買取価格
台風凄いですね
皆様ご安全第一でお過ごしください
でもとりすぎというか目立ちすぎるし、なんなら恨めしそうな顔をしてこちらを見ている。一緒に食べたかったのかな?
オオカミ持ってお店にはさすがに入りずらいらしく外からじぃーっと見ている・・・手早く食べて冒険者ギルドに行くかー
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デザートを堪能しお店を出る。その間ずーっとこちらを見ている護衛騎士、流石にちょっとアレじゃないの?と思って声をかけようとしたら
「あなたどうしたの?そんな顔をして」
「俺の事置いて美味しそう何を食べてる、俺のお金で」
夫婦喧嘩はやめてぇー!早く冒険者ギルドに行かないといけない!
「兄さん魔オオカミはそれで全部?」
「いや全部ではない」
といいながら巾着を少し触っているので、今持ってる分だけを冒険者ギルドに持って行くことにする。何匹いるか数えたら12匹居たので金貨1枚と銀貨2枚+素材代だ!ナイス!今日の宿泊費まかなえたのでは?食費も含めて!?と思ったら、ホテルは金貨1枚以上するんですって!
これはどんどんお金が無くなっていく未来が見えたから冒険者ギルドで討伐を一度ちゃんと見てみようと言うことになった。
大体冒険者やるようなタイプがホテルに泊まるってことは無いんだよ、普通銀貨2.3枚の安宿を見つけるのが当たり前なのに、馬がいるから・・・
冒険者ギルドにつくころにはなぜか、魔オオカミが15匹になっていて3人で捕りましたと言って買い取り受付に出す。
魔オオカミは珍しくはないけど少し量が多かったのか、受付の人はほんの少し目を見開いていたけど、すぐ笑顔で対応してくれた。コインは現物で頂くことに。そして侍女様にすべて取り上げられた時の護衛騎士の悲しそうな顔と言ったら・・・結婚する前から尻に敷かれてて私的には勉強になります!と思って観察することにした。
考えるだけ無駄だよ、二人の関係なんて二人にしかわからないんだからさ?頼むから私だけは巻き込まないでよ!?という願いしかない。
冒険者ギルドで魔オオカミより良さそうな討伐対象は無いかと見ていたら
魔ネズミ2匹 銀貨1枚
魔ウサギ2匹 銀貨1枚
魔シカ 2匹 銀貨1枚
魔オオカミ 銀貨1枚
魔イノシシ 銀貨1枚
魔ヒツジ 銀貨1枚
魔トリ 銀貨2枚
魔クマ 金貨1枚
比較的安全に討伐できるものは安い、死ぬほど安い、これは冒険者なりたての人達はすごく大変そう。でも遭遇率は森に行けば必ず何かしらに会うだろうという感じだから、なんとかなるきもするけど、なんか冒険者に対して厳しすぎないか?ってぐらいしょっぱい買い取り金額だ。
魔クマから一気に討伐何度が上がるのだろう。魔クマ以上になるとすべて金貨以上のお値段になるから魔クマを討伐できるまで手あたり次第と言う感じかな。
あと獲物を持って歩くのが大変な魔クマクラスになると右の耳だけでもいいけど、魔クマのお肉が美味しいので素材の買取価格がいいらしく、必死になって担いでくる人は多いとのこと。
討伐証明は右の耳、そこから素材のお金が入ってくる、だから魔ネズミを2匹討伐すると銀貨1枚+使える素材の金額、が自分の元にはいってくるわけ。ただし、素材はその時の需要と供給によってお値段が変動するらしい、なかなか厳しいシステムだね。
それでもなるべく自分の魔法や武器の制度を高めて使える素材をたっぷり残して持ってくるのが大事になってくる。それで死んでしまう人も多いみたいだけどね・・・その制度は見直した方がいいんじゃないかなーとは少し思うけど、命あってだし。
護衛騎士がこれだけ狩してくるとなると明日以降魔オオカミのお肉などは値が下がるかもしれないね。でもお金必要だからね?干し肉は保存がきくからいくらあってもいいはずだしね?
