表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
だらだら生きるテイマーのお話  作者: めぇー
第4章
89/181

ドレ国

本日もお読みいただきありがとうございます


面白いな、続きが気になって思った方は

イイネ ☆☆☆☆☆ ブックマークいただけるとうれしいです

アクセサリーは屋台で買うのも良いし、お店で買うのでも良いし、自分が常につけていられるものを探そうということになり、まだまだ街を散策することに。


お買い物は楽しいなぁー!


ーーーーーーーー


歩いてるとちょっとした人だかりのある屋台を見つけた。背伸びをして見てみると肉の串をコップのようなものに付けると、白っぽい物が肉に付着したものを食べている。


あれはなんだ!?となって近寄ってよく見ると、なんだか白い物がとろーーーっと伸びてる!え!?なに!?あれ!?女お子達がきゃーあついーって言いながら食べてる!私も食べたい!


スッっと列に並ぶ、意外とどんどん進んでいくから早く手に入れられそうだ。侍女様はニコニコと一緒に並び、護衛騎士は無の顔をしている。これが女子なんだよ。


侍女様と何個づつ買う?って話してて、3個づつ買う?10個買っちゃう?なんてうきうき話してたんだけど、いざ買う時になったらお1人様1個みたいな紙が貼ってある気がする。字が読めないんだけどなんとなく。


買う時になって2個って指でジェスチャーしてみたけど、首を横に振られて張り出してある紙を指さしてから1と言うジェスチャーをされた。やっぱり一人1個だった。1個を買って3人で円陣を組むかのようになって食べる。


一口目 あつ!あつすぎる! ハフハフしてて味をしっかり楽しめないけど、この城っぽい物美味しすぎない!?それよりも熱すぎて味を堪能できなければ、口の中がなんだかまずいことになってる気がする。


慌てて侍女様にこれ食べれないから宿に帰ってから食べたい、路地裏でしまいたいとこっそり耳打ちをして一緒に路地裏に行ってから収納巾着にしまった。


なんて狂暴な食べ物なんだ!?侍女様に食べれた?って聞いたら


「これはおそらくチーズと言う物です、私も初めて食べましたが、ここまで凶悪とは思いませんでした」


と言う返事が返ってきた、チーズ?初耳の食べ物だね。今日の夕飯はこれに決まりだ。名前も知らないご飯だけど、チーズを何とかして掴みたいと思う。


護衛騎士も何か喋りたそうにしていたけど、私から目を反らして言いたいことを我慢していた・・・私の事を気遣ってくれたのかもしれない、向こうが居たたまれないだけかもしれないけど。


次も何かないかなと広場を過ぎて大通りを歩くと、ちょっとしたアクセサリー屋さんがあった。庶民でもがんばれば入れそうな雰囲気だから、入ってみることにした。


いらっしゃいませーとたぶん言ってるのだろうけど、明るい声が聞こえてくる。人を操るのを防止する付与が出来るかもわからないから、とにかく気に入った物を探すことにする、気に入ったのなら付与できなくても普段使いしてもいいからね。


色々見ているとあれもこれも欲しくなってくる。どうしようかものすごく迷ってると侍女様が


「ローラ様は分自分でやれるだから好きなの買って自由にしたらいいんじゃないですか?」


と素敵アドバイスをくれるじゃないの!それもそうだね!とネックレスかバングルのどちらにしようかさんざん迷った挙句に、バングルにしてみた。


屋台でご飯を買った時から薄々思って居たけど、このドレ国はヴェルト国より物価が2倍ぐらい高い気がする、何でもとんでもなく高く感じる、これがお金持ちの国ってこと?


通貨はどの国でも通用するから助かるけど、言葉が違うのは結構大変だなーと思った。もっと遠くの国へ行くと通貨も変わってしまうと聞いて、想像もつかないけど、いつかはいってみたいなーって思う。行ったことの無い国はどこにだって行って見たいよね。


侍女様のアクセサリーは護衛騎士が選んだようだ。ほんの少し侍女様の顔が嬉しそうに口角があがっている。いつものような作り笑いではない所がポイント高い、良い物を見れた。


護衛騎士のアクセサリーは護衛騎士が自分で買ったよう。二人の関係性がとてもよくわかるといううか、でも護衛騎士が居ない時、侍女様がこっそりと素早く何かを買って居たので、二人の関係性が少し羨ましいなと思ってしまった。


他にも文房具屋さんに行きたいとおもったけど、意外とアクセサリーを選ぶまでに時間が経っていたのか、日が陰ってきているので、早めの夕飯をこの国で食べて行こうということになった。


