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だらだら生きるテイマーのお話  作者: めぇー
第3章
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突然の

ご飯を食べてる時のハトは執拗に私のご飯をチェックしてて、何がしたいのかよくわからなかったけど、食べたいのかな?と思ってあげてみたけど別に・・・みたいな態度を取られたので本当に良くわからない生き物だなと思った。


ーーーーーーーー


朝起きて護衛騎士様が買ってきたご飯を食べる。ハトが私が食べる前から異様にご飯をチェックしている。なんなのか・・・?


今日護衛騎士様が買ってきたご飯はたまご塩スープ!とパンに卵とレタスがはさんであるサンドを買ってきてくれた。


今までサンドには1品のみという形だったのが、最近はこのように野菜をはさんだりするのが流行り始めたらしい。野菜も卵も同時に食べれてとても効率も良く、とてもおいしい!


私が拉致される前は1品だったのにね・・・王宮でのご飯はおいしかったけどさ?でもやっぱりね、違うよね。


その食べ物をハトが少しづつ食べて満足げに目の前に座ってる、食べても良いよと言わんばかりだ・・・ハト?君は一体何をしていたんだい?


ご飯はいらないのか?と聞くと卵の黄身を食べたそうにしているから、少し上げたら全部平らげたので、更にあげたら全部よこせと言う感じで卵だけ持って行かれてしまった・・・・・・私の卵が!酷い!


これじゃぁ、ただのレタスサンドじゃないか!味気ない!卵があってこそ輝くと言うとに!次からはきおつけようと思う。


そして、支度をし、冒険者ギルドに向かい、採集の依頼と、程よい討伐依頼が無いか見てみる。


本当は冒険者ギルドには行きたくないのだけど、侍女様との待ち合わせが冒険者ギルドなのだ、街に潜伏したらわからなくなっちゃうでしょ?それに新しい住民板だから私がローラだとばれることも無いし、監禁されていた時は高位貴族のお坊ちゃまたちばかりが来ていたので、冒険者ギルドで出くわすはずがない。


3人で話して木は森の中に居るのが一番目立たないと言う結論になった、この場合の木は護衛騎士、物腰や雰囲気が平民のそれではないと言うことだ。だけど、冒険者ギルドに行けば隠れられるだろうと言う考えに。


侍女様からの定期便は森に行くと5日に1回ぐらい届いている、猛禽類賢くない?と思って名前を付けることにした


バード

バー

ドー


と名付けようとしたら


「それだけは!」


という護衛騎士からの苦言?があったので


ファルコ

ペッレ

グリーノ


と名付けた護衛騎士様が。なぜ私の命名がいけないのか解せぬ・・・名前を付けたおかげか、お互いの場所が何となくわかるようになったから、森の中でもやり取りできるようになったんだけど、場所がわかるようになったのなら、家に引きこもっていてもよかったんじゃないか?と思わなくもない。


侍女はまだ南の街で偽装工作をしているようで、こちらに合流するまではもうしばらく時間がかかるとのこと。先にコライユに行ってもらっても構わないと書いてあったけど、私が逃げ出したからか、国境や検問がなぜかわからないけど強化されていると旅の行商人から聞いたので、もうしばらく潜伏しようと、護衛騎士様と相談して決めた。


今の身分ならそうそうばれることは無いだろうとのこと。護衛騎士様の住民板は一切使ってない。彼の身分も私の時と同じように、一人で亡くなった方のを使わせてもらっている、侍女も。


なのでばれる確率は限りなく低いけど、警戒するに越したことは無いと言う考えで行動している。あまり警戒しすぎて逆に怪しくなってもいけないからね。でもまぁ警戒はするよね!二度と監禁はごめんだからね!逃げきる為ならなんだってするつもり!


