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だらだら生きるテイマーのお話  作者: めぇー
第6章
134/181

第134話 建設部門 移住課 冒険者ギルド

今日から利用して良いと言うことで、さっそく現地に向かうことにしたいけど、言う銃の手続きと、冒険者ギルドによってテイムした魔物たちはどうしたらいいのか聞くことに。


ーーーーーーーー


同じ建物の中にある移住課に向かう。移住の手続きをしたいことを伝えると、まずはこれを読んでくださいと分厚い本を渡された。


ん?簡単には移住できない仕組みなのかな?それもそうか、大勢移住が押し寄せてきたら国もパンクしてしまう。まずはこの本が読める人を厳選するってこと?学がある人のみってこと?結構いい性格してるじゃないのこの国は。やってやろうじゃないのさ!


本を受け取り簡単な説明を聞くと、これを読んで試験で合格した物のみが、移住できると言うことらしい、何回試験をうけてもいいし、何年かかってもいいらしい。


一応がんばれば移住できるよってことか・・・でもこの量覚えるの?無理じゃない?パラパラパラとめくってみる。字が小さく読む気にもなれない、というか、読めない・・・文字から覚えないといけない!


兄が横から覗いている。いいね兄さんは!字が読めて!思わずにらんでしまった。こうなったら兄だけ移住の手続きをしてもらおう、兄の住民板に全部お金を入れてもらって、その後みんなに渡すと言う方式でいいだろう。私の移住は諦めた。


兄に私は諦めたから移住頼んだよ!とお願いすると、苦い顔をしている。兄が勉強しているの見たこと無いね?本を読んでるのも見たことが無い気がする、ぜひとも頑張ってほしい。


移住試験に合格した暁には 「お兄ちゃん」 ってこれから呼んであげると言ったら俄然やる気が出たようだ、単純で良かった。そんなにお兄ちゃんって呼んでもらいたかったのなら、もっと別の所で使うんだったと少しもったいない気もするけどね。


侍女様と護衛騎士は試験を受けるらしい文字が読めるからと。王宮で働いてるとこんなに素晴らしい学力が身に着くの?すごいなぁ・・・私だけがまた・・・まぁいいや気にしないでおく。


移住課が空いてたらいつでも試験がうけられるらしい、ただ時間は決まって14時に開始されるらしい、だから朝に来て試験の申し込みをして、午後に受けるという流れになってるみたい。


移住のテストに合格すると、住民板が発行されるけど、この国で新たに魔法とスキルを確認されて、そしてこれが一番驚いたけど名前も変えて言いそうだ。


なにそれ犯罪者天国な感じじゃない?何かしらの対策があるんだろうけど、それなら今の住民板とおさらばして、本来の名前にもどしたいな。今使って居るのは偶然にもサラの名前と一緒だけど、やっぱり今はローラなんだよね。


文字覚えるのめんどくさいから、私の移住はおいおい・・・


お次は冒険者ギルドにいってテイムした動物は街の中に入れていいのかなど、聞きたいことがある。


冒険者ギルドに行くと沢山の人がいる。大きな掲示板でわいわいやりながら見てる人もいれば、受付のお姉さんと話してる人もいるし、すでに酔っ払いの人もいる。


うん、なんかこれがザ・冒険者ギルド!って感じの冒険者ギルドだね。


目の前には本で読んでいたイメージしたような光景が広がっている。これでおっいい女だねぇ~なんて絡まれたりしたら、完璧なんですけど!?


「おっ!いい女だねぇ~そんな男はやめといて俺はどうだい?」


き、きたああああ!!!物語と一緒だよこれ!わくわくしてくる!もちろん絡まれてるのは私ではなく侍女様だ、本当に美人だからね、美人ですごく強いんだけどね!自慢の侍女様なんだけどね!


