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だらだら生きるテイマーのお話  作者: めぇー
第3章
37/181

自己紹介

昨日は2話更新しました

順番お間違いなきよう、おきおつけください


3章のはじまりです!

カラーン カラーン カラーン


教会の鐘の鳴る音が聞こえる、3回なったから今は15時。


なんだかとても長い夢を見ていた気がする。夢の中の自分は沢山スキルを持っていて、でも全部は使って無くて、そしてなんだったっけかな?


巧みに水魔法か風魔法使ってたなぁ?私も水魔法か風魔法使って見たかった。姿かたちは私にすごい似ていた、スキルや魔法は少し被ってるところもあるけど、夢の中の私は旅をしていて、すごい大冒険をしていた!最後は急にスーっと眠るように終わったけど。続きがとっても気になるな、今日の夜また見れないかな?


白昼夢を見ていたのかぼーっとしていたらしく、ガサッという音で我に返る。そうだ今は夕飯を取りに村の外に出てたんだ!あぶない、ぼーっとしてうかつだった。


目の前には3匹の大きなネズミ、これは魔ネズミかな?ご飯をみーつけた!!!やるぞやるぞと気合を入れて、光魔法をネズミの頭をめがけて魔法を放つ。光魔法は強力なんだけど、頭に当てるのが案外難しいんだよな。


頭に光魔法をあてると大抵の生物は死ぬ、たった1回あてるだけで、強い魔物や動物はものすごい暴れるけど、小さい生き物なら一発だ。私は森の奥に入らないし、狙うのは夕飯のおかずだけだ!


本能的に勝てないと察した残りの魔ネズミが逃げ出す。そうはいかない!夕飯よ逃げるな!!!残りの魔ネズミも足か頭部を狙う。


夕飯はなるべく肉を残しておきたいから頭を狙うようにしているけど、後ろを向かれると頭が!頭が!頭が狙えない!ネズミなんて頭下の方にして走り去るから、後ろむかれるとお尻しか見えない!


捕まえるためにがむしゃらに光魔法を当てるけど、なるべく一番お肉が少なそうなところを狙う!育ち盛りは質より量だ。沢山食べたい。そうして魔ネズミ3匹を仕留めて、1匹は丸々とお肉が残ってる上等な肉の塊、1匹はほとんど食べる場所がなく、3匹目は一番美味しい足の部分が破壊されてしまったけど、胸肉は綺麗に残ってる状態で手に入れられた。


いつもの川に行って、獲物の解体作業を行う、これをきっちりやっておかないと、生臭い夕飯の出来上がりだし、何よりも母親の手を煩わせてしまうから、しっかりと血抜きと解体を行う。


魔ネズミの皮は小物袋や小さな鞄に使われる為、村のかばん屋さんに持って行って売る。肉は家で食べる!魔ネズミで使えない部分は足と尻尾ぐらいかな?


簡単に手に入ってお小遣い稼ぎになるような良い獲物だ、それにどれだけ狩っても絶滅しないと来ている。ありがたい話だよ。


おかずの足しにするべく家に持って帰ると、母親が良い笑顔でお肉を受け取ってくれる。そしてありがとうって言ってくれる。この笑顔を見るために私は毎日狩りをしていると言っても過言ではない。お腹がすくのもあるけど。


私には兄と妹がいる。兄がもうすぐ15歳、独り立ちの時期がやってくる。妹は8歳、何をされても許してしまう、たとえ最後に食べようと思っていた大好きなおかずを取られたとしてもだ・・・内心少し許せないけど、可愛い妹の笑顔を見ると許してしまう。


ただ最近、妹は確信犯で私のおかずを取ってる気がしてきている。なかなかいい性格をしてそうだ。


私も成人したらこの家を出るつもりではいる。幼い妹と両親を残して出ていくのは少し気がかりではるけど。みんながやってることだからね。


私は北の街ペスカから半日ぐらい歩いたところにあるトーレ村に住んでいるレオンだ。あと2年で15歳になって一人前になるから、北の街ペスカに住んでみようかなって思ってる。


