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だらだら生きるテイマーのお話  作者: めぇー
第4章
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馬へのこだわり

「「大丈夫です、野党ごとき蹴散らしますので」」


うん、大丈夫そうだ安心した。


でもそうじゃない。


ーーーーーーーー


これだと逆に悪目立ちするから荷馬車も良い物に買い替えようということになった。買ったばかりの荷馬車はとりあえず収納靴下に入れてしまおう。何かに使えるかもしれないからね、必要なくなったら売りに出す。


そして馬にに合った荷馬車ってあるの?この馬軍馬に近いよね?どうするんだ!?と思って居たら普通の屋根付き馬車にしましょうと言ってくるじゃないの、逆に目立ちません?馬に屋根付きにもうお金持ちでーすと言って歩いてるようなものだよね。


それなら商人が長距離に使うような立派な帆馬車はどうだと提案すると、そんな重たいものは馬にひかせられないと言う・・・この馬たちには屋根のある馬車が似合うと言う・・・護衛騎士の馬へのこだわりが強い。


屋根つきも帆馬車も大して重さ変わらないんじゃないかなぁ・・・?屋根が無い分帆馬車のほうが軽い気がするんだけど・・・?あと少し馬のことで気になったから


「ねぇこの馬もしかして軍馬?」


「違います」


「軍馬っぽい」


「違います、もう軍馬はリタイアしていますので、軍馬では無いです」


軍馬じゃないかぁー!元軍馬そりゃ高いよ・・・


「もしかして・・・名前・・・」


「ベッラとフランコです」


「もしかして知ってる馬だった?」


「はい、フランコは私が以前乗っていました」


「そう・・・・・」


ゆっくりと何かを噛み締めているような顔をしているけど・・・


「それって1頭だけで良かったのでは?自分が乗っていた馬だけではよかったのでは!?」


「馬は群れるものです」


「うん?」


「1頭ではかわいそうです、心の安らぎの為にもう1頭必要と感じました」


だめだこりゃ・・・馬馬鹿だこの人。コライユ国に来てからどんどん素が出てる気がする。その方が親しみがわいていいけども。


「馬にこれだけお金かけたんだから、馬車は帆屋根タイプでいいと思う」


「この子達にそんなものを引けと?」


「そんなものとは失礼じゃない!立派な馬車だよ!」


「たとえ馬とは言え、本来あるべき姿に戻るべきです」


「それなら野生では・・・」


「わかってないね?」


急に敬語なくなった


「だって動物とは本来野生なのでは?」


「この子たちは人間の手によって繁殖そして生まれています、野生から捕まえてきたわけではありません、もし今野生に返したとします、今までご飯をもらっていた子たちが生きていけると思いますか?ダメです、きっと魔物に襲われてしまいます、そんな未来はだめです」


だめだこれ・・・好きにさせようでも馬車は譲れない。話は平行線になりそうだったので、クジで決めることにした。


・ちょっと裕福そうな商人の小娘が乗りそうな馬車

・商人が長距離用の移動に使う帆馬車


公平を期してどっちでも良さそうな侍女様にくじを引いてもらう。護衛騎士がくじを作ろうとしたけどそれはだめだ!なぜなら影のなんちゃらかで通じる暗号があるかもしれない!と言ったら


「ちっ」


と舌打ちしていたので間違いないだろう。


さぁ侍女様!くじを引いてください!


そして引かれたくじは屋根付きタイプだった・・・しかたないなぁ・・・もう選んで来てと言おうとしたが、絶対やたら立派なの選んできそうだから私も行くことにする。


でも馬車って普通発注してから作るものだし?中古のやつなんて売ってるのだろうか?と思って現地に言って見ればあるじゃない・・・?護衛騎士なにやった?とチラっと見てみればとてもいい顔をしている。


「兄さん・・・どうしのこれは?」


「昨日良い馬車見かけたので所持していた方に売ってほしいとお願いしただけです」


絶対何かやってる


「おいくらぐらいでしたの?」


「たったの金貨500枚です」


えぇ・・・たったの・・・


「兄さん全部で金貨2500枚なんですけど!?」


「金貨2500枚と考えると高いかもしれません、でもベッラとフランコの値段は本来であれば決められません」


それは護衛騎士だけの価値では・・・?何も言えないでいるととても良い笑顔で更に囁いてくる


「大丈夫です、私たちが妹のことは守りますし今研究してる事で稼ぎましょう、私たちも万全の態勢で守りますからね?これは先行投資ですよ」


何かよくわからないけどもうメンドクサイからうなずいておこう。こんなことなら護衛騎士の収納巾着からお金を没収しておくんだった!もうお金全然ないんですけど・・・私一杯持ってる気がしてたけど全然ないんですけど・・・収納巾着売るか!


