逃げたぞー!
王家の影たちは沢山の住民板をもっているといっていたが、それもちゃんと管理されてる上でとのこと、だから亡くなった方の住民板を頂くしかなかった。
その方の墓は私が逃げ出したらちゃんと埋葬しようと思って居る。
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無くしたものを再発行する分にはよくあることだから、疑問に思われないと言う事で、亡くなった方の住民板を再発行すると言う形で住民板を再発行してもらい、自分の血を登録して無事完了。
住民板みたいに空間収納を付与した袋も血で登録すればいいんじゃないか?と思ったので、逃げ出したら靴下にやってみようと思っている。あの部屋には私を傷つけるものは一つも無かった。すべてのものは角が丸かったし、本当に息を止めるかご飯を食べないかの抵抗ぐらいしかなかった。
護衛の騎士様もテイム完了している。新しお家を何回も見に行くときに、その間ずーっとテイムし続けた結果、なんとかテイムできた。それも引っ越す前の1ヶ月ぐらい前に。
テイムされてる時の二人はどんな感じなのだろう?中で抵抗しているのだろうか?それとも本当にそう思い込んでるのか?
どっちにしろテイムを解除する気は無いし、ある程度きたら途中で別れる気ではいる。テイムしたまま別れたらどうなるのか?もし気になるようなら隣国に行ってからテイム解除してもいいかな?と思ってはいる。
一番良いことは私の顔は空間収納を付与した人という認識がされていないことだ。それに死んだ人扱いされてるわけで、親の顔を一目と思ったけどやめておく、何かあったら大変だからだ。これからも鳥の目を借りて元気に過ごしているかの様子は見たいけど、直接の接触は両親の危険になりかねない。
兄は・・・・・私の葬式をきっかけに、彼女と結婚する意志を持ったようで、結婚して嫁にデレデレなので放っておいても大丈夫だろう。お姉ちゃんとご飯食べたかったな。お姉ちゃんにあこがれてたんだよな。
そんなこんなで
馬車1台
馬6頭 うち4頭は空間収納靴下
人間4人 空間収納靴
侍女様
護衛騎士様
私が居なくなったのがばれるのは当分先だろう、とりあえず馬を4頭売ってしまいたい。馬を扱ってるお店による前に、馬車の陰に隠れて人に見られない様に馬4頭出す。
そして私達3人も一般的な平民の服に着替える。騎士様はあふれ出るオーラを隠してもらいたいが、今はそこまで贅沢を言ってはいけない、私は拉致された時の服をそのまま来ている、どこも何も成長していない。少しお腹周りがきつく感じたが、気のせいだろう。
馬はとても健康そうだけど、ここはどこだ?って不思議そうな顔をしてそわそわしている。鞍などは全部とってしまい、軍馬だとばれない様にする。立派なただの馬の出来上がり。
そうして馬を売りにお店に行くが、私は馬車の中に隠れておく、念のため顔を知られたくないので、侍女様と護衛騎士様に売りに行ってもらい、値段交渉も頼んでおいた。
正直馬の相場は解らないので、全部お任せである。このお金は別れる時に二人に持たせる予定では居る。普通に考えたらこの二人は私を逃がしたとして処罰されてもおかしくないからね。すごく悪いことをしたとは思わないけど、少しだけモヤる。
4頭合わせて金貨800枚になった。軍馬なのに?と思ったけど足元を見られたのだろう、売れないより売ってほしいと頼んでおいたのでまぁ満足。それに軍馬と知って描いとる店側もまずいしね。この金額が落としどころなのだろう。
金貨100枚は白銀貨1枚に相当するのだけど、平民は白銀貨なんて使わないから全部金貨でお願いし、そしてコイン払いで。普通こんな大金持ち歩かないけど、私には収納靴下があるから大丈夫、それに私の住民板にいきなり大金を入れるわけにはいかないと思ってる。二人のにもだ。いつお金を取り出せるかは解らないし、下手したらお金を取り出せなくなるかもしれない。
念のため自分の住民板を試してみたけど、コインを取り出せるどころか使用自体できなくなっていた。空間収納袋が完成してから少しづつお金を貯めれていたというのに、許さないぞ絶対!
