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だらだら生きるテイマーのお話  作者: めぇー
第6章
176/181

第176話 成長速度

リンゴの苗を植えて、様子を見ることにした。魔猛禽や魔クマが好きな果物を植えるのもいいね、好きな時に好きなように食べられるようにしておくのも理想だな!


だんだんと理想のスローライフを送ってる実感がわいてくる。


ーーーーーーーー


次の日起きたら畑には立派なリンゴの木が生えていた。まだ実はついて居なかったから明日なのかな?さすがに木だから1日では無理なのかな?と思って居たら、突然目の前でリンゴの実が風船のようにぷくーっと出来上がった。しかも木に一杯のリンゴの実だ!


楽でいいなぁ・・・あとは実が腐らなければもっといいのだけど・・・こればっかりはしばらく日にちを置いてみて様子を見るしかないよね。


1つづつ木を植えて行こうかな、もし実が落ちてしまっても大した手間もかからないはず?なんなら落ちた実は魔クマが好きに食べていいようにしちゃうか、きっと食べてくれるはず。


そのまえに、リンゴを1つ手に取ってみる。まずは匂いチェックだ!


うん、ほのかに甘い匂いがする、どの野菜も美味しかったしリンゴも美味しいはず!一口かじってみることに。


・・・・・・・・・・・?


何だこの味は?リンゴの味ってこんなだったっけ?なんか違うぞ?あれ?脳内変換がおかしいのかな?リンゴだと思って食べたら違う味がするんだけど・・・・・?


まってリンゴだと思ってるから何の味だかわからない、それとも私の味覚がおかしくなったのかな?


もう一口目を閉じてかじってみる。とっても美味しいんだけど・・・なんていうのかな・・・ちょっとよくわからないな?


みんなが起きてきたら食べてもらおう、そして何の味だか確認してみよう。


2.3個リンゴをもいで地面に置いておく。収穫したリンゴがどの程度で傷んでくるのかを知りたいので、もったいないけど実験だ。魔クマ、魔猛禽と魔鶏には床に落ちてるリンゴを食べないように指示しておく。


なので、テイムした子たちにリンゴを何個か持って私に行くことにした。


魔クマはそのままリンゴを渡してしまう、とても美味しそうに一口で飲み込んでしまったので、それ味わってるの?本当に美味しいと思ってしまったので思わず聞いてしまったのだけど。


口に入れた瞬間口の中で潰しているという回答が返ってきたのでしっかり味わってるようだ。なるほどな?


そして、魔猛禽達には少し大きい気がするから8等分にしてからさらに半分の16等分にしてから渡してみる。切ってる間ファルコがずーっとソワソワしていて、私が切っているリンゴを楽しみにしているのがよくわかる。


魔猛禽だから苛烈な性格な部分もあるけど、すっかり飼われてる猛禽といった感じで、私の前では魔物らしきそぶりは一切なくなってしまった。


ファルコが望むならずーっとそばに居てもいいんだけどね、たまに外に出かけて行ってはご飯を食べたり自由を満喫しているよう。


今日兄にファルコが止まれるような止まり木を作ってもらおうかな?


魔猛禽達を呼び寄せてリンゴを渡していく。足で押さえつけて食べてる子もいれば、足でリンゴを持って食べてる子も居る。なかなかかわいい光景なんだけど、あれ?魔猛禽って足にもってたべるっけ?


ファルコがそうやって食べているけどだんだんと魔猛禽離れし始めている気がする。


お次は魔鶏にリンゴをあげようと思う。卵を産む場所はここという指定をした場所あたりに行ってみると。ん?あれ?鶏増えてない?


卵もやたら多いし、あれ?もしかして羽化した?それはまずいのでは!?この調子で行くと明日にはもっと増えちゃう!


どうしたらいい・・・一応お願いしてみようか?


(このまま増えたらあなた達をここで面倒見るのは難しくなってくるから、増えないようにしてもらってもいい?お願いします!)


とお願いしてみると、みんなこちらを見て何言ってるんだ?って顔をしてこちらを見ている・・・頼むよ!そんな純粋な目をしてこちらを見ないでほし!