森に入ってしばらく歩いたらグリーノが寄ってきた。足についてる紙を取って読むと、隣の国の一番近くの村に向かいたいけど路銀が無いためこっちに向かうことが書かれていた。私の返事は早く会いたいから急いできてね!と書いて送る。これも事前に決めてたことなんだけど、行動することとは反対のことを書くということを。


なので侍女様は、隣の国の一番近くの町まで偽装工作をするということを言っている。私の早く会いたいは、ゆっくり行動せよという意味になる。


侍女様の無事が確認できたのでほっとする、もうしばらくは時間がかかりそうだけど、侍女様が国境超えてくれたらどおゆう感じに警戒されてるかわかるから、情報収集のためには良い行動だと思う。


今の所すべてがうまくいってる、今目の前にいる昨日会った男の人を除けば・・・なんでここで会うの!護衛騎士様の裾をひっぱり昨日会った男の人の方向を指さす。街にもどろうと親指で方向を示したら、オオカミが反応してしまった!


なんてこったい!どんな運のめぐり合わせよ・・・ハトは嬉しそうに飛んで行き男の人の頭を陣取ろうとしている、やめろよ!とやってる男性、その顔はうれしそうだ・・・


嬉しそうに駆け寄ってきたその手には薬草が、なるほど薬草採集がかぶってるのか、だから良く会ってしまうんだな?薬草採集は良い収入源だからなー困るなぁー


「こんにちは!運命の人!」


何か言ってるぞ・・・護衛騎士様が私の一歩前に出る、そりゃそうだよねうさん臭さ最高潮に振り切れてる。


「今日も会えるとは思いませんでした!僕と結婚しませんか?」


「「「「フゥー」」」」


このため息は私、護衛騎士様、オオカミ、ハトのため息だ、護衛騎士様の袖を引っ張り相手にするだけ無駄だ、街に戻ろうと指示を出す。無言でうなずいていたから、話し合わずともお互いの意見は一致していたようだ。


くるりと踵を返えし、街に戻ろうとする私と護衛騎士様。その後ろをずーっと話してる変態がついてくる・・・なんかデジャヴを感じる。


「あと1ヶ月ぐらいしたら兄が結婚して実家に帰るんです、是非僕と一緒に実家に行きませんか?その前に教会ですよね」


自然と足が速くなる、護衛騎士様は小声で抱えて逃げましょうか?と聞いてくるほどには・・・違う意味で危険を感じている。


ここは森の中では何が会ってもおかしくは無いのだ。護衛騎士様がいるとはいえ、あっちにはオオカミもいる。他には何をテイムしているかわからないから危険極まりない!そして気持ち悪い!なんだこの人は!


「まって、行かないで、私を置いて行かないで!!!!!!」


思わず足を止めてしまった。なんだろうこの悲しみに満ちた感じは。肩を掴まれそうになるも、護衛騎士様が防いでくれる。ゆっくりと振り返り相手の顔をよく見てみる。うーんやっぱり会ったことないよね。でもなにか引っ掛かるんだよなぁー


「私あなたの名前すら知らないんですよ、なのに教会とか一緒に実家に行こう?なんなんですか?普通は気持ち悪い変質者が現れたと思いますよ?」


ものすごいショックな顔をしているし、青ざめてきてる。本人にどれだけ変質者なことをしているかわかっていなかったのだろう。


「それに私あなたは結婚しよう、教会行こう、実家に帰ろうって言われたら、意味はわかりますけど、でもはっきりとした言葉は頂いてないわけです!」


言った!言ってやった!もうこれで関わってこないだろうと思ったら、おもむろに名も知らぬ青年が、貴族のようなしぐさをして。


「私の名前はレオンと申します。歳は16歳です。恋人も婚約者もおりません」


突然跪き、私の手を取って手の甲にキスをしてきた!


「えっ!!!!!?」


と護衛騎士の声が聞こえる、私は何が起こってる変らないけど、突然手の甲にキスされて目泳いでしまっている、人生こんなことされたの初めてで・・・。


「サラさん、私は貴方に一目ぼれしてしまったんだと思います、あなたに出会ってからあなたの姿が見えないと私の中が明けない夜になってしま要です、あなたを求めて荒れ狂う心を持て余しておりました。どうかあなたの寵を私に頂けないでしょうか?私はサラさんを愛しております、どうか結婚してください」


ぷ、プロポーズされたあああああああああ!!!!!!?えぇ!?

本日もお読みいただきありがとうございます


面白いな、続きが気になって思った方は

イイネ ☆☆☆☆☆ ブックマークいただけるとうれしいです

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