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だらだら生きるテイマーのお話  作者: めぇー
第6章
124/181

第124話 初めての登録

私から収納巾着を取ったら何が残るか考えてみよう。植物を育てられるスキルで自活は簡単そうだし、テイムできるし、光魔法に風魔法があって狩りも鍛えられたから強い魔物で無ければ冒険者としても生活できる。付与魔法でなんでも付与できるなら・・・え?私も結構すごいのでは?


もうちょっと自信を持とうかな?持っても良いかな?


ーーーーーーーー


あまり一生懸命どうやって生きて行こうと考えなくても、どうにでもなれるね?ただその中で一番稼働率が低くてお金の良いことを仕事として生きていくとなると・・・


何がベストなのか?毎日カカオを食べて美味しい物を食べてのんびり暮らしたいから、冒険者は無しでしょ?植物も育てるのも収穫も大変だし、テイムして動物たちに仕事をしてもらう・・・現実的にそれはありなのか?


それか動物レンタル業もあり?農業関係の動物所持するほどの余裕が無い人向けにとか?うん。なかなかいいかも、狩りのお供に訓練した動物レンタルとか?


動物と共に過ごすのは苦手ではないからいいかもしれないな。おとぎの国ファンタジーに出てきそうな庭に動物がちょこまかしてて人間が歌いながら洗濯物をしていると鳥が手伝ってくれるとか?


さすがにファンタジーすぎたわ。もうちょっと現実を見よう。


そこは適当に稼げるときに稼げるもので生きて行けばいいね。きっちり決めすぎるのも良くない、臨機応変に楽して生きる。


だらだらと考え事をしたり、本を読んだりしてたら明け方になってきた。娯楽が少ないので時間をつぶすのが本を読むぐらいしか無いのが辛い。


狩りまでの時間に仮眠をとることにする。


目を覚ましたら夕方だった。やってしまった・・・兄が丁度帰ってきてドアを閉める音で目が覚めました!


兄がニコニコしながら良く寝れたか?なんて聞いてきたけどなんで起こしてくれなかったの!?と言ったら、良く寝てるから起こすのが可哀そうだなと思って3人で狩りに行ってきたって言うじゃないの。


えーん、私も狩りに行きたかった。でも良く寝れて良かったよ、やっぱり1日かけて付与すると生活バランスが狂ってしまう。でも容量大きくしたければしかたない。


おかげさまで侍女様の収納ベルトはできた。馬車の中でやるのもいいんだけど、時々あの揺れが異様に眠たくなるから危険なんだよね。そうだ兄の収納巾着見つけようかな。


「兄さん、兄さんの収納巾着作るから、気に入った巾着か鞄か買いに行く?」


「お?いいのか?ご飯食べに行くか?」


「うん、寝すぎちゃったからちょっと外に出て歩きたいかな」


二人で外に出て今日の狩りはどんなだったか聞いてみる。兄曰く、魔物が沢山現れていっぱい狩りが出来たようだ。侍女様と護衛騎士は獲物を売らずに収納巾着に入れたそうだ、でも収納巾着に入りきらなかった分をテッロの街の冒険者ギルドに売りに行ってるらしい。どれだけ狩りをしたのか・・・


魔シカの群れに運よくあたったらしく、全部討伐したとのこと。それだと収納巾着がパンパンになっちゃうかもしれないね。


兄も持ってる収納巾着は樽2個分だから一杯になってしまい、入りきれなかったものは冒険者ギルドに買い取りしてもらったそうだ。先に帰ってきたらしい。兄さんにも沢山入る収納巾着作ってあげないとね、馬車2台ぐらいだと魔クマや魔シカを沢山討伐してしまうとすぐに一杯になってしまうね。


ドレ国での魔オオカミの時は収納靴下でなとかなったけど、あの容量ぐらいの収納巾着がないとみんなの狩りではあっという間に一杯になってしまうだろう。


一気に5日寝ないで付与するのはもう嫌だけど、1日x5回分を渡すことにしようかな?それか半日x10個、悪くはないね?なんなら私の収納靴下を兄にあげたいぐらいだ。血の付与をしてしまったからなーとりけしできないかな・・・?


