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だらだら生きるテイマーのお話  作者: めぇー
第5章
103/181

第103話 付与魔法って?

前世の記憶もまざってしまって、自分自身がややこしいな!と思いながらトラウマってなんだったっけ?こんな意味だったよなと思い、やや適当・・・真剣に答えた。


ーーーーーーーー

「過去にあった忘れることなんてできない悲劇を、何年もかけてようやく忘れたころに、その悲劇を思い出すことかな」


「それは前世?前前世の時の言葉で?」


「そうだよー、なんかややこしいね、前世はこの世界と違う時に生きてきたことにして、この前の時はサラと言って表す感じに変えていこうか?その方が解りやすいよね」


「是非・・・なんだか前世の知識とサラの時があって少し雰囲気かわりましたね」


「そうかな?そうかもしれない・・・でも基本は変わらないと思うよ、目指すはスローライフだからね!あと、そうだ、サラの時に持っていたスキルがあるか確かめて見たいんだ。今すぐじゃなくてもいいんだけど。テイムはサラのメインスキルだったからね」


「サラが持っていた魔法とスキル、隠れ魔法とスキル教えてもらっても?」


「うんとね


魔法:風 水

スキル:テイマー 植物 裁縫 料理

隠れ魔法:光

隠れスキル:審美眼 鑑定 空間魔法 成長


だったかな?」


「多いですねそれは・・・さすが女神さまの愛し子というところでしょうか・・・」


「多いよね?名前はサラ・カプロッティ調べたら出てくるかな?姿を見せる気は無いけど、サラの両親がどうしてるか少しだけ知りたいの、不可抗力とは言え親より先に死んでしまったのは心残りなんだ、幸せだといいんだけどな」


サラの両親を確認したいのはあくまでも自分の心を軽くするためだ、もし目で見てしまったら、レオンの時のように目の前に出てしまうかもしれない。それはわからないけど、幸せを願うぐらいはいいよね、最大の親不孝をしてしまったから・・・


「たぶんだけど、誰にでも前世の記憶ってあるんだと思う、それは思い出せない所にしまわれていて、魂が覚えてると思うんだ。その椅子もね、実は前世の世界では当たり前にあった椅子だったんだよ。自分が発明した気になっていたけど、前世の記憶が魂に残ってたんだろうね?」


「そうだったんですね、そういわれてみるとローラの発明に納得がいきます。もしかして収納巾着も?」


「そうなの!そういう物語がたぁーーーーーーくさんあった!」


「物語?」


「うん、本になって何千という種類があったと思うよ、子供用の絵本から童話まで、大人の娯楽用の本まで、たぁーーーくさんあった!全部は覚えてないけど何となく覚えてるし・・・作家になってもいいかもしれないね?そしたら想像力がすごい人になるじゃない?」


「それも面白そうですね?営業は私に任せて下さいね」


護衛騎士は終始ほぼ無言だったけど、なかなか面白そうだなって顔をしているし、侍女様はまだ私と一緒にいてくれるかな?って感じで少し安堵したのと同時に、だんだんとお友達になっていくようで嬉しいな。


これからは質問があればお互いにすぐ聞いて行こうと言う話をした。前世の世界では


ほうれんそう

報告

連絡

相談


この3つを徹底したいと言う。二人は何言ってるんだ?と言う顔をしているから。


たとえどんなに親しい間柄でもこの3つはとても大事で勝手に決められると、人間と言う生き物は不機嫌になる、たとえば馬を突然買ってきたり。と例を出すと侍女様はとても納得していて、護衛騎士は目が泳いでいた。


こちらの世界は15歳で独り立ちだから自己判断で動いてしまう人が多いんだよね。悪いことではないけど、なんでもかんでも相談なしに決められてしまうと、前世の記憶がよみがえった私にはちょとね・・・となってしまう風習だ。


お昼も食べ終わり、出発することに。今日は1日目の町にすぐ行くことに、そこでここから先の情報を手に入れてから進む予定だ。


馬車の中で侍女様に前世はどんな場所だったんですか?って聞かれたので。100人以上乗れる空飛ぶ乗り物があったと言ったら凄い驚いていた。その代わり魔物や魔法は無かったけど、人間同士国と国の争いは酷かったと伝えるとどうやって空飛ぶ乗り物を飛ばしていたのか?と聞かれたので科学という名の魔法みたいなものがあったと説明する。


