謎の手とお話をする
「私はサラ サラ 名前がサラ サラだよ、サラ」
そしてこの子の名前を聞く
「"`#=$*%+L!!!]
発音できません
ーーーーーーーー
これはぁ・・・なんだろなぁ、あれかなぁ、水の中で発音したら聞き取れるって奴なのかなぁ?ひたいに稲妻マークの眼鏡かけた子が大活躍していた学校対抗戦でそんな事あったじゃない?
違うかもしれないけどね?でもこの変水無いしな?水魔法で水の塊作っちゃう?名前勝手に決めるわけにはいかないしね。
「"`#=$*%+L!!!]
「"`#=$*%+L!!!]
「"`#=$*%+L!!!]
なんか一生懸命伝えてくれるけど、本当に解らないんだよね。試しに水の球を作ってみよう。
ウォーター!
顔がすっぽり入る程度の水の球体を作ってみる、それ見た瞬間"`#=$*%+L!!!がズボッっと入ってきて、嬉しそうな顔をしながら
「こんにちは!こんにちわ!やっと話ができる!やったー!」
とっても嬉しそうに話しかけてくる。私は考える、この種族は肺呼吸なのかエラなのか・・・ちょっとよくわかりませんね?今考えなくてもいいことを考えていると。
「お友達になりたかったの!湖で石プレゼントしてくれたでしょ!だから私も石をあげようと思って投げたんだけど、なんで逃げちゃったの!」
そうかぁ・・・あの木が木っ端みじんになってしまうほどの剛速球はプレゼントのお返しだったのかぁ・・・死ぬよ普通に・・・これは今言わないと一生あいさつ代わりに石を投げられるかもしれない=死。
「あのね「お友達になったし、みんなに紹介したくて村まで連れて行ったのに、なんで出て行っちゃったの?」」
「それは「でもこうやって追いかけてこれたからよかった、これから一杯遊ぼうね!」」
可愛い笑顔をしている。そして水の球体から抜け出す。肺呼吸なのかな?それにしても人の話聞かないね!困りますね!水の球体消すか、そしたらしゃべれないでしょと思って水の球体を消す。
あぁーーーってすごい残念そうな顔をしているけど見たらだめ、情に流されてはだめ。
「あのね、プレゼント返しで石を投げてくれたことはとぉーーーっても嬉しいんだよ!」
ここは嘘も方便、石を投げたあの威力を考えると下手に刺激してはいけない、嘘つきとでも何とでも言って欲しい、生きるため・・・
それを聞いてうんうんと嬉しそうに顔を輝かせてる。彼女なのか彼なのかは正直わからないけど、とても可愛い。
「でもね、勢いがありすぎて木が木っ端みじんになってしまってたけど、あの勢いの石を私が受け止めたら私も木のように木っ端みじんになってしまうんだよね。次からはもっともっともぉ~~~~~っと優しく投げて欲しいな」
その言葉を聞くと彼女なのか彼は顔を青白くさせて泣き始めた。わんわん泣いている。何か喋ってるんだろうけど何を言ってるかはわからないけど、たぶん、そんなつもりじゃなかったようなことを言ってる気がする。
そっとまた水球を差し出すと、ズボっと入ってきてしゃべり始めた。
「そんなつもりなかったの、いつも村の人に言われてたけど、外の世界の人達は弱いから私たちのように遊んではいけない、接してはいけないって言われてたのに、ごめんね、嬉しくって思わずいつもみんなと一緒に遊んでるようにしちゃった」
あの勢いがいつもの遊び。悪気は無いけど私のような人間には致命的だね。無邪気だからこそ怖い。この子歳はいくつなんだろう?
「そうなんだね、たしかにあの力は「それにね、魔羊が居たから絶対サラ様だって思ったの!だから村まで連れて行ったんだよ!外の世界の人は水の中で呼吸ができないし、息も長く続かないって聞いたから、すっごい急いだんだよ!過去最高の移動速度だったと思う!」」
人の話聞かないね!でもすっごい胸を張って自慢げにしているので、素直にありがとうとは伝えておいた。私は前世の記憶があるから少しお姉さんだしね!ほんの少しね!少しだけ鳩胸のハトを思い出す元気にしてるかな・・・
「それにね、私はサラ様と出会ったら絶対に一緒に外の世界に行こうって決めてたの!」
やったー!旅の仲間が増えた!とは思わないよね、何勝手に決めてるの?外の世界に一緒に行くってどおゆうこと?なんか考えることが疲れてきちゃったなーどうしようかなー。ラーゴ村に帰るように説得しよう。
あっでもその前に、ここの情報を聞いてからラーゴ村に帰ってもらおう。
「質問してもいい?」
ぶんぶん顔を立てに振っている、かわいい
「何個か質問あるんだけど、あなたの名前は?何歳ぐらいなの?」
ぶわっっと目に涙をため始めるラーゴ村の子供。聞いちゃいけないことを聞いたのかなと思って一瞬冷っとしたんだけど。また水球に入ってしゃべり始めるのを見て、なんかだんだん面白くなってきた、だって絵面がシュールすぎる。
「私の名前は"`#=$*%+L、18歳だよ!」
「ん?もう一回言ってもらってもいいかな?」
「"`#=$*%+L、18歳だよ!」
聞き取れない・・・困った顔をして天を仰ぐしかない・・・怒るかもしれないけど、素直に言うしかない。それにこの無邪気さで18歳。18歳ってこんな感じだったっけ?
18歳と言ったら、勢いだけで生きてたような記憶しかないからね私自身も。数千円のお小遣いでで1ヶ月乗り切る生き物だったからね!どうやって生きていたのか解らないほどには時々バイトと勢いのみで生きていた気がする。もちろん勉強はしてない。
「ごめんね、私にはあなたの言語の名前の発音が聞き取れないみたいで、こちらの言語に言い換えるとなんていうかわかる?」
「フェリシアです!」
わぁー可愛い名前、愛でよう。
「よろしくねフェリシア!」
嬉しそうにぶんぶん顔を立てに振ってる。次は最も気になっていたことを聞かなくてはならないと思って居たら。近寄ってきて胸やお尻を触り始めるフェリシア。これですよこれこれ!聞きたかったのはこれなの!
「ねぇフェリシアなんでこんなに胸とお尻を触るの?」
水球がある位置に戻って顔を突っ込んで話しかけてくる、もう吹き出しそう。
「だって嬉しいじゃないですか!」
答えになってない・・・
「嬉しいと胸とお尻を触るの?」
「あっもしかして私またやっちゃいました?でもみんなやってたからなぁ・・・」
「私の世界では人の身体にはあまり触れないようにするから、どおゆう意味なのかなって純粋に疑問に思って居たの」
シュンとしてる可愛い。
「私の村では歓迎の意味と会えて嬉しい、分かり合えて嬉しいという、楽しいや嬉しい!という表現です!良いことがあったりすると相手の胸かお尻をぽんぽんって触ります!」
疑問が解けて良かった。過激なスキンシップだけど、歓迎されてるって言うなら良かったよ、嫌がらせなのかな?って少し思っちゃったしね。ほら普段されないことをされるとね、人間って心がフリーズするというかね?
「アウローラさんもあの村に来たことがあるって言っていたけど、アウローラさんには会ったことある?」
「私は無いです!私が生まれる前のお話みたいです、女神さまに選ばれた人はラーゴ村に1回は訪れるそうですよ。私は今回サラ様が初めてです!」
「そうなんだ、気になってるのはなんでみんな私の名前知ってるの?」
「それは村の文字盤に記されます」
ん?
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