取り消ししてみようかな?付与取り消しとする直前に、それだと空間収納まで取り消されるのでは?限定付与解除にしないと・・・実験用の収納巾着に血の付与と防虫、汚れ。防カビの付与をして、血の付与だけが解除できるか試してみてからにしよう。


思い立ってすぐ行動しては失敗しそうだ。その前に夕飯を!


屋台で買ったものは、魔トリの串焼き、そして魔トリの皮串焼き、そして更に、つくねが売っていた。つくねぇ!ならばハンバーグもあるのでは!?


この世界はお肉の種類が多いのでいろいろな味を楽しめるのが最高すぎる。


これは私より先に転生した料理の先駆者が頑張った結果だろう、もう絶対にここに住む!


兄さんも美味しいねといってつくねを5本ぐらいお替りしていた。私も1本お替りした。鳥皮は好みじゃなかったようで食べていなかった。


夜はみんなで集まって、明日の予定をまとめると、このゲームアイデアは私が考えたんですーって登録をして、あとは量産して売るかなどの相談は商業ギルドとするのが一番いいだろうと言うことにまとまったので、それなら4人も居なくて良いのでは?と思ったけどみんな一緒についてくるそうだ。


何か企んでるな?

 

翌朝、宿で朝食を食べてからさっそく商業ギルドに行くことにした。商業ギルドも冒険者ギルドと同じように背が高いのですぐわかる。


建物に入ろうとした身分証明書を見せろと言ってくるので、住民板を見せると外国人用の方へ通してくれた。そして兄が説明をし始めると、侍女様が面白い顔をして聞いている。


護衛騎士の方を見ると、侍女様はリケーネ国の言語もマスターしているとのこと。侍女様ドレ国もしゃべれたし、何か国語話せるんだ?普通じゃないぞ?少し尊敬する。


侍女様に聞いてみたら、両者ともにリケーネの言語をしゃべってるように聞こえたり、リケーネ語とヴェルト国の言語を使ってしゃべってるように聞こえたり、違ったらしい。私にはリケーネの言葉とヴェルト国の言葉だったんだけど・・・言語を理解してる人が聞くと兄のしゃべってる言葉がその人の理解できる言葉に変わるのかな?


現地の人にはリケーネ語に聞こえてるわけだしね?なんだか難しいけど、すごいことなんじゃないかな・・・たぶん。


兄は何かの用紙をもらい書き込んでいる。事細かに書いているようだ、一旦宿に戻って書いてもいいのにと思ったけど、暇だしね?解らないことがあったらその場で聞けるしね。


書き込んでる用紙を除いてみたら、驚くことにリケーネ国の言語で書きこんでる?兄さん凄いスキルもってるじゃない、これは商人になったほうが良いよ絶対。でも絶対騙されちゃうだろうからだめだね・・・残念!肝心の兄はリケーネ国の言語で書いてることに一切気づいてないみたい。


兎に角凄いスキルを持ってるんだなと理解した。


全部書き終わってから、私に何を書いていったのか説明をしてくれる。今回は商品登録と言うより特許を取ったらしい。ほうほう?前世でも難しい特許とかあったけど、この世界のもあるのかぁ・・・全く分からないから全部兄さんに任せよう。


にこにこしながらうなずいてると、お前絶対理解してないだろ?と一言言われてしまった。ばれてしまったー。


どんなゲームなのか職員さんが知りたがり、別室で試しに見せて下さいと言ってきたので、急遽5人で神経衰弱が始まった。


カードを沢山ぐるぐるして、ばばっっと広げる、綺麗には並べない。そして商業ギルドの職員さんは5番目のスタートで始めることにした。


説明は兄がしてくれた、最初1周するまでは兄が説明してくれながらゆっくりとカードをめくったりして見せてみた。そして商業ギルドの職員さんの番になった時に、私が引いたのと同じカードを引いてしまい、同じカードが出た!と喜んでいたけども、これまた兄が丁寧に説明していた。頼むから怒らせるような説明してくれるなよ?

本日もお読みいただきありがとうございます


面白いな、続きが気になって思った方は

イイネ ☆☆☆☆☆ ブックマークいただけるとうれしいです

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