色々試したい
本日はカラっとした空気で過ごしやすいですが
気温は高いので室内の温度など
おきおつけてお過ごしください
久しぶりの一人!!!!!何がしたかったかって、そらもうお風呂から出たら半裸でお水飲んだり部屋をうろちょろすることだ!解放感って奴を感じたい!いつも人の目があったからだらしない恰好が出来なかったんだよね!
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まずはお風呂に入る!湯船につかりたい!王宮に監禁される前まではシャワーのみの生活だったけど、王宮に行ったらなんとバスタブがありまして、それにつかったらもうお湯につからないと疲れが取れないと言うか、一日が終わらないというか、とにかくお風呂に入らないと居られない身体になってしまった。
でも普通の宿にはシャワーしかなく、湯舟というより大きめの洗濯たらいがあるから、それをめっちゃ綺麗にしてお湯を貯めたいと思う。王宮から地味にくすねていた、石鹸を今ここで使う時!
お風呂に入るために死ぬほど綺麗にした、磨き上げるだけで1時間ぐらいかかったんじゃないかと思うほどに。大満足のピカピカ具合になった。
実は隙を見てお風呂につかりたいと思っていたから、お値段より掃除が行き届いてそうな宿にしていたのだ!その目論見は大正解だった。
お湯を貯めて・・・いざ!!!
「はぁー極楽極楽」
なぜかそんな言葉が出てきてしまうほど、お風呂は最高だってこと。湯船にどれぐらい浸かって居たかわからないけど、お湯が冷めてきてしまったので出ることにする。これは残念、王宮では常に一定の温度だったから、なにがしかの対策が施されていたのだろう。普通に入ったらこんなにも早くお湯が冷めてしまうとは思わなかった。
自分が住む家には将来必ずバスタブを設置しようと思って居たけど、温度対策も必要だと言うことが解った。温度が下がらないような付与を使用一定を保つとか。
そしてお待ちかねの!ドリンクタイムだ!しっかり温まった身体に冷たい飲み物!そして髪の毛を乾かすために風魔法を使う!実は風魔法は隠れスキルとして持っていたみたいで、監禁されてる時に気が付いたんだけど秘密にしていた一つでもある!
くぅぅぅ~~~これこれ!私はこれを望んでいた!!!お風呂上りにきっちり服を着るなんてナンセンス!これぞ与えられた自由だ!
監禁されてからずーっとお風呂上りにはきっちり服を着てすごしていた。せっかくきれいになった身体だというのに、すぐに汗をかいたりなんだかとても切ない日々をすごしていた、これからは!護衛騎士と侍女様とは別の部屋になるだろうし、最高ではないか?
下着で部屋をうろつく喜びは成人して一人で暮らすようになってから身に着いた習慣だけどね。
もろこし爆弾をいそいそと取り出し、ぶどうジュースを片手にもしゃもしゃ食べる。これぞ幸せ、幸福のひと時。
しかし、窓からコッコッコッって音がする・・・ここは3階だから人間ではないと思うけど、泥棒なら窓はノックしないだろうし・・・と恐る恐る見てみるとまさかのハトが居た。
思わず窓を開けて招き入れると、ハトはもろこし爆弾目指して飛んで行く、追いかける私、飛び散るもろこし爆弾。あああああああああああーーーーーーー!
と思わず叫んでしまった。ハトぉ!!!なにやってるの!?というか今まで何してたの?元気だった?と聞くと
クルックーと誇らしげに鳩胸を主張し口にはもろこし爆弾を咥えている。テーブルの上からじゃなくて床にちらばったもろこし爆弾を食べて欲しい気持ちが正直あるけど、ハトはしっかりしているからか机の上からしか食べない。
ドンドンドンドンドンと部屋の扉が激しく叩かれたかと思ったら、バァアアアアアアアンと扉が突如空いた。そこには半裸の護衛騎士と侍女様が・・・何をしているんだ・・・いや何をしていたのかと聞いた方がいいかも知れないけど、野暮って物だ・・・
「どうしたの?」
と聞いてみれば護衛騎士が
「叫び声が聞こえたので」
って!
