小さいゴブリンの方が強い?
読んでいただきありがとうございます。感想や評価をもらえると非常に嬉しく思います。
不慣れなところもあるかと思いますが、お付き合いいただけたら嬉しいんです。
教会に戻る外神とベータ、ベータは外神に興味津々に見ている。
ベータの視線を少し避けようとしながら教会の中に入って行く外神。
マムが教会の椅子に座っており、ドアの音が聞こえるとドアの方に体を向ける。
嬉しそうにマムに近づく興奮気味のベータ。
「聞いてくれよ! なあ聞いてくれよ」
「どうしたんだい? エントリーは出来たんだろ?」
「それだけじゃないんだ! この人、そりゃあもう無茶苦茶強くて」
「そろそろ名前で呼べよ。外神な」
「外神がめちゃめちゃ強くて」
「おい呼び捨て」
「見た目は大したことないから足手まといになるって思ってたけど」
「全部言うんだな! 本人目の前にいるからな!」
「そりゃあ期待出来るね」
マムは見えていないが外神の方向を向いてニッコリと微笑んだ。
「でも、俺出来損ないだから、あまり期待されても困る」
「そんなことはないよ。そりゃあ環境によって劣等感を持ってもしょうがないと思う。でも一歩その場所から離れた所では即戦力ってこともある。あんたにはベータがどんな顔をしているのか分かるだろ?」
外神はベータの顔を見る。
「期待しているからな」
「期待に応えられたらいいが。で、ゴブリン退治って、なんか可笑しなこと言ってなかったか? 小さいやつが強いとか」
「そう。ここにいるゴブリン達は大きければ大きいほど弱いんだ。見掛け倒しみたいな、で長年生きて行くに連れて小さくなる。体が小さくなるにつれて力が凝縮していくイメージなんだ」
「へえ。で、デカイやつでどのくらいあるんだ?」
「3メートルくらい」
「それが弱いとは考えにくい」
「で小さく可愛いゴブリンは要注意。去年は80cmのゴブリンを取り逃がしているから、もしかしたら、さらに小さくなっているかもしれない」
「となると……」
「今年討伐しないと、来年は手がつけられなくなるかもしれない」
「なるほど、だから俺とアリエが呼ばれたんだな」
「なあ、俺も明日のために少しでも強くなっておきたいんだ。少し修行に付き合ってくれよ」
「いや、だから俺は強くなんか……」
「いいだろ。早く」
ベータは嬉しそうに外神の手を引っ張り教会の外に出て行った。
本当に本当にありがとうございましたああああああ!




