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外神vsバトル最強 アヴァン

外神がステージに顔を出すと割れんばかりの歓声がなる。

ステージの上に仁王立ちをしているアヴァンの姿。

カルバは宮殿の中でアヴァンを見ていると、ドアが開き、元宮殿の王ゼウスが痩せ細り縛られた状態で兵士に連れて来られる。


「これはこれは元宮殿の王ではないか? ご機嫌麗しゅう」

「なんのつもりだ?」

「なんのつもりとは?」

「牢屋に戻せ。こんな街など見たくない」

「まあまあ、そういうわけにいかないんだよ。何せあの少年が勝った暁には貴方を解放せねば

ならないものでね」

「私が? 賭けの道具になっているのか」


 ゼウスはカルバを睨みつける。


「そんな怖い顔をしないでください。まあ貴方とあの少年にどんな縁があるかは知りませんが。ちゃんと牢屋に返してあげますから」


ゼウスはステージにいるアヴァンを見る。


「勝ち目のない試合」


大笑いするカルバ。


「何をおっしゃいますか! 勝負とは始まってみないとわからないものです。貴方のためにあの少年が痛めつけられる所、十分にご堪能ください」


カルバは金のグラスを持ち、中に入っている水をゼウスに掛ける。

ゼウス、外神を見る。

ステージの上にたどり着く外神。


「よく逃げずに来たものだな」

「逃げたって、どうせいつか闘わなければいけなくなるなら、今やっておいた方が得だろ?」

「イーボンの負けは明らかな油断だ」

「勝ちは勝ちだろ?」


アヴァン、鼻で笑う。


「良いだろう。お前と俺がどれだけ差があるか見せてやろう」


ゆっくり定位置に移動する外神。


「(心の声)やべえ、絶対に勝てる気がしねえ」


冷や汗を掻く外神。

客席には全身白い布を被ったユリの姿。

ユリは仲間に合図をし、走っていく。


「さあ、いよいよアヴァンvs外神の対決が始まります!」


盛り上がる会場。

外神は緊張で体の震えが止まらずにいる。


「外神!!」


ステージ横にいるチャンプは大きな声で外神を呼ぶ。


「お前は状況に応じて、戦い方を変えられるんだ! それを忘れるな」

「状況によって」


外神はポケットからチケットを出し、握りしめる。


「ここまで来たら、腹を括るしかないわな」


アヴァンを見る外神。


「無駄なことを」

「さあいよいよバトルの開始です!」


ドラが鳴り会場は大きな声が響き渡る。


未だ仁王立ちをしているアヴァンに対し、アヴァンに近づいては離れを繰り返している外神。


「(心の声)くそおお、隙があるように見えねえ。能力が使えるのは二回。一つは攻撃アップ、近くのなら速度を上げなければいけない、だがそんな端的な攻撃が通じると思わないし、だったら変化させて出所が見えない角度で、拳を打ち込めば」


外神が頭の中でシュミレートしていると、アヴァンが一歩を踏み出す。

会場は盛り上がり、外神はあまりの威圧に動きが止まってしまう。


「つまらないバトルにするのなら、今すぐ潰す」

盛り上がる観客。

外神は唾を飲みこみ。


「執行猶予くらいもらってもバチは当たらないだろ。だが、お陰でやるべきことは決まった!」


と外神はチケットを強く握る。


「俺の潜在能力よ。速度を上げてくれ!」


外神が叫ぶと青い気が外神の体を纏う。


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