ちょっと説明しようがないな・・・魔法はなくて魔法のようなものがあるって、矛盾してるよね。何かでわかりやすい科学と言う物を証明できればいいのだけど・・・あー思いつくのは小麦粉爆発ぐらいしかない・・・


今度やってみようかな?びっくりしそう。よし次の町で小麦粉を買って町の外で実験してみよう。


「私たちもラロに頼めばバージョンアップできるのでしょうか?」


「ラロが良いよって言ったらできるんじゃないかな?どんなバージョンアップしたいの?」


「精神に作用されないようなバージョンアップをしたいなと私は思っています」


「あーあれかーそうだね?私もそっちが良かったかな・・・毒は解りやすいけど、精神って干渉されたらどーしようもないよね?付与するって言ってたの忘れてた!スライムあんな感じだからさ、もしバージョンアップしてくれたとしても望んでる物ではないものが付くかもしれないよ?すぐ約束やぶるし信用は無いかな」


屋根でベシャって音がしたけど気にしないことにする。ついてきてるのは知ってたけどね?


「あーたしかに・・・それならローラに付与してもらったのが良い気がしますね」


「今から付与してみるか、まずは私のから。でもさ成功したってどうやったら分かるんだろうね?」


「それはー・・・信じるしかないですね?」


「そうだよね!!!己の腕を信じなくてどうする!?自分を信じるのよ!」


私はペンダントを買っていたので、何を付与しようか考える。精神に作用させないような付与ってなんだっけ?精神感応?それだと相手の感情も読み取れなくなるダメ人間になりそうだ、エンパスも同じいみだよねぇ?魅了も違うでしょ?他者から影響を受けないってなると、治癒も反射しちゃいそうだし・・・


侍女様の顔を見ながら


「人から精神的に影響を受けないって付与でいいのかな?それとも何かもっと的確な言葉ある?」


「付与魔法は持っていないのでわかりませんけど、そもそも付与魔法ってどうやってローラはいつも付与しているんですか?」


「収納巾着は空間スキル付与されろぉーーーって感じかな?」


「特にそんなに決まったスタイルなさそうなので、さっき言っていた、外部から精神いじくり阻止!みたいな感じでいいんじゃないですか?」


「それでやってみるかー実際コントロールされないと結果が見えてこないのがなーその変にスキル持ってる人居ないかな?」


「居ても奴隷契約されてるか、監禁されてるか、殺されてるかじゃないですか?他国はどうだか知らないですけど、ヴェルト国なら間違いなくこの3つからの選択となると思います」


うーん・・・そうだよね、難しいな。


「それってスキルなのかな?魔法なのかな?」


「たぶんスキルだと思います」


うーんそれなら・・・どっちか解らないならスキルで精神をコントロールされるのを阻止!ぐらいでいいかな?ついでに魔法の場合も考えて、魔法でのコントロールも阻止ってことにしとくか。


あとは、日焼け防止とか?それもつけとこう紫外線はお肌に大敵だからね!


あとは、空調機能を付与とかどうだろう?それは服の方がいいのかな?


もしかして付与ってすっごい万能なんじゃないの?そんなことを考えていると気になることが。


この世界の魔法って大抵 火 風 水 土 光 闇を魔法っていうのに、なんで付与だけ魔法なんだろうと。なぜスキルの扱いではないのだろうか?その疑問を不思議に思って侍女様に聞いてみると


「・・・・・・そうですね?」


と返ってきた。侍女様も言われてみるとそうだな?と言う顔をして、馬車の窓を開けて護衛騎士に聞いている。


結果はそうだな?って返ってきたらしい、生きてきたときから付与魔法は付与スキルではなく魔法と言われていたから疑問にも思わなかった3人が首をかしげながら本日の町に進んで行った。

急に寒くなってきました

昨日まではエアコンつけるぐらい暑かったのに

今日はペットヒーターが稼働しています

人間より動物の体調が気になる今日この頃です


本日もお読みいただきありがとうございます


面白いな、続きが気になって思った方は

イイネ ☆☆☆☆☆ ブックマークいただけるとうれしいです

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