侍女様は一言も言葉を発することなく、絡んできた人は護衛騎士に腕をひねりあげられ追い払われていた。行動が早い・・・


「おっおぼえておけよ!絶対そんな男より俺の方がいいからな!」


といって居なくなってしまった・・・すごい、これは現実世界なの?思わず目をキラキラさせてしまっていたのか、侍女様がこちらを見て苦笑いをしている。おそらくカッコイイ彼氏にあこがれた私みたいな図式が成り立ってそうだけど、今日の夜しっかりと説明しようと思う。


掲示板に行ってどんな依頼があるのか見てみると


魔トリ 1羽 何羽でも 生け捕り 金貨5枚

魔ウサギ 1匹 何羽でも 毛皮良好 金貨1枚

魔オオカミ 10頭 毛皮良好 金貨7枚


など、単純な素材買取というより依頼側の要望が書かれている依頼書ばかり置いてある。要望が無ければ普通に買取カウンターに持って行けばいいのだろう。


魔クマ 1頭 テイム生け捕り 怪我無し 乗り物用 金貨50枚


が目に入った・・・侍女様を見る、ダメだと首を横に振っている


「金貨50枚だよ!?」


「新しくテイムしましょう、キラーちゃんは渡しません」


しかたない、テイムするか。どれだけ狩りをしても買い取ってくれないと言うことはなさそうだし、ドレ国で売るのもいいけど、目的がある狩りをして納品するって言うのも楽しそう。狩りして収納巾着にいれておけば、掲示板にあるやつをすぐ出せるかもしれないし?


この掲示板は狩ってきて数がそろったら掲示板から紙を取って提出すると言う仕組みらしい、以前できなかった人がいて永遠に依頼が終わらなくて困ったからというシステムらしいよ。


そうだよねテイマーさんが魔クマ捕まえに行って無事帰ってこれるとは限らないもんね・・・なるほど、良い仕組みだよね?たぶん?


掲示板を一通り見終わった後、ギルドの受付のお姉さんに話しかける。


「こんにちわー!」


「こんにちは、ご利用は初めてですか?」


「初めてです」


なんでわかったんだろう?顔を覚えてるとか?


「本日の御用件はなんでしょうか?」


「えっとテイムした魔物を連れてくることに関してなのですが、さっき掲示板見たら魔クマのテイム依頼があって、魔クマも街に連れて入っていいのでしょうか?」


「テイマーさんですね!あの依頼ずーっとあるんですよ、魔クマテイムするの大変ですものね」


大変だよね普通はそうだよね、あんな簡単に弱らせてテイムすることなんて普通はできないよね。それが普通なんだよね?


「そうですよね、テイマー一人ではできないと思います、仲間が居ないと無理ですね、私には仲間が居るのでできないことは無いかと思うけど・・・運もあるかな?」


ここはできます!といって強気に行くより弱気でいったほうがいいね、期待値が高まりすぎてもいけないからね?だらだら生きていくのには必要な事だよ。


「この国ではテイムされた魔物にこのお薬を飲んでもらいます、そうするとですね色が変わります白色に」


「えっ!?魔クマも白になるんですか?魔猛禽も魔トリも全部!?」


「そうです、それがテイムされてる証拠とでも言いましょうか。誰かの所有物ですよって証になるのです」


「それって魔物たちの体調に影響はないんですか?」


「まったくないそうですよ、不思議ですよね?これ考えた人動物が好きすぎて、テイムされた子が殺されるのはかわいそうだ!と言って開発したようです、本当にここ最近1年ぐらいの話なんですけどね」


わーその人とは仲良くなれそうな気がする。もし出会うことがあれば絶対お友達になろう!


「このお薬はおいくらなんですか?」


「10個で金貨10枚 100個で金貨90枚になります」


「100個お願いします!」


そして意外と高いなこのお薬は!


「まいどあり!!!近年テイマーさん少なくなってきちゃってねぇ、これだけお薬が高いのも愛を確かめるためだそうですよ・・・制作者さんがそう言っていたとか・・・ちょっとよくわからないですよね?そうそう魔羊や白い魔物などはまた別途違うお薬があるんだけど、ほらあの子たちは基本白いじゃない?」


「確かにそうですね、何色になる薬があるんですか?」


「それがねピンク色になるのよ・・・」


「ピンク・・・」


「作った人の好みだって・・・」


「なんとなくですがお薬開発した人女性ですかね?」


「さぁ・・・わからないけど、ピンクのもこもこがそこら中に居るのもわるくはないかもしれないねぇ?その薬も同じ金額だけどどうしますか?」


「うーん・・・10個だけ頂いておこうかなぁ?やっぱり100個買っておきます!」


なんか可愛らしい庭出来そうじゃない?ピンクと白をのふわふわしたガーデンってなんかこう、ファンタジーなね?一度は憧れません?


本日もお読みいただきありがとうございます


面白いな、続きが気になって思った方は

イイネ ☆☆☆☆☆ ブックマークいただけるとうれしいです

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