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だらだら生きるテイマーのお話  作者: めぇー
第2章
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ここは?

今回は少しシリアス?か意味不明かな?

しばらく動けないでいると、ほんの少し身体が動かせるようになってきた。ほっとする間もなく、フェリシアが顔を真っ青にして叫びながら私の元に走ってきた。その勢い怖いから私の顔の前で止まらないでくれ、絶対うっかり踏んだら私の頭つぶれるし。


ーーーーーーーー


「サラ様何があったんですか!?襲われたんですか?どうしたんですか?サラ様!?」


とガクガク身体をゆすってくる、それやっちゃいけないやつ辞めようね?と言っても喋れないからなすがままだ、ガクガクされすぎてめまいが起きそう。


「ゆ・・・・・」


「ゆ?サラ様!?サラ様ぁ!!!!!!」


うるさいな・・・・・病人というか死にそうな人の耳元で騒がないでよ。もう寝ちゃおうかな・・・寝るしかないんだよねだってうるさいんだもん・・・変わらずすっごい揺さぶられてるし・・・もしこのまま死ぬなら原因は絶対ゆさぶられによる脳へのダメージが原因による死亡に違いない。


「ゆ・・・さ・・・」


「サラ様!!!!!!!!ゆさ!?ゆさなんですか!!!!!!」


揺さぶられるのが激しくなる、ガクガクどころじゃないガックンガックンだろう。


「ゆさ・・・ぶ・・・・・ら・・・な・・・い」


「ゆさぶらない!?どおゆうことですか!?サラ様!!!サラ様!!!!!!!!!」


ゆさぶるなって言ってるのに、さらに激しくゆさぶってくる、もうだめだ・・・・・・・・・・・意識が遠くなりそのまま目の前が暗転した。


どの位たったのか夢を見ていた気がする、憧れのスローライフの。そのままあちらの世界に居たかったような素晴らしい夢だった気がする。


だんだんと意識が覚醒してくると、なんとなく目の前がうっすら赤い気がする。ラロが怒ってる?なんで赤いのかさっぱりわからないけど、揺さぶられすぎて目から出血とかありうるのだろうか?それとも脳がなんらかの異変を起こして世界がすべて赤に見えるようになった?


全然わかんないや。起き上がれる気がしない、謎のしびれの後遺症なのか、ゆさぶられたのが原因なのかもう正直どっちだっていい。二度目の意識を手放す。


次に目が覚めた時はどこかで静かに寝かされてるきがした。ふかふかのベッドに見知らぬ質素な天井。ここはどこなのかな?と少し考える余裕ができた。誰かに声を掛けられてる気がするけど何を言っているのか理解できない。


男の人と女の人が言い争ってる?お腹の上には何かがぷるぷるしてる?誰かが手を握ってくれているきがするけど、感覚が無い。反対側にはとても懐かしい大好きな大好きな人たちがいる気がする、だれだっけ?思い出せないけど、私が大好きだった人達だ。泣かないで、大好きな人達。


起きてみようと思ったけど身体が動かない。なんでこうなっちゃったのか思い出そうと思っても思い出せない。なんで私はここに居るんだろう?何があったっけ?全然思い出せないなぁ・・・考えてたらなんだか疲れてきちゃったな。頭が疲れたら寝るに限る。そんなことを思いながら眠りにつく。


目が覚めた、とても長い夢を見ているようだった。憧れのスローライフを目指す為に、テイムして北の街〇〇〇に行こうとして魔羊をテイムしたり、レアスライムにもあったっけ?初めて出会う人間以外の種族に出会ったり、水の中を一杯歩いたり・・・


あれ?北の街の名前が浮かばないなんだったっけ?それにここはどこだろう?自分が何者なのかもわからない、なんで私はここに居るんだろう?


当たりを見回しても真っ暗だ、何も見えない。とても小さな箱に入ってる気がする。閉じ込められちゃったのかな?誰に?いつ?どうやって?外の明かりが見えない、そんな真っ暗な場所ある?


