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12 噛みまくり

ハルが擬人化した。

見た目は、黒髪ショートで炎のような紅い瞳。年は6才ほど。

そしてとっても可愛らしい。

将来すごくモテるだろう。

悪い虫が付かないように気を付けないと。

そういえば、ハルはどうやって擬人化したんだろう?


「ハルはどうやって擬人化したの?」

「ん~。えっと、まりょくを使って、かいてあったへんしんまじゅちゅ...へんちんまじゅちゅ...あれ?へんちんまじゅつ、へんしんまじゅちゅ.........」


噛みまくってるぅ~。

可愛い!!可愛すぎる!!!

でもそろそろ泣きそうだ。


「変身魔術か?」

「そ、そう。それです。それををつかいまちた。」


噛んでる。可愛い。


ハルは番外編の魔術書を持ってきた。


「へんしんまじゅちゅは、これにかいてますからくわしくしりたかったら、よんでください。」

「わかった。」


……ん? 変身魔術って分類はどうなるんだ?

もしかして分類に困ったのを番外編としていたり……?

まぁ、とりあえず考えるの止めていこう。


……ってそんなことより、ハルが魔術を使えるってことは……、魔力の感じ方がわかるってこと!?

これは、教えてもらわねば!!!


「ねえ、ハル。魔力の感じ方を教えてくれない?」

「もちろんです。そのためにわたしは、へんしんしたんですよ!」


そうだったの?

俺のために頑張ってくれたのかぁ。

可愛いじゃないの……。

まぁ、当たり前だけど。


「えっと、とりあえずどうすればいいの?」

「わたしが、にーさまにまりょくながすからそれをかんじとってください。なのでひだりてだしてください。」

「何で左手なの?」

「まりょくはみぎでおくって、ひだりでうけとるからです。つまりほうしゃけいの魔術を使うときはみぎてをだすひとがおおいです。」


へぇ~。そうなんだ。

俺は左手をだす。ハルは俺の左手を右手で握る。


「それじゃ、まりょくおくります。」


なんか暖かいふわぁ~としたものが流れてきた。

これが魔力か。

ハルのおかげで分かったぞ。


「ハル。魔力感じ取れたけど次は何をしたらいいのかな?」

「つぎは、にーさまがまりょくおくってください。まりょくをみぎてからだして、わたしのひだりてにいれるイメージでやってみてください。」


イメージが大切なのかな?

このふわぁ~ってしてるのをハルの左手に入れるイメージ……。


「ぜんぜんこないです。」


ま、まぁ、想像しただけで魔術が使えれば何の苦労もしないか。

難しいな……。



◇ ◇ ◇



30分後。


「まりょくきました!」


やっとか……。

めっちゃしんどい。

これがラノベでよくある魔力切れというものでは!?

魔力全然送れてなかったからなんで切れるのかわからないけど。


「にーさま。まりょくぎれですね。ゆっくりしてたら、へいきになってくるはずですからゆっくりしててください。」


やっぱり魔力切れなんだ。

それにても、辛い。

もう二度と、魔力切れになりたくないな……。

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