異世界の中へようこそ 2
外神「異世界なんでもチケットって何にも書かれ
ていないじゃ使いようがないだろ」
リリ「何も書かれていないということは何でも
叶えられるということなんだよ」
胸を張るリリ。
はぁ? という顔をする外神。
外神「何か? 俺が金持ちになりたいなんて書い
たら叶えてくれるのか?」
リリ「それは無理だよ」
外神「何でもじゃねぇじゃん」
リリ「このチケットは戦闘中にのみ何でも叶えて
くれるんだ」
外神「戦闘中? 何か喧嘩に巻き込まれたときとか
か?」
リリ「君は何を言っているんだい? ここに君が
来たのは救世主としてであって、戦うことはマ
ストなんだ」
外神「......ちょっと待て! 戦うなんて聞いてねぇ
ぞ! 第一、運動神経の悪い俺に戦闘なんて出来
るわけねぇーだろ!」
リリ「知ってるよ。君が運動神経がないことくら
い。だからチケットがあるんでしょ?」
外神「説明してくれ」
リリ「今の君の身体能力では一回の戦闘に使える
チケットは二枚ってとこかな? で、願いを口に
出すんだ」
外神「なんて?」
リリ「俺の潜在能力よ! 〇〇を強化してくれ!
ってな感じで」
外神「かっこ悪。誰がいうか」
リリ「言わないと君は速攻死ぬことになるよ。
待ったなし、死んだら終わりの世界なんだか
ら」
苦笑いをする外神。だが心の中では少しの高揚感も湧き出ていた。
外神「おいおい、変なことに巻き込むなよ」
リリ「一度、試してみようか」
外神「試すって誰と? お前みたいな可愛い小動物
を手にかかるほど落ちぶれちゃいないの」
リリはポケットから紫色の小さなボール取り出し
地面に叩きつけると、大量の煙の中から巨大な
鬼の顔をした魔獣が現れた。
その姿を見て腰が引け、開いた口が塞がらない状態になっている外神。
リリ「この子で試すから」
嬉しそうに飛び跳ねて、外神を見ているリリ。




