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儚い星の光  作者: シマエナガ
孤独の日々でも誰かはきっと。
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家族

お母さんの肩がわざとみたいに激しくビクリとする。あっっ、と微かに叫びながらお母さんはパタパタと玄関にかけて行った。

「おっ、、お帰りなさい。あなた。」

お母さんが開けたドアの向こうに、真っ赤な顔をしたお父さんが現れた。おぼつかない不自然な歩き方から、また飲んできたんだろうな、と思った。酔っ払っている時のお父さんは、本当にタチが悪い。

「なんでこんなところに置いているんだ。邪魔だろうが。」

案の定お父さんは、呂律の回らない口で文句を言い始めた。

「足が引っかかったぞ。怪我でもしたらどうしてくれる!」

倒れた傘を睨みつけ、苛々したように蹴飛ばす。ゴロゴロと転がっていくそれを、「すみませんでした。」とお母さんが追いかけて玄関先に置く。いつもあの場所に傘が置いてあるのに、それに引っかかるお父さんが悪い。お母さんもそう思っているはずだけれど、何も言わずにただ謝る。彼女に怒られている時の私と同じだ。


✳︎不定期更新です

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