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偵察? 探険?

見たことない土地を探険すると、ワクワクするのはどうしてかな?

見たことのないたてものや、見たことのない食べ物。

こんな異常な環境なのに、いまにも好奇心と探求心に突き動かされて行動したくなる自分に困惑しつつ、仲良しの小悠里ちゃんとともに、てくてくと歩くわたし、華之宮 美海里16歳!


もともとわたしたち私立桜煌女学院中等部の校舎は三階建てで、3年生の教室は三階にあった。ちなみに1年生は一階、2年生は二階だ。なので必然的に学年が上がる度に窓からの眺めがよくなるのだけど、ここはどう考えても一階。

わたしたちのフロアだけがこのよく分からない環境に移ってきてしまったらしいです。

教室からでてわかったこと。それは、


1、元の世界…というのもまだ変な感覚なのだけれど、それと物の配置が鏡写しのように逆になっている。

2、山が海になっていると言うこと。


小悠里の教えてくれたことと全く同じだけど、聞くのと見るのでは全然違う。

もし元の世界と地理的に同じだとすると、太平洋やその他の海が山に、そして日本はもちろんとして、すべての大陸が海になっていると言うことなのだと思う。


「ねね、そいえばさ、須藤さんはなにしてるのかサユリ知ってるのー?」

「そいえば見ないね? 委員長、例のハサミで怪我した子連れて数週間前に病院連れていってるはずなんだけど…。うちの保健室の手当てだとどうしても無理だったみたいで…。」


「大変大変たいへんー!」

二人が噂をしていると、その当人である委員長こと須藤黄子さんが慌てた様子で帰って来た。

「「どうしたのー?」」

反射的にハモらせて聞き返すふたりに、小声でおぉっと声をあげる委員長。

「あ、ごきげんよう華之宮さん! 目覚めてくれて安心したわ。」

「ごめんね須藤さん、ついさっき起きたばかりで何が起こったのかと見て回っているとこだったんだー。」

「なるほどね、もし校舎がそのまま来てたなら屋上から周りを見渡して見ることができたんだけどね…。あ、食堂にはいってみた??」

「ううん、まだだよー。」

「いまからちゅりと一緒にいこうかとおもってたんだぁー。」

「そうなんだねー。でもホント、渡り廊下の先にあった区画まで来てくれていて助かったよね! 食堂とか、冷蔵庫とかの家電がなかったら途方にくれるとこだったよー。」

「そだねー。あっ、それで?? なにがあったの?」

「あ、そうそう! うん、あのね? ハサミで怪我した子がいたのは聞いてる?」

「誰が怪我したのかまでは聞いてないけどきいたよぉ。そいえばその子はいっしょじゃないのー??」

「それがちょっと事情があってね…。」


なにか言いにくいことでもあったのか、ことばを選んでいるように見える。

しばらく口をもごもごさせていた委員長は、やっと言うべきことが頭のなかでまとまったのか、静かに、そしてまるで自分に言い聞かせようとでもするかのように語りだしました。









探険と偵察。

これってどう違うんでしょうね??

ダンジョンは探険。

敵陣は偵察。

みなさんはどうちがうとおもわれます?



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本当にありそうでなかった怖い話

上記連載作品も、どうぞよろしくお願いいたします♪

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