もう手あたり次第目の前に出てきたの狩るしかないね、幸い収納巾着もあるし、持ち運びは楽だ。お金大事。
冒険者ギルドで買い取りが終わったら、次は商業ギルドで買い取りしてもらうと言うじゃない?なんで?って聞いたら30匹魔オオカミを討伐したと言うじゃない。やるじゃない、金貨3枚+素材!
情報の共有がどうなってるかわからないけど、この国でヴェルト国の住民板は使えないから、現金でのやり取りしかできなくて住民板に預けることができない。移住したら住民板が支給されるらしい。
ちょとした犯罪天国になりかねない気もするけど・・・身元が解らなくてもいいんでしょ?でも平和そうだし良いシステムなのかな?
色々と制度があるけどそうゆうもんなんだろう。ある意味それは私たちにとっては利点にもなっていて、魔オオカミを沢山討伐しても、誰が狩りをしたのか記録に残らないのがいい。そして買い取りの時に知ったのだけど住民板が無いと手数料で5割ひかれてしまう・・・残念・・・
あと普通ならコインを持ち歩くって危険な事だから他国の人がこっちで荒稼ぎするのを抑止する意図があるんだろう。それぞれの国で魔物討伐はしないと、美味しい所ばかりに人が集まって成り立たなくなっちゃうだろうしね。
でも私たちのような逃亡者にはもってこいの制度だね、うまく活用していきたい。
魔オオカミ討伐で金貨3枚+素材銀貨3枚になった、素材・・・肉にしかならないの?毛皮の需要無いの?ってぐらい安かった。そこから5割引かれるから金貨1枚銀貨6枚そして銅貨5枚は省かれると言うか?銅貨を用意してないと言うことでよくわからないお菓子をもらって終わった・・・そんなことある!?許されるの!?と思ってわなわなしていたら、侍女様にこの国はそうやって小銭稼いでるんですよって意味わからないこと言われた。
なんなのー!?銀貨以下の存在はあるけど銅貨からのお金は飴やお菓子になるんですって!なんてこったい・・・ちりも積もればで相当な金額が・・・信じられない!こんな国信用できない!早々に移動しようと決意する。
もう実験しながら移動しようそうしよう。
気持ちがぷりぷりしてしまったので、何か美味しそうなおやつが無いかなと探すことにする、こんな時は食べたりお買い物するに限る!
私と侍女様は早い夕飯と言う感じだけど、スイーツは別腹だ!さっきも食べたけど
「まだ自分やれます!!!」
と別腹が叫んでいる。いいぞー。
侍女様と一緒に楽しく屋台を見て回る。血のような真っ赤なスープがあってとてもびっくりしてたら、それはトマトの入ったスープだと言う。へぇー!1杯飲むには今は流石にお腹いっぱいだから、1個だけ買って侍女様と一緒に味見をする。残りは護衛騎士に渡した。
とっても美味しかったしなんだかこう身体が元気になるというか、血が強くなるっていうか、とても不思議な感じがして健康に良さそうだから10食分の30食買った。もちろん支払いは護衛騎士がしてくれた。
支払った後、馬にも飲ませたいと言い始めたので、屋台まるまる買ってしまったら?と言ったら鍋ごと買っていたのでちょっと引いた・・・自分が食べるならまだしも馬に!愛だねぇ・・・
そして次に見つけたのはなんと!かき氷と呼ばれているもので、氷を特別な機械に入れると不思議なふわっふわに変化してそこに、ジャムのようなちょっとトロっとしたものと果物を乗せて食べるという、人生初めて目にするスイーツがあった!
侍女様は食べたことがあるようで、ここに連れてきてくれたのだけど、上に乗せるフルーツもいちご、ブルーベリー、みかん、すいか、あんず、すもも、ももと多岐にわたっている!
どれにしようか迷っていると、侍女様が別々のを頼んでシェアしましょうと言ってくれたので私はいちごのかき氷にしてみた。侍女様はみかんにしたようだ。護衛騎士はブルーベリーを買っていた。
一口いちごのかき氷を食べると・・・あれ?今口に入れたよね?何も残ってないんだけど?どおゆこと!?お、お、お、おかしくない?もう一口食べてみる。あれ?やっぱり無い・・・どこいったの?今度はトロっとしたものがかけてある場所を食べてみる。やっぱり口の中には何もないけどイチゴのジャムのような濃い味はする。
どおゆうこと!?
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