はい、ここに集合してください。円陣を組むかのように相談する。


「正直ですね、二人は私の収入をご存じかと思われますが。そこの馬鹿兄が趣味に大量にお金を投資してしまったがために、わずかのお金しか残っておりません。」


じろりと護衛騎士をにらむ侍女様。黙ってる護衛騎士。


「なので収納巾着を売ろうと思います、まずは護衛騎士の持ってる収納巾着をですねいったん売りたいと思います。まともに作って無いので」


「それだけは!!!!!」


「馬金貨2500枚」


「・・・・・・・・・・」


「なので収納巾着を渡してください」


絶対渡さないと言う面構えをしている護衛騎士、首を振ってる侍女様、やっぱり無理か?そうなると


「侍女様の収納巾着でもいいですよ」


「だめです」


「ですよねーどうするー?お金ないよ?兄さんが養ってくれるなら問題ないんだけど?」


「収納巾着を売ってしまうと、足取りがばれてしまいます、それは大問題ですよ」


「じゃぁどうするっていうのさ!?」


「王都のチェチに伝手があります、そこで秘密売りに売れば爆儲けできるかと」


「大儲けではなく爆儲け?」


「そうです」


「よしっ今すぐ王都に行こう馬車じゃなくて馬に乗って行けばいいでしょ・・・ね?」


「落ち着いてください、いいですか?わたくしと夫の伝手両方が必要なので、王都に行くまでのお金は夫に出してもらいましょう。沢山贅沢しましょうね!なので今日は一旦宿ではなくホテルを探して、申し訳ないのだけど馬車に色々と付与してもらえると助かります」


ここが妥協案かなと思って了承した。腹が立ったので護衛騎士の足は思いっきり踏もうとしてよけられた。


馬車屋の人にすぐ治せる部分やよりよくすることはできるか?と聞いたら、サスペンション部分はすぐかなり高性能にできるというので馬車の揺れは大事なのでお直ししてもらい、横で見ながら勝手に付与をしていった。


劣化耐性

炎耐性

水耐性

寒耐性

汚れ防止


他に何が必要かはわからないので、思いついたらサスペンションには付与をしていくつもり。


さっそく馬と馬車をつないでもらい、御者をすると言って聞かない護衛騎士に御者を任せ、宿というよりホテルに向かってもらう。ここからはもう護衛騎士のお財布から出るから何も言うまい。


少しの間馬車に乗ってる間に色々と確認をする。どんな付与が必要かどうか侍女様とも確認した。


まず馬車全体に

劣化耐性

炎耐性

水耐性

寒耐性

雷耐性

虫避け耐性

汚れ防止

快適空間


ぐらいかな?

あとはクッションなどをそろえたいなと思ったので、侍女様と二人で買い物に向かう。もちろん護衛騎士の収納巾着を拝借してだ。


馬車の揺れはどうしようもないから、道が整っていてもかなり揺れるし、だったらいっそうのこと横になれそうなハンモックをつるすのはどうか?と侍女様に提案してみたら、とても目を丸くしてそれも面白そうですねとなり、ハンモックセットを2個買ってみた、クッションはもちろん沢山足元にも引き詰められる程度には買ってみた。


あとは馬が好きそうな野菜を沢山購入、馬はかわいいから仲良くしたいなと思って。


夕飯は適当にホテルで頂こうとなったので、旅の途中で食べるご飯などを買い込む。ここで便利なのは収納靴下があるから、出来立ての物を買っても問題ないこと。今までなら材料を買って現地で調理したり、現地で調達して調理したりと大変だったみた

本日もお読みいただきありがとうございます


面白いな、続きが気になって思った方は

イイネ ☆☆☆☆☆ ブックマークいただけるとうれしいです

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