「叫び声なんてあげてないけど?」
と返せば侍女様が
「あああああああああああーーーーーーー!」
って聞こえましたと言うじゃない。ごめんなさい・・・
「ハトが突如やってきて、もろこし爆弾を爆散させて思わず・・・」
と説明したら、もろこし爆弾が飛散してる状態とハトを確認した二人は去って行った。ごめんね・・・お邪魔してしまって、でもありがとうね・・・がんばって作るから・・・例のあれを・・・これからはちょとしたことでは叫ばないからね・・・と、心の中で誓う。
扉・・・良かった壊れてない、激しく開けただけか良かった。
気お取り直してハトと一緒にお1人様を満喫する。買った夜食をしっかり食べながら、明日の予定を考えたり準備をしようと、出来る女風なことをしたかったけど、無理だったので寝ることにした。
翌朝起きてご飯を頂く。一応計画を考えると、まずは巾着に同時付与できるかどうか試してみたいなと思って居たのでやってみることに、もし同時に付与が出来るなら凄い発見になる。
王宮でもやってみたいなと言う気持ちはあったんだけど、それはね?もしできちゃったら更なる監禁になるかと思ってやれなかったので、試すなら今がやるべき時と思って、やることにした。
まずは目の前に2個の巾着を置く。この二つに付与魔法を使って空間収納を付けることにする。必ず視界に入れておかなくてはいけないと言うことでは無く、自分の頭にイメージしておくだけでも良い、そうじゃないと王宮で靴下に付与はできなかった。
王宮に居て唯一良かったのは見て居なくても付与できることに気が付いたということかな?ただその理論だと、頭に思い浮かんだものすべてに付与魔法が使われてしまうととても大変なことになってしまうから、そこも後々検討しなきゃいけない所だ。巾着5個では足りなかったかもしれない・・・
巾着を何十個も買う人もいないだろうから、明日出発する際には布を買って簡易巾着を自分で作って色々試してみようと思う。
簡易テントも1つ視界に入らない位置に置いてみる。チラっと思い出したらどうなるかの実験だ。
巾着は同時に2個初めて、1つは30分で付与を終わらせ、もう一つは1時間の付与をする。どんな実験結果が出るか楽しみだ。
付与している間は何をしているかというと、頭の中からメラメラメラ~っと何かを発射している感覚があって、それを途切れない様にするのがコツだ。私は感覚派なので言語化するのがとても苦手だから、これは精一杯の説明。
付与してる間は意外と他のこともできる。本を読んだりするのは難しいのだけど、付与魔法の集中力が途切れなければいい、たとえそれがすっごい微弱な物でも。でも?よく考えてみると?いったん付与してしまえばずーっと付与されてるのが付与魔法だよね?じゃぁなんで巾着はずーっと付与していないといけないのか?
うん?もしかして?これは・・・・・・・・・・もしかして!?閃いたかもしれない!ほっほっほぉーもしこれが現実となったら・・・・・・
「ふははははははははははははは!!!!!!いやっほぉーーーーーーーーーーーーーーい!」
と叫んでも一攫千金!は無理なんだけど。よし!自分だけが快適に過ごせるかもしれないとんでもない発想が浮かんだ!さっそく試したいけど、1時間までもう少しだからメラメラを途切れさせてはいけないと思って居たら。
コンコンコンと扉を叩く音がする。誰だろうな?と身を固くしていると
「兄です」
と言う声が聞こえるじゃないか。扉を開けてみると変わらず半裸だけど、今回は侍女様は居ない。どうしたのかと聞いてみると。
「ふははははははははははははは!!!!!!いやっほぉーーーーーーーーーーーーーーい!と聞こえたので、気がフレ・・・・・・少し気になりまして一応確認を取りに来ました」
こいつ!気がおかしくなったと思ってる!良いアイデアが浮かんだから思わず口から喜びが出てしまったのだろうと伝えたら、一応お部屋確認するといって、確認してからさっさと部屋に戻って行った・・・何度も邪魔してごめん。
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