より深く守る。
セリフ:
「私は女であることをやめるため、髪を剃った」
「女は一人前の人間扱いされず、不幸になる」
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☆ ノラ・シェーン(28歳)
三官女の1人。元高級娼婦にして、現在は貴族院議員の妻。
かつて多くの女たちを愛し、守ってきた“娼館の女王”。
今も娼婦支援と教育に携わり、アイラの新たな導師となる。
セリフ:
「人に甘えることは必要よ。人は誰かに頼って強くなれる」
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☆ オー・ヨギ(年齢不詳)
“放浪の王”。北の最果てで生まれ、父王に捨てられ、イルカに拾われたという神話のような存在。
嗅覚と味覚で病を診断し、国の危機を察知する奇人。だが本人はいたって真剣。
ライモに一目惚れし、「運命の導き手」として愛を告げるド直球型トラブルメーカー。
セリフ:
「俺はどうも素っ頓狂だ」
「ライモは俺の相棒」