表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
だらだら生きるテイマーのお話  作者: めぇー
第4章
66/181

森でティータイム

監禁されていたのは私だけではなかったそうだ。詳しくは誰が監禁されてたとかは言わないけど。そのなかで計画的に我儘を言って、相手を油断させていくような人はいなかったそうだ。


どおゆうこと?なんで計画的とばれてたの!?


ーーーーーーーー


なんだか恥ずかしい・・・計画的にやっていたというのになぜ脱走するのを止められなかったんだろう?と思って居たら


「まぁテイムされちゃったし」


と一言。


ん?えっ・・・?


「え?」


「ローラ様私たちの事テイムしましたよね」


もう駄目だ・・・殺されるか王宮に連れ戻される・・・・・


「大丈夫ですよテイムは解除されています、テイムされましたけど持って5分ってところですね人間の場合は」


衝撃の事実ぅうううううう、とっくにテイム解除されてたってこと!?冷や汗がだらだら出てくる・・・・・逃げれないよ?こうなったら収納靴下に・・・


「あっ収納靴下は辞めて下さいね?」


何もかもバレてる・・・・・・・・・もう駄目だ終わったかもしれない・・・


「大丈夫ですよ、連れ戻すようなこともしませんし、殺すようなこともしませんから」


とすごい笑顔で侍女様に微笑まれて、これは殺される奴だ・・・・っと震えてると。


「私達は愛し合っていました」


うん?


「でも職業がら自由恋愛はあり得なかったんです。あのまま働いていれば、好きでもない相手と結婚させられていました」


うん?


「なのでローラ様がテイム出来たとはしゃいでるのを利用させて頂きました、守るべき家族も居ませんので、私たちもあの国を出たかったのです」


ほぉーん?


「だから私たちとローラ様の利害は一致しているので、そんなに震えなくていいですよ」


いや、震えずにいられますかこれが?無理じゃないです?


「え?じゃぁ?テイムは最初の5分だけでそのあとは自然解除されてて、私が逃げ出すのに便乗したってことは?逃げるのを手伝ってくれたってこと?」


「そうなります」


怖いわぁ・・・王宮の人間怖いわぁ・・・ってことは?私もう心配事ないの!?やったぁー!


いそいそともろこし爆弾を3個取り出し、冷えたエールも取り出して2人に渡しおもむろに乾杯をした!いやぁー!めでたいなぁー!って思って乾杯!ってやっても護衛騎士と侍女様の動きが固まってる。


どうしたんだろう?と首をかしげていると、突然二人は笑い始めた、何か面白いことがあったのかな?


「ローラ様はお怒りにならないんですか?私たちに利用されたんですよ?」


ちょっと考えてみたけど、手伝ってくれたのならプラスだし利用もお互い様だしなぁ?結果良ければすべてよしじゃないかなぁ?


「うーん利用されただけじゃないよねぇ?逃亡に協力してくれたし、今はこうやってコライユ国にこれた。たまたまお互いの利害が一致したってだけなのと、王宮ではどこに耳があったかわからないからしゃべれなかったでしょ?中身はお互い様って感じで、結果は良いわけだから怒る理由はないんじゃないかな?それにずーっとテイムしてたことを申し訳ないと思って居たから、その気持ちが無くなっただけすっごい気が楽になったの!」


「それならよかったです」


「気になってたのはテイム解除されたってわかったの?」


「それはなんというか、切れたな?って思ったんです、最初はあれ?ってなりました。何かを失ったような気になったのです理由は解らなかったのですが。もちろんテイムされたその瞬間も解らなかったのですが、テイムされてる間盲目的になるってことは無かったのですが、何となく繋がっていた絆が切れたなという感覚がありました、それと同時にローラ様のことをなんだこいつって思ったんですよね。きっとテイム解除された魔物が元マスターを襲うってこおゆう感覚なんだろうなと、感覚的なものなんですけど」


んーなんだか難しけど、侍女様に殺されなくて良かったってところなのかな・・・私はテイムした感覚はあったけど、解除された感覚はなかったのと、勝手にテイムは解除されることもあるってことが解って、今までのテイマーの歴史に突然テイムした魔物や動物たちに襲われた事例があるのか調べたい気にもなった。


ちょっとまてよ、この二人相当知識ありそうだし、この二人に聞けばいいのでは?