流石に夫人とレオンを置いてけぼりと言うわけにもいかず、二人が居るであろうカフェに向かったら居なかったので、いったん家に戻ってみよう家に戻ることにした。


途中布屋さんも服屋さんも文房具屋さんも見てないから、心残りは強いんだけど、レオンが仲間になったらまたすぐ戻ってこれるのか・・・だいぶ考えちゃうな?って思ったけど。ご両親が二人になったら色々と忙しそうだし、前世の貴族の家とどうかかわりあいを持つつもりかはわからないけど、なんか貴族じゃないけど、貴族?って思うと、もう普通に声かけずらいかな?何よりも私がめんどくさいことが嫌なんだけどね。


それと


「部屋に戻っても鍵が無いと入れないのでは?部屋にもいなかったらどうする?」


と侍女様に相談してみると


「鍵が無くても開ければいいので大丈夫です」


って言うじゃない?とんでもないよね・・・とても心強い仲間というか、逆らえない仲間というか・・・怒らせない様にしようと、改めて心に刻み込む。ほぼ毎日のように刻み込んでる気もしないでもないけど、初心忘れるべからず、おごっちゃいけない。


建物に入る時も、守衛さんらしき人に少し止められたけど、最上階のと言えばあー久しぶりに来たんだねと言って通してくれた。守衛さんちょろい。


部屋の扉をノックすると中から扉が開いたので二人は戻ってきていたようだ。今日はこのドレ国で外食したいことを伝えると、夫人が自分は先にかえるけど、みんなはこの部屋に泊ってしばらくドレ国で遊んで来てはどうかと言う提案をしてくれた。


いいんですか!?じゃぁお言葉に甘えて!!!


と私が即答してしまったので、鍵をお借りしてしばらくこちらに滞在することになった。


ポーチに付与もしたかったので、この部屋を借りれるのはかなり助かるかもしれない、秘密を知る人は少ない方がいい。夫人の家で何日も寝ないでうろうろして怪しまれたら怖いなと思って居たので、まさに渡りに船だ。


レオンに知られた場合、この人はきっと私のことをどうこうしようとは思わないだろうなと、なんとなくそう思うので、なるべく知られたくは無いけど、知られてしまったらその時は口止め料的な感じで、レオンにさっき買ったベルトポーチをプレゼントして黙ってもらおう。


そういえばレオンの顔を見れるようになったかも?半日近く護衛騎士と一緒に居たから、記憶が上書きされたのか?私自身がどーでも良くなったか?どちらにせよ良いことだよね。


レオンが夫人を送って戻ってきたあと、なぜか当たり前のようにレオンを待ってみんなでご飯を食べに行くと思って居た自分に気が付いて、レオンと結婚してしまっても良いかもしれないなーとも思ったり。


みんなでご飯を食べに行こうどこにいく?って旅の醍醐味、どの店にはいるかわくわくプランを立てようとしたら、レオンがすでにお店の予約を取ってあると言うじゃない。うーん・・・まぁ?前世に来たことあるのなら?それでも良いかな?と思った自分が居ました。自分でも思うけど、信じた自分が馬鹿だなと・・・レオンは私の事になるとぽんこつだということをすっかり忘れていた。


みんなで歩きながら付いた場所は、やたら格式高そうなレストランだった。私も侍女様も護衛騎士も、レストランの入り口で固まっている。私たちは普通に平民の服を着ているのに、このレストランに入れって無理すぎない?


侍女様を見て顔を振る私。うなずく侍女様。護衛騎士は目を細めている。ニコニコしているのはレオンだけで、さぁ!と言ってる。


「さぁ!」じゃない!!何考えているんだ!それなりの格好というか、平民はこんな所に来ないから無理だよ、普通の飲み屋の端っことか、美味しい食堂とか、気持ち背伸びしたら払えて少しおしゃれしたらOKみたいな食堂とかさ!


どう考えてもここじゃないんだよ!違うよ!なんでそうなの!?ポンコツなの!?


と、思って居たら中から扉が開いてしまい


「ようこそおいでくださいましたレオ様、テーブルの御用意させて頂いております、こちらべ」


となんだかとても偉そうな人が出てきてしまった。これはもう・・・逃げることができない!腹をくくってはいるしかない、決してどんなご飯が食べれるのか興味があるわけではない。



本日もお読みいただきありがとうございます


面白いな、続きが気になって思った方は

イイネ ☆☆☆☆☆ ブックマークいただけるとうれしいです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