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オットコヌシ(仮)との遭遇

新しく投稿しました。

前に書いてた作品は下記に引越ししました。良かったら寄ってってください。

http://peperont.web.fc2.com/

です。

あ、基本主人公はイケメンです。黒髪黒目です。

身体能力が人外なので、治癒力なども以上になってます。

では、どうぞ!


突然だが、1つ聞きたい。


「ここ、どこだ?」


そう呟く少年、安藤龍介は生粋の日本人だ。普通の家庭に生まれ、普通の学校に暮らし、普通に暮らしていた。特異なことといえば、常人より少し身体能力が高いだけである。・・・まあ、本気を出せば二階建ての建物に苦もなく飛び乗れ、コンクリートを砕く拳を繰り出せることが果たして普通といえるのかは知らないが・・・。


故に日本から出たことは学校の修学旅行だけであり、都会とはいえないが、それでも周りには電灯があり、歩道が敷かれ、車や自転車、人がその上を行き来していた。


しかし龍介が周りを見渡すとそんなものはなく、高い木や見たこともない草花が生えており、現代社会ではありえないぐらいきれいな空気が龍介の肺を満たしていた。


「・・・マジでどこなんだここ。こんなところ近所にはないって言うか日本にもあんのかこんなとこ?」


その疑問も尤もである。龍介はただ学校に行くために道を歩いていただけだ。それがいきなり視界が見渡す限りの自然が切り替わったのである。これで状況を冷静に分析できる者は恐らくいないであろう。


「まあ、どっかにあったんだろ。早くなんか見つけよ。」


・・・訂正、約1名いたようだ。こんな楽観的な考えをできる人物、それが安藤龍介である。


「にしてもぜんぜん人いねえなぁ・・・。こんなだったらなんかあってもぜんぜん気づかれねえじゃねえか。まあ俺はここにナイフあるし、この身体能力があるから大丈夫だろうがな!」


そういって龍介は持っていた通学用リュックサックから刃渡り20センチはあるナイフを取り出した。なぜこんなものを持っているのかというと、その高い身体能力ゆえにお偉いさん方に実験材料にされそうになったことがあったのだ。しかし龍介の拳は周りへの被害が大きかったのでそれからは使い勝手のいいナイフを持ち歩いているのだ。・・・この時点で平凡な暮らしとは到底いえないが、本人にとっては平凡だったのだろう。


そしてそのあと我流でナイフの練習を始め、今ではその身体能力も相まって右に出るものはいないほどである。この時点で平凡だったとは全くもって言えないが。


「セェイ!」


その時の相手の顔を思い出し、思わず拳を全力で前の木に向かって突き出したその瞬間、


ドゴオオオオォォォォォォォォォォォン!!!!!!!!


前の木ははじけとび、遥か後ろの木まで粉々になった。そのときに衝撃波がおき、龍介の周りや前方の地形が大きく抉られた。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?チョイ待て。あれ?俺のパンチってコンクリ砕くだけだったよな?俺こんなバケモンになった覚えねえぞ?」


コンクリートを砕ける時点で人間ではないということは本人の頭にはない。


「え?なんでだ?なんでこんなに威力上がってんの?ジャ〇プの漫画のような修行は受けてないぞ?」


と、龍介が悶々と苦悩したとき、地面から地震が起こった。


「地震か!?・・・・・・・・いや、足音?ハハハ、まっさかーー。こんなでっけえ足音たたせる奴なんか日本どころか世界中にもいねえっつーの。」


そう言っている間に地震・・・足音はどんどんと大きくなる。まるでこっちに近づいているように。


そして龍介は見た。見てしまった。その1キロは見える人外な目で。


「・・・・・・・・・・・・・・え?でけえ・・・・・・猪?・・・・・・ハハッ・・・・・・冗談だろ?」


3階建ての建物は有ろうかというおよそ地球にはいないであろう猪が、先ほどの1撃で破壊された自分の住処の恨みに取り付かれ、怒りに任せて突進してきているのを。


「プギイイイイイイィィィィィィィ!!!!!!」


ドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!


「おわああああああ!!!」


その巨体故に足幅も大きく、あっという間に龍介のもとに近づいた猪はその巨体で龍介をひき殺そうとするが、龍介はとっさに横に避け、ひき殺されることを免れた。


「ブヒイイイイイイィィィィィ・・・・・・・・・!!!」


猪は100メートルほど行き過ぎると反転し、その足元の地面を右足で数回蹴った。普通の猪が突進するときにする行動である。


「おもしれえじゃねえか・・・・!!!」


今までに出会ったことのない敵に対して体が震えた。しかし恐怖からではなく、手加減無しで戦えることへの歓喜である。日本では常にセーブしなければならない力を存分に使えることと、見るからに強そうな敵に対しての歓喜。龍介はあまり戦いはしない。その力ゆえに周りから恐れられるからだ。そんな生活ではストレスが溜まる。しかしそんなことを考える必要は無い相手だと察し、嬉々とした表情でナイフを取り出し、バッグを放り投げた。


「いくぜええええぇぇぇぇぇぇ!!!」


龍介が猪に向かって駆け出すと、


「プギイイイィィィィィィィィ!!!」


猪はそれに応えるように龍介に向かって突進した。


人外の物語の歯車が音を鳴らして動き出した。


新しく投稿しました!次回からはここは龍介との語り合い場になります。

今回は補足を。

なぜこんなに強くなっているのかはこの世界(名前未定)の空気中の魔力の補正ですね。なぜか過剰に補正がかかってます。

外見などはまた今度プロフィールを作りますので待ってて下さい。

この猪も次々回らへんで説明を入れようと思います。

まあ、このへんですね。

では次回も見て行って下さい!

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