外神vsイーボン 決着
外神「防御力を上げてくれ!」
外神の体がオレンジの気で包まれる。
チャンプ「あのバカ! 勝ちを捨てたのか!」
リリ「一発があればチャンスをうかがうってということもできたけど。そんな一撃を持ってない」
アヴァン「俺と同じ? いや先ほどは」
カルバ「どうした? 独り言か?」
アヴァン「なんでもありません」
イーボンの10の拳が外神に襲いかかるが外神に覆っている気のおかげでダメージを受けずに済んでいる。
観客からはイーボンの連続パンチを外神がガードしているようにしか見えていない。
シアンには少しずつ繊細に見え始めている。
シアン「あの二人。すごい」
数分、その状態が続き、外神の気がだんだん小さくなってくる。
チャンプ「そろそろ時間切れだな」
外神M「くそ。こんなに力の差があるのかよ! 起死回生なんて何も残ってねえ」
外神「負けねえ」
防戦一方だった外神は自らイーボンに近づく。
外神を覆っているオレンジの気は外神の正面に集まっている。
チャンプ「土壇場で少しはできるようになったじゃねえか。だが、それもここまでだ」
外神に纏うオレンジの気が消えた瞬間、外神はイーボンの肩を殴る。
シアン「どこを狙っているんだよ!」
外神は右から来る拳をもろに当たり吹き飛ばされる。
チャンプ、シアン「外神!」
外神が倒れている姿を見るイーボンはニヤリと笑い。
イーボン「オマエタカノゾミ。マダハヤイ」
と言って倒れるイーボン。
アヴァン「お前もまだ早かったな」
