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だらだら生きるテイマーのお話  作者: めぇー
第3章
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ポンコツかぁ?

一生逃亡生活はごめんだ!大手を振ってカフェでスイーツを食べたい。うんそうだそうだ、私には楽しい未来が待っている。いらない物はすべて排除して楽しく生きていこう。


改めて決意を固めて、もう一度寝た。

何かあったら寝るに限る!


ーーーーーーーー


寝て起きてもレオンの姿はなく少し安心した。護衛騎士様が朝ごはんを用意してくれていたので、朝ごはんを食べる。


今日の朝ごはんはいつもの卵と野菜がはさんであるサンドに野菜たっぷりのごろごろスープだ。大きめのニンジンがいい感じ。


さて、これからどうしようかなと護衛騎士様と考える。


「私は隣のコライユ国にレオンから逃れるために移動したほうがいいかなと思ってるんですけど」


「あれ(レオン)はダメです、おそらく後を付いてくるでしょう」


え・・・完全なるストーカーでは・・・どうしようどうしたらいいかな?困った顔をしていると。


「レオンなる人物はおそらく王家にかかわってる物ではないと思います」


「ほんとですか?」


「はい、ごくまれに前の人生の記憶を持ったまま生まれてくる人が居ると私達には伝えられています、その類かと」


「じゃぁ前世の話は全くのウソではないと?」


「はい、そうなります。けど、確証は無いです調べようがないので、ただ貴族であったのならばもしかしたらどのように亡くなったか記録があるかもしれません、でもその記録を調べるには王宮へ戻らないと行けなくなりますので・・・現状調べようがないです」


「そっかーそれは困ったなぁ、でもねぇ私の気持ちを無視してまであんな勝手なことをする人は信用できない、前世とか言われても困るんだよね、今は今だからね。私がさ?思い出して前世の私もレオンの事好きだったら話は別だよ?それに今はそれどころじゃないしね、愛とか言う言葉に振り回されてる場合じゃないからね」


護衛騎士様もうんうんとうなずいている。あんな変な人にかかわってる場合じゃないんだ!


レオンの件は片付いた、今日は採集依頼を受けるかどうかどうしようか迷っていると。


「侍女からの連絡はあと2.3日は来ないかもしれないですが、一応森に行って確認するのは大事かと思います。何事も無いとは思いますが念のため、よろしければ自分一人で行ってきますが、あの人は移転スキルもてるようなので、一人でこの部屋に居た場合危険かと・・・」


「その移転スキルって初めて聞くスキルなんですけど、なんなんですか?」


「うーん・・・このスキルは秘匿とされています。持っている人がいたら殺されるか王族と奴隷契約を結ばされますので、知ってる人は少ないのかと。あと持ってる人事態も数人に限られてます、不思議なことに3人以上同時に存在はしません」


「え?抹消?どおして?」


「このスキルは行ったことがある場所なら瞬時に移動できるスキルです」


「ん?それってどおゆう?行ったことがある場所ならどこにでもいつでも行けるってこと?」


「そうですね、王族の暗殺などたやすいでしょう、なので殺されるか奴隷かの2択しかないです」


「え?レオンって人この部屋に来たことがあるってこと?」


「そこなんですよ、彼はこの部屋に来たことが無いのに移転してきたので正直国に残されてる記録の移転スキルとは物が違うと感じています、なのではっきり言ってしまうと、王家に関わりのない人なら、仲間に引き入れてしまった方が良いかと思います」


「えぇーやだなぁーあんな自分勝手な人いらなーい」


「いたら便利ですよ・・・」


「たとえば?」


「一緒に移転できるようになるので、ご両親にも会えるかもしれないですし、逃亡生活が格段に楽になります」


「ちょっと考えてみる・・・」


両親には会いたいしな・・・でも実際は会うのはリスクが高すぎるから、遠くから見るだけになるだろうけど。思い切って隣の国に家族ごと・・・でも兄にも家族ができるからなぁ!兄に子供が出来たりしたら一目見てみたいし、でもなぁ・・・いくら移転スキルが便利だからと言ってもなぁーあのレオンの性格じゃぁなぁ・・・