「あのー過去にテイムしていた動物や魔物が突然襲ってきて死んだテイマーっていますかね?」


「「・・・・・・・・・・・・・いますね」」


綺麗にハモったもんだなぁ・・・


「あーじゃぁそのパターンはテイムが突然解除されたってことですかねぇ?それって何をテイムしていたかわかりますか?」


「相当前の歴史になりますが、ドラゴンですね」


「ドラゴン・・・」


「昔は竜騎士という役職があったんです、でも今無いのは騎士たちがどんどん竜に食べられてしまうと言う・・・」


「食べられる・・・」


「「・・・・・・・・・・・そおゆうことか」」


また護衛騎士と侍女様はハモってる、仲がいいな。


知能の高い生物は解除されやすいのか、理屈は解らないけどこれからはよほどのことがなければ人間とドラゴンはテイムしない方向で・・・・・生きていこう・・・


その後も侍女様がどんな偽装を行ったのか武勇伝を聞いた。まぁ・・・あまり褒められたものじゃないけど、人を殺めたりはしてないようなので、ぎりぎりセーフかなってすれすれの位置で過ごしていたらしい。


その話を聞いてる時の護衛騎士の顔ときたら・・・私も恋人が欲しいなと思うほどの幸せそうな顔をしていたよ。話してる内容は限りなく物騒な内容だったんだけどね。


少し肩の荷が下りた私は、二人に作った収納巾着を渡すことにした、本来であればテイム解除して謝ってからと思ってたけど、もろもろ吹っ飛ばしてすべて解決してしまった気がするので。


二人はとても驚いていたのと、とても嬉しそうにさっそく持ってる物を出し入れしたりしていた、ついでに初めての試みというかすでに自分で実験済みではあるので、血を一滴収納巾着に垂らして、血をたらした本人以外は使えない様にする付与魔法を付与したと言ったら、すっごい驚いていた。


他の人も垂らしたら使えるのでは?と聞かれたのでお1人様限定の付与、個人指定できる付与は1回のみとしたから大丈夫だと伝えたらまた驚いていた。なので血を垂らすともう誰にも贈与できないのでよく考えてからどうぞと言ったら、二人はその場ですぐ血を垂らしていた。欲しかったんだろうな。


ここまできたら私も計画をすべて話そうと思って話すことにした。


空間収納を付与するのは実はとても簡単で、コツさえつかめばすぐ出来るようになること。いずれ安全な場所と住みたい場所を見つけた時に、すべての新聞社に付与の仕方の暴露を同時に送ろうと思って居ること。


二人には迷惑かけたので、プレゼントをしたいのだけどまだ構想中で作る所まで着手で来ておらず中央都市チェチに行ったら材料には困らないから中央都市に行ってから作り始めようと思ってる事、それを渡したら二人のテイムを解除しようと思ってたことを伝えた。


実際はテイムはすでに解除されているし、二人はもう好きにしていいと思って居ることを伝えたら。侍女様は目をキラキラさせながら何を作るのか興味があるから、集中して作ってほしいその間私たちが身の回りの世話と冒険者ギルドで稼いでくると言うのでお言葉に甘えることにした。


二人はその話をしてる間も収納巾着に石とか枝とかよくわからないものを詰めていた、何に使うのかな?と思って居たらどの位入るか確認していたと言うので思わず笑ってしまったけど、馬車2台分は入ると思うよって伝えたらものすごい驚いた顔をしていたので、タネ明かしをした。


時間をかければかけるほど空間収納の容量は大きくなると。なので30分付与だと樽2個分ぐらい、12時間付与すると馬車1台分ぐらいと伝えたら、侍女様が


「ローラ様?もしかして?王城に監禁されてすぐの頃、5日ぐらい寝ずにうろうろ徘徊していたのはもしかして・・・」


思わずニヤっとして収納靴下を取り出した!!!!!


「じゃじゃーーーーーーん!!!誰にも自慢できずに頑張りました、私の収納靴下はこちらになります!炎耐性、寒耐性、虫食い耐性、汚れ防止が付与されて私個人の血の登録も済となっております!!!!!」


すごいだろー!って見せたらなんかすごい残念な顔をしているなんでよ・・・

本日もお読みいただきありがとうございます


面白いな、続きが気になって思った方は

イイネ ☆☆☆☆☆ ブックマークいただけるとうれしいです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