人間4人はこの街を出る瞬間に少しだけ治安の良さそうな場所に靴下から取り出した。いつ目覚めるかは解らないけど死んではいないらしい。馬の鞍はいつかどこかで使えるかもしれない?というもったいない根性で持って行く。人間達を放置した反対側から脱出と言いたいところだけど、ここはあえて裏の裏をとって東の街バリィーの方向にいったん逃げることにした。
道中馬車があるので移動が大変楽だった。他の街にもよりたかったけど、小さな町だとばれやすいだろうということで、大きな街でいったん身を隠した方がいいとのこと。
侍女様には別行動をとってもらって、私が南の街ティーノに向かって言ったように偽装してもらい、東の街で落ち合うことにした。偽装工作にかけては自分の右に出るものは居ないと豪語していたので期待している。
偽装までにどの位の時間が必要かと聞いたら1ヶ月は南の街に逃げ続けてる痕跡を残したいと言うので、飛ぶのが早そうな猛禽類を3羽ほど彼女に着けて連絡係になってもらうことにした。
この1年間でせっせとテイムしてきたのがここで真価を問われる時が来た。ちなみに、王宮ではネズミをテイムした、お約束のおネズミ様だ。
部屋に少しづつ来てもらい、といっても少しが100頭近かったわけだけども・・・その子たちを全部テイムし、いたるところを齧ってもらった。なので今頃王宮はぼろぼろだろう。
そこにあの爆発に、あとは少しお水がいっぱい出るように付与したりした、お水のある場所からね。
今ごろ水漏れに、爆破による崩落など、散々なことになってるだろう。人の命を奪うような激しいことはしてないけど、生活するのに十分困ること間違いなし。それも1年かけて一生懸命あちこちいって、沢山付与した。私頑張ったよ!
図書室の周辺だけは、何も付与せず。むしろ本には防水と虫食い防止と破損防止、日焼け防止はしておいた。本は財産だからね、どんなにクソみたいな王族でも本には罪は無いのだ。
ネズミたちには事前にあと何回夜になったらお城から逃げるように伝えてからテイムを解除した。爆破に巻き込まれた水に巻き込まれたらかわいそうじゃない?どこかに避難して無事であることを祈る。末永く王宮で繁殖して欲しい。
なのでこの1年間でテイムした数は計り知れないし途中で数えるのも辞めたし、テイムした子もテイム解除した子も正直覚えてないほどだ。
王宮で狩りように飼育されていた犬もテイムして、王族が狩りに行くときにはうまいこと、魔物や動物たちがうっかり王族の前に飛び出ていくようにがんばれとお願いしておいた。
途中テイムしっぱなしでも問題なさそうだなとおもって、どの子をテイムしたかとか数えるのを止めた気がする。この1年のことは少し必死だったから良く覚えてなかったりする。逃げることだけをその時に最善だと思ったことだけをした。
東の街バリィーに着いてからどうするか騎士様と相談したら、宿を取って長期いるよりも、住民に混じった方が自然だと言うことで、私と騎士様は王都からやってきた兄妹と言う設定で、小さな家を借りた。普通の幸せを少しだけ感じられた。油断は禁物だけど、騎士様の方が顔を知られてしまっているので、騎士様の方が注意が必要。冒険者ギルドに行くと住民板でばれてしまう可能性がある。
私は私で、冒険者ギルドに登録し、薬草採集などの依頼を受けて、のんびり働いている。その際念の為騎士様と一緒に行動してるわけだけど、だんだん家族のように仲が良くなってきて、これでテイム解除したらどうなるのだろうと、少し疑問に思わないわけでもない、でも私が一方的にテイムしたのは許されないことだと思う。隷属と変わらない行為だからね、一生許されないだろうし、テイム解除されて殺されても文句は言えないと思って居る。
なので騎士様とは日中は森で適度に狩りなどで時間をつぶし、肉や素材を売って生活をしている。結構良い稼ぎにはなっているから、借りた家の分はすぐ取り戻せそうだ、なんなら侍女様が来るまでにプラスにもなりそう。
私は1日寝ずに空間収納の袋を2個作った。侍女様と護衛騎士様に別れる時に渡す予定だ。馬を売ったコインはすでに400枚づつ袋に入れた。
監禁されていた時に、わざとお金を数えてニマニマしていた癖が抜けないのが困ったけど、コインを数えるのはやっぱり楽しいなと思う。
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