うーん・・・無理かな?なんだかデジャヴを感じる気がするし、私の前世はもしかして・・・レオンが原因で死んでない?とは思わなくも無いけど、ここで ”うん” と言ってしまうのは簡単だよね、でも本能が警笛を鳴らしている。


護衛騎士様には仲間に引き入れる気は無いとはっきりと言い、少しがっかりしていら。何か思う所があるんだろうけど、個人的に接触する分には問題ないけど、私との接触はごめんだと伝えておいた。


「それから、昨日入ろうとされた食堂ですが、あそこには絶対に入ってはいけません、あの匂いがした食堂には絶対にはいってはいけません」


なんでかな?どうしてかな?そんな顔をしていると


「あの食堂はある特定の人物をおびき寄せるための食堂です。世間一般的には知られていませんが、私たちにはごくまれに魔法とスキル以外に隠れスキルというものを持ってるものが生まれます」


「え?なにそれ?隠れスキル?」


「そうです、この隠れスキルは産まれてすぐに鑑定する際にも鑑定スキルを使っても出てきません、本人のみが自覚します。自覚のないまま一生を終える人もいますが、今回ローラ様はテイマーのスキルがありますよね?それが隠れスキルに当たります」


「それって生まれた時から持ってるんですか?それとも後から出現するのでしょうか?」


「それは正直わかっておりません。気づいたらあったと言う報告しかないので」


世の中知らないことが沢山あるなーって思ってたけどまさかねぇ・・・


「それと食堂はどおゆう関係が?」


「あの食堂は隠れスキルを所持してる物のみが異様に美味しい匂いがする様になにがしかの魔法が使用されています、隠れスキルを所持している者があのお店に入ると王家の影が直ちにつきます」


一瞬にして顔が青ざめる、その意味する所は・・・


「それってもしかして・・・」


「そうですね、居場所が一瞬でばれてしまいます」


よかったぁー本当に止めてくれてよかった!思わず泣きそうになる。また捕まる所だったんだ・・・護衛騎士様は続ける


「あの食堂に入ろうとしたときはとても焦りました、しかしレオンなるうさん臭い人物は止めましたよね入るのを」


「うん?そうだね?意外と必死に止めて居たよね?それって王家の者ではないということ?」


「そうです、それにあの食堂の意味を知っているということは、おそらく前世ではかなり高位の位置に属していた貴族でしょう、普通の貴族は知りませんので。なので懐に入れてしまった方が良いと進言させて頂きました」


「それは信用出来るとかそんな感じってことかな?」


「信用できるかどうかは置いといて・・・ローラ様のことを大事には思って居るのではないでしょうか、悪いようにはなさらない気がします」


なるほどなーそおゆう考えを持って仲間にって言っていたのかーうーん


「ここで質問です。ある日護衛騎士様のことを好きだーって女性が現れてどこに行くにも目の前に現れて、会ったことも無いのに突然その日から付きまとわれていてる人を、仲間に引き入れるのに抵抗はないですか?」


「据え膳食わぬは男の恥なので」


違うそうじゃない。だめだ!この護衛騎士様!今まで様つけてたけど!様とったろ!意外と普通に話したら面白い人なのかもしれないけどポンコツだろこれ!


そう思った私は悪くないとおもう。


そしていつもと変りなく採集の依頼を受けて森に行くことにした。森にいっても伝令の子達が寄ってこなかったので今日は来ていないのだろう。伝令の子達に託す手紙はすでに書いてあるので、現れるのを待つだけだ。


気持ちが何となく盛り上がらないから、隣のコライユ国に行ったら何をしようかと考えている。しらばく滞在したいと思ってたけど、ヴェルト国ととても友好的なのであまり滞在しない方がいいかな?


落ち着ける安住の地を見つけたらそこでどうやって生活しようかなどと考えてわくわくすることにした。


やっぱり1軒やに動物に囲まれて素敵なお庭に、出来たら軽く自給自足でのスローライフ!これに限る。昔からの夢だ。


本日もお読みいただきありがとうございます


面白いな、続きが気になって思った方は

イイネ ☆☆☆☆☆ ブックマークいただけるとうれしいです

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