持ってる魔法とスキルは

魔法:光

スキル:テイム


この2つだけ、そして平民。外見は金髪の短髪でものすごい癖毛で緑の目。この国の2割ぐらいの人達がこの容姿をしている。ただここまでくりくりな癖毛の人はなかなかいない。夢に出てきた人も私と同じ容姿をしていて髪の毛の癖具合も一緒だった。顔の作りはちょっと違ったし性別も違った、夢の中の少女はとても可愛い顔をしていた。私もあんな可愛い嫁を貰いたい。


15歳になったらどんな仕事をしていこうか時々考える。きっと15歳まであっという間だろう。


今は小遣い稼ぎに

男の子に人気のカブトムシやクワガタを捕まえて路上で売ってみたり!育てる人が好きな人に芋虫や何か虫の卵を持ってきては売ったり、女性に人気な虫は蝶々、そして少し大きめのトカゲを捕まえて売ったりしている。あれは捕まえる時、尻尾が切れる時があって不気味なんだけど意外と奥様方に人気だ。部屋に放つと虫が減るらしい。


一度カッコイイ蜘蛛を捕まえたんだけど、小さい子供が欲しがるのに親は嫌がって、女の子たちは悲鳴を上げて逃げてしまうほどの不人気だったので蜘蛛を捕まえることは辞めた。売れなかった蜘蛛は自分で飼おうと家に持って帰ったけど、母親に逃がしておやりなさいと、目が笑ってない笑顔で諭されたので逃がした。そんなに嫌かな?


テイマースキルを持ってる人達の主な仕事って、テイムした生き物たちを使って、畑を耕したり、乗合馬車をやったり、運搬作業だったり、とにかく人の手だと少し大変なことをテイムした子たちにやってもらうか感じの職業が多い。


男の人に多いスキルで少し力がいる仕事ばかり、女の人だと誰かに頼まれてお気に入りの猫ちゃんをテイムしたり、さっき私が考えたような子供に人気そうなものを捕まえてテイムして売ったり、そんな感じ。


虫を捕まえることは簡単なんだけど、テイムすると家の側に留まって、逃げなくなるんだって。だからテイムした虫を購入して蝶々は庭に放ったりして観賞用として楽しむためにとても人気がある。


テイマー職で冒険してる人もいるけど、私が食べる分を狩るのはいいけど、冒険者になるとどうかなー?15歳になった時に考えようと思う。


15歳まであと2年だけど、もっとテイム出来る動物増えるといいな、今は虫とか簡単な物しかテイムできないから、将来大物をテイム出来るようになりたい。


野生のヤギや馬を捕まえて売ったらいいお金になりそうだよね、一度野生のヤギが居たから捕まえようとしたら、捕まえたら農家や馬屋さんに売りに行く!犬系なら用心棒とかにも良さそうだし、うんうん、まずはそんなことを始めてみよう。


その前に鳥と猫と犬をテイムできるようになりたい。毎日練習してるんだけど、なかなか成功しない。


テイマーのスキルを持っている人事態そんなに多く無いから、くいっぱぐれることは無いは思ってはいるけど、日々の暮らしや今日のご飯を食べて行けるかどうかはわからないから、成人するまでには何とかしなきゃと思って居る。最悪少しだけ家においてもらって、お金溜まったら北の街ペスカに引っ越す予定。


私の父は一生この家にいていいんだぞって言ってくれてるけど、あまり甘えてもいけと思うし、自分でどこまでできるかチャレンジしてみたいし。母はそんな父を見て苦笑いしてるけど、無理なら戻っておいでと言ってくれている。


優しい両親がいて、この家に生まれて本当に良かったとおもう。独り立ちして一番の楽しみは、自分で稼いだお金で各地を食べ歩きすること!別に今の食生活に不満があるってわけじゃないよ?でもさ、やっぱり兄妹いるしこの二人がいっぱい食べるから、ある程度の年齢になったら遠慮しちゃってさ?それで自分が食べたい分を狩りするようになったんだけど。


別に我が家がお金に困ってるってことではないんだよ?むしろ村のなかでは裕福な方だと思って居る、けどね?


物心ついた時から、とても北の街ペスカにあこがれをもっていて、お父さんがお仕事で行くときは何回もせがんで一緒に連れて行ってもらったなー。


王都にも一度連れて行ってもらったけど、断然北の街ペスカの方が素敵だと思う!今から行くのがとっても楽しみだ。

本日もお読みいただきありがとうございます


続きが気になる方は

イイネ ☆☆☆☆☆ ブックマークいただけるとうれしいです

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