それに私の身体は?あれ?身体?私どんな体してたっけ?どんな顔をしてたっけ?よく見てたのはまん丸くてぷるんとした何か。今の私は?ふわふわ浮いてて色も何もない、物体がなにもない、霧とも言えないような状態だ。


ただ本能的にここからは出られない気がした、どうしてだろう?しばらくふわふわと漂い、出口が無いか探してみるけど、それらしき場所は見つからなかった。


どうしようもないから寝ようと思ったけど、寝れない。意識だけは少し覚醒していくけど、何も感覚がない、ただわかるのは自分はこの暗闇の中で怯えることなく、とても心穏やかに過ごしている。


何もできないこの真っ暗な空間で、ぼんやりと考える。何を考えているかわからないけど、考える。そして突如ふわっと幸せな感覚に包まれる。懐かしい感じがするけど、思い出せない。なんだったっけ?この幸せな感覚は?


幸福に満たされた時に、ポンと音がして暗闇の中に突如花が咲いた、不思議なことにその花は少し光っている。


こんな綺麗な花がみれるなんて幸せだなー


ポン


また花が咲いた。わー!凄い凄い!綺麗なお花が二つも咲いた!このお花をしばらく見ながら過ごそう。


痛みも苦しみも何もかも感じない中、幸せを感じて過ごす。


気づけば寝ていたよう、でもどの位寝ていたのかは解らない。起きた時に花は増えていてだいぶ明るい空間ができていた。ただこの空間全体が明るくなるほどの量ではない。


変らず身体もふわふわしていて、実態はないけど疑問に思わなくなってきた、自分の意識だけが存在していた空間にお花が咲いただけ。何もできない、何もしないこの空間で、なぜ私だけの意識があるのだろう?


ほんの少し疑問に思うけど、思考が離散する。ただもし私と言う物体に心があると言うのなら、ぽかぽかしていて、暖かい?暖かいってどんな感覚だった?思出せない。心って?


何もできないこの空間でふわふわ考えてみたり、寝ていたり、時々とても幸福感に包まれたりしていたら、いつの間にか真っ暗だった空間が、お花の光でものすごく明るくなてた。


あともうちょっとで全部明るくなるなぁーって、沢山のお花を見ながらどの位の時間をここで過ごしたのか?


ほとんど寝ていた気がするけど、起きると毎回少し光っているお花が増えていて、なんとなく心がポカポカしていた。幸福に包まれていた。不思議なこの空間とも、もうすぐお別れなのが、本能的に解ってはいたけど、もうちょっとここに居たい。


この空間がすべてお花で包まれたら私はきっとここに居られなくなるんだろう。何もなかった


無の世界から光とお花の世界へ


移り変わっていく景色を見ながら眠りにつく。


次に目が覚めた時には、この空間はお花で埋め付くされていた。あと1個咲いたらこの空間はお花でいっぱいになる。


サラと言う音が聞こえた気がする、この世界にポンという音以外は無いと言うのに。サラって何?ただ感じるのはその音にとても愛がいっぱい詰まっていた。とても懐かしいという思い、そして大好きだったその音。でもその音の主はどんなのだったかは思い出せない。ただただ大好きだったその思いを思い出すと。


ポン


と音がした。最後の花が咲いたようだ。これからは満開の光の花の中で過ごすのかな?と思って居たら。


部屋がものすごい光に包まれ、突如ぐぅーっと引っ張られるような感覚になる。


え?もうこの部屋とお別れ?よくわからないまま引っ張られるままにその部屋からどんどん遠ざかっていく。


なにもできなかった部屋、最後はとてもきれいなお花たちが咲き乱れていた。もうちょっと堪能したかったという思いすらわかないほど、感情は無だった。


あの空間にあったのは幸福、安心それだけだった。


どこに引っ張られてるのかもわからないまま、たどり着いたのはドクンドクンという音が聞こえてくる場所にいる自分、そしてあたりを見回してみると光が見えた、その光の元に向かってみようという本能。


そして私は・・・


お読みいただきありがとうございます。

今回は少し意味不明?な感じになってしまいました

でも、どーしても書きたかったので書きました。


あと2話ほど書いて

第2章は終了致します

そして第3章に突入です!


まだまだ物語は続きます。


続きが気になる方は

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