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だらだら生きるテイマーのお話  作者: めぇー
第4章
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コライユ国のルール

二人に家族がいたら非常にまずいよなー・・・って少し考えてる・・・一生テイム解除しない方が私の為ではあるけど・・・


まぁもう起こってしまったことはしょうがない!謝って許されることではないけどその時にかんがえよう。


今はこの西の街デセーを楽しむぞ!


ーーーーーーーー


街に居る間は男装しなくていいだろうということでいつもの格好に戻る。ただヴェルト国の服すぎて少し浮いてしまっているから最初に行くのは服屋さんだ!


折角だから新品をと思うけどここは古着屋さんに行く。古着屋さんの場所を宿の人に教えてもらい、さっそく向かうととても大量に店外まで積まれていてこれはどうしたもんかなというぐらい選びたい放題だった。


ただ種類が多すぎてどんなのがいいのか解らなかったので、お店の人に選んでもらうことにしたら。10着ぐらい渡されたのでそれは多いかな・・・と思って普段着3着、何か作業する時はこの服を着てる人が多いと言われた服を1着、あとは旅をするときに、国内は安全だけども女性は何かと危険な目に合うことも多いので男装用の服を1着購入した。


作業服はいらないのでは?と思ったけど、まぁ1着あった時に臨機応変に動けるかもしれないなと思って購入した。


服を購入した後は一度冒険者ギルドにより、採集依頼がないか見てみる。バリィーで受けていた採集依頼とはだいぶ違う種類の薬草採集の依頼が多いなと言う感じで、うーんどうしようかなーと思って居たら、ギルドの人に声をかけられた。


「何かお探しですか?」


「ちょっと採集依頼に悩んでいまして」


「あら、その服装はもしかしてヴェルト国のバリィーからこちらに来たんですか?」


「そうなんですよ、だから勝手も違うしどうしようかなーって。とりあえず今日受けられそうな依頼で、出来るだけ良さそうなのを探してるんです」


「あぁなるほど。ちなみ採集依頼のみですか?討伐などは?」


「討伐は考えてないです、採集中に出くわしたら討伐する程度がいいかなって」


「そうなんですね、こちらの薬草採集はどこにでも結構生えています、冒険者初心者にはお得なはずなんですけど、なぜか人気がなくて・・・どうですか?やってみませんか?」


「うーん、やってみようかな?一応植物の絵や特徴を書いてある本などあったら見てみたいのですがありますか?」


「はいございますよ!」


と、どこから取り出したかわからないけど、薬草全集と書かれた冊子を渡される・・・ギルド職員さんはとても良い笑顔だ。


「この冊子は差し上げます、どうか!お願いですから!この街に居る間はなるべく!採集依頼を受けてはいただけないでしょうか!?お願いします!」


と突然お願いされて困惑している。戸惑っているとギルド職員さんが詳しく説明してくれた。


なんでもこの街には薬草採集する人があまり居ないらしくあまり人気のない依頼らしい。コライユ国では冒険者たちが採集してきた薬草や素材をギルドで買い取り、その1割をギルドが受け取るという仕組みになっているらしい。そして採集依頼の1日の報酬上限がきまっているらしく、あまりおいしくないらしい、それなら最初から討伐やっちゃうぜー!という感じで、ついでに見つけたら取ってきてくれる人はいても、積極的に採集依頼をしてくれる人がいないらしい。


かといって大量に採集しといて、毎日決められた分だけでも依頼をこなすとなると、薬草の品質が下がってしまい意味が無いと。


踏んだり蹴ったりだね?


そして何よりもこのコライユ国はハーブの栽培がとても盛んなので、野生の薬草は更に不人気だそうだ。だからといって野生の薬草が全く必要ではないと言うことにはならないから、余計ギルドとしては困ってるそうだ。


子供たちはちょっとしたお小遣いになるから人気だったらしい。。以前子供が依頼を受けて森い行ったまま帰ってこず、捜索隊を出したところ、魔物に襲われて歩けなくなってしまっていたのを発見したそうだ。