一度この地に入ったからには最後まで面倒を見たいでもその前に飼育崩壊みたいなことになったら元も子もないんだからさ!お願いしますよ!とすごくお願いしておくことにすると。


うーん・・・?わかったよ?みたいな感じで魔鶏が離れていった。


湖沿いに戻ろうとして、リンゴを渡すのを忘れていたからリンゴを刻んで渡してあげることにした。一応果物を切るナイフぐらいは私だって持っている!


沢山刻んであげたらとても喜んでまた更に卵を産んでいる。ちょっと卵の量が多すぎるかな?って感じになってきた。少し対策を考えないと・・・魔クマが食べるかな?食べたらいいな?全部を売りに行くのも大変そうだしなぁ?収納巾着があるから大丈夫なんだけどさ、こんなに沢山卵ができるとは思わなかったよ・・・


魔鶏にリンゴをあげてしばらくのんびりしていると、侍女様が起きてきた。このごろの侍女様は早起き。


リンゴの実が出来たことを伝えずに、目をつぶってもらってリンゴを食べてもらうことにした。見ちゃったら私のように味が解らなくなってしまうかもしれないと思ってね?


侍女様に居間から果物を口に入れるから何を食べてるか当ててねと伝えてから一口サイズに切ったリンゴを口の中に入れてみる。


しばらく咀嚼した後に侍女様が、何とも言えない声で。


「ブドウですかね?でも食感がリンゴというか・・・」


「なるほど!ブドウの味か!目を開けて良いよ。これね今日リンゴの木に実がなっていたの。でもねリンゴだと思って食べたら味が違うから・・・何の味かなと思ってね?」


「リンゴからブドウの味がするなんてそれはちょっと不思議な感じですね?とてもおいしいんですけどね?リンゴだと思って食べると何とも言えないと言うか・・・」


「そうなんだよ!だから何のフルーツの味かわからなくて困ってたの」


「私で実験したんですね?」


「ち・・・違うって・・・」


怒らせちゃったかな・・・


「次起きてきた人にさっきと同じやり方で食べてもらわない?」


この場合話をそらすのが一番良い。


「是非私にやらせてください」


もちろんです!しばらくリンゴという見た目のブドウを食べていたら兄が起きてきたので侍女様が早速さっきされたことと同じことをしている。


兄もブドウの味がすると言ってるし、見た目リンゴでブドウ味?食感はリンゴで?というとんでもない代物が出来てしまったようだ。


みんなで何とも言えない顔をしていると護衛騎士も起きてきたので、今度はリンゴが採れたよと言って食べてもらうことに。


リンゴをまるまる1つ手渡し、リンゴにかじりつく護衛騎士を3人で見守っていると。1口食べた護衛騎士の眉間が盛大に寄っているではない。


やっぱりリンゴだと思って食べてるよね?そうだよね?そうなるよね?味がブドウと解っても複雑な思いなんだよな・・・


「これはなんですか?」


「見た目と食感がリンゴで味がブドウの新種の果物だよ」


と教えてあげるととても嫌そうな顔をしてくるじゃないの。そんなに嫌な顔する!?ってぐらいには嫌だった見たい。


朝から全員で微妙な顔をしながらリンゴと言う名のブドウ味を食べたりそれぞれの朝ごはんを食べることにする。


もう一つ試しに違う所に植えてみようか?という提案があったのでそうしてみることにした。リンゴの木と魔猛禽がドリーさんから持ってきてくれた苗を植えてみることにする。


明日の朝には実がなってるだろうと言う事で今日もそれぞれ自由に過ごすことにしたんだけど・・・一つ気になってることがあってね?


侍女様のお腹大きくなってない?そんなことある?ダメだよね?まだ半年もたってないよね?それなのに大きくなってるよね?どおゆことなんだろうね?

本日もお読みいただきありがとうございます


面白いな、続きが気になって思った方は

イイネ ☆☆☆☆☆ ブックマークいただけるとうれしいです

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