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1対3の能力バトル。も制限は二回まで

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俺はベータのいる教会に戻るとブブのボディーガードをしていた三人の男性がベータを掴んでいる姿を目撃した。


「くそ! 放せよ!」

「悪いな。これも命令だ」

「はあ? 別に参加するくらいいいだろ!」

「参加させないことがブブ様の遊びなもので」


とボディーガードの男性達はベータの腹を殴り、嗚咽する。

俺はその光景を見て、苛立ちを感じた。俺だってこんなゴブリンを倒すくだらないイベントに出たいわけではないし、出なくて済むのなら楽でいい。でも、少なからずベータは俺を信じてくれた。俺を頼ってくれた。今まで劣等生としてしか生きてこなかったから、表面に出して喜ぶことは出来ずとも、心の底の部分では嬉しかったんだ。だからそれと相反する言葉をベータにぶつけてみたりもした。

俺の気持ちを動かしてくれたベータに感謝の意味も込めた苛立ちなんだと思った。


「おい、お前たち、あの会場にいたよな? 俺の実力見てたよな?」


アリエは話を別としてもこいつらには勝てるとどこか過信していた俺は、男性三人が顔を合わせて笑っている姿が不思議に思った。


「アリエって女にやられたやつだろ?」

「あんな雑魚に」

「てか、お前が吹っ飛ばしたやつはブブ様が情けで採用してやった田舎者さ。もうクビになったけどね」

「はあ! お前ら仲間じゃねぇのかよ!」

「雑魚を仲間にしておくほどお人好しじゃないんでね」

「それに...」


男性三人は一人ずつ、赤、オレンジ、青の気を纏っている。


「最低このくらいは使えないと、仕事として勤まらないだろ?」


そうだ。能力の解放はある程度の鍛錬している人であれば使えることをアリエのやられた記憶が繊細に残りすぎて飛んでいたのかもしれない。そしてこの状況。戦闘に対して二回までの能力覚醒、だが、三人となると? 一つの戦闘として捉えられると二回までで能力者を倒さなければいけないということか。


「分はかなり悪いな」


ゆっくりと笑いながら俺に近づいてくる三人。


「まあベータじゃなくてもお前が潰れてくれりゃあ問題はないんだよ」

「なにせ、タッグだからな」


と青の気を纏った男が俺に襲ってきたため、俺も青の気を使い攻撃を躱す。

シアンよりも大分スピードは遅く、能力を解放して間もないのだろう。そこまで気も大きく纏ってはいない。だが、


「一撃を食らえば終わりだな」


青の気の男に気をとられていると、赤い気の男がタイミングよく殴りかかってきて寸前のところで躱した俺はすかさず赤い気の男に殴りかかろうとするが、

オレンジの気の男にガードされてしまう。


「くそ! めんどくせえ、連携だ」


当初の俺からして見ればここまで出来ることは大したことだと思う。それも負け続けてきた賜物としか言えない。だが、激しく動いた分、俺の青の気は風前の灯のようになっていた。


「ダメージも与えられぬまま、残り能力が一つ」


....絶望しかなかった。容赦はしないであろう三人組。俺の能力が切れた瞬間に俺自身雑魚化してしまう。打開策を得ようとしても、まあまあない。だが、少しでもベータを侮辱した分はキャッシュバックしてやろうと思っていた。

リリはというと、木に凭れながら優雅に眠りついている。こういう時くらいは知恵の一つでも貸して欲しいものだ。

俺が次の手を考えているとベータが腹を抑えながらも、俺の隣に来た。


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