見つかって良かったこれで終わりとは言わず、怒った親がこんな危険な森に子供が行くような依頼を子供に受けさせるなんておかしい!と怒鳴りこんできて賠償金を払って以来、成人前の子供には1人での依頼は受けさせないようにしていて、親と一緒にギルドに来て採集依頼を受ける分にはOKと線引きがされたらしい。


大変だね・・・


大抵の薬草は国に買い上げられてから薬師に配られるらしい、国からはもっと薬草は無いのかと言われ、冒険者は薬草採集の依頼を受けてくれないと、少し愚痴もこぼしてた。


大変だねとしか言えない・・・


薬草とハーブの違いはと言うと、栽培できるかできないかの差らしい。なるほど、とても分かりやすい。


「わかりました、この街に居る時にはなるべく採集依頼受けますね」


「ありがとうございます!!!」


とても懇願するような顔をしてくるので、森にも毎日行く予定だし採集依頼を受けることにした。


薬草冊子には西の街デセー周辺の薬草分布図も書いてあるので楽勝だろう。ちなみに1日に報酬上限はいくらかと聞いたら、銀貨3枚と言われた。これは人気で無いですわ・・・下手したら宿泊もできないし、ご飯食べて終わる。


しかもどの採集依頼も5個とってきて1銀貨という。子供のお使いかな?というぐらいとても簡単というか。子供に人気が出るわねこれは、大人はそりゃぁ積極的にやらないやつだと思った。同じ種類15個でもいいらしい。なので特に採集依頼を決めないで森に行き、取ってきてから依頼を受けて即完了ってのもありらしい。


これは子供には秘密のやり取りとなっていると、知ってしまえば森に行って薬草引っこ抜いてくるからだとか。なるほどな。どの国もいろいろと大変だね。


それと素材は直接店に売ってしまってもいいのかと聞いたらこれもまた、ギルドを通してではないと無理らしい。コライユ国では不公平が無いようにそこはすべて統一されているらしい。買い取り競争が無いのはいいことなのか悪いことなのかは正直よくわからないけど、まぁ郷に入っては郷に従えと言うしね、深く考えない様にしよう。


ギルドの職員さんと色々話していたら結構な時間になってしまったので、早めのランチをしてから森に行くことにした。


ギルド職員さんのお勧めはハーブパウダーの専門店に行き、好みのハーブパウダーを購入してあまり味付けがされてない物を購入してから自分好みの味に変えてから食べることだそうだ。ハーブ初心者にはかなりハードル高いなと思って居たら、初心者はとにかく、ガーリックパウダーを買っとけと言われて、この街一番のハーブパウダーのお店を紹介してもらった。


ハーブパウダー専門店に入ったら、お店の人がにこやかに声をかけてくれる。


「いらっしゃいませー!ご案内が必要でしたがお声がけくださいねー!」


「すみません初めてでわからないのですが教えて頂いても?」


「もちろんでございます!お客様失礼でなければヴェルト国のバリィーからいらしたばかりですか?」


「そうなんです、初めてコライユ国にきたので何もかも初めてでわからなくって、ギルドの職員さんにはお肉にはガーリックパウダー買っとけば外さないとは言われたんですけど」


「そうですね、ガーリックパウダーは間違いないと思います。どのお肉にも合うと思います。あとはどのようなお肉が特にお好みですか?」


「鶏ですね」


「鶏肉が好きとなりますと、バジルパウダー、タイムパウダーでしょうか、試しに匂いを嗅いでみますか?」


「お願いします」


初めてのハーブパウダーにわくわくしている、隣にいる護衛騎士もなんとなくそわそわしている。護衛騎士も隣の国に来てからだいぶ険しい顔から優しい顔になってきた。


お店の方がキャップを外し匂いを嗅がせてくれる。少し大きく息を吸い過ぎたせいかむせてしまった、これも初心者あるあるらしい。


試しにガーリック、バジル、タイムパウダーを購入することにした。正直匂いを嗅いでみてもこれがどう美味しくなるのかはさっぱりわからなかった。あとお酒のつまみに良いとされるコショウパウダーも購入、これは護衛騎士の好みだ。


もうそろそろお昼の時間だから、お昼を食べてから森に向かうことにした

本日もお読みいただきありがとうございます


面白いな、続きが気になって思った方は

イイネ ☆☆☆☆ ブックマークいただけるとうれしいです

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