いいんちょの回想1
時間は転移直後、みうりが目覚める前です♪
「お医者様に連れていくと、普通はどんな対応か覚えてる?」
「え? 今日はどうされましたか? とかじゃないの?」
「そうそう、受付の人からそーきかれるよねー?」
「二人のいうとおり、普通はそうよね…。でもね、違ったの。」
「須藤さん、もったいぶらないで早く教えてよ~。」
「委員長はやく~。」
確認するかのように質問してくる須藤さんにやきもきする美海里と小悠里。
「ここは人間のかたが来るところです。ご購入者さまはから購入されたメーカーへお問い合わせください。そう言われたの。」
「え? 委員長、それって病院の話してるのよね?」
「そうに決まってるじゃない!」
「あっごめんね須藤さん、いきなりでビックリしちゃって…。」
「ううん、それが普通だと思うしいいよ。」
「あ、でもそれじゃあケガした子はそのまま…?」
「それがそうでもなくて……。」
『え?! どういうことですか? わたしもこの子も人間だしそれにメーカーとか意味がわかりません! 今もハサミの刺さった痛みで苦しんでいるこの子を放置しろとゆうのですかっ!』
『おまえ、機械の癖に人間に歯向かうのか! 腕の製造コードとメーカーを見せろ! クレームをつけてやる!』
病院の受け付けに来たはずなのになぜか口論をしてしまうわたし、須藤黄子と受け付けのお兄さん。
とそこへ、近くで見ていた男性が近づいてきた。
『お兄さん、どうやら二つとも故障してるみたいだ。アンタは仕事中みたいだし、ここは俺に任せてくれないか?』
『あ、里崎さんですか。あなたなら…。よろしくお願いします。』
『ちょっと! 勝手に話を進めないで…っ』
「あとで説明してやるから…。落ち着け。」
勝手に話を進められてわたしが怒ると、男がすかさず耳打ちしてきた。
(説明してくれるというのなら、この場を任せてもいいのかも。)
そうおもったわたしは彼…、里崎さんに任せることにした。
その後、なにやらケガした子を直してくれるという人がやってきて、里崎さんの口添えでその子はドナドナされていった。
里崎さんつれられたわたしは病院をあとにし、近くの喫茶店へと二人でやって来た。
『改めまして、俺は里崎洋風だ。』
『わたしは須藤黄子です。先程はありがとうございました。それで、あれはどういうことなんです?』
『まず確認するために単刀直入に聞く、君たちは人間の女の子だね?』
『見ればわかるでしょ?! それにここの喫茶店のウェイトレスさんだって女の人じゃないですかっ!』
『残念だけどハズレだ。』
『えっ? それってどういう…。』
『この世界の女性は数10年前にいなくなったんだ。』
『そんなこと言ってわたしを困惑させようという手段ですか?』
『そんなつもりはない、これは事実だ。』
そうして、彼はこの世界について語り出した。
キーワードにロボットとするかアンドロイドにするか迷いましたがとりあえずロボットに…w
だってアンドロイドって携帯電話じゃないですかぁ…え? ちがう?? そうですか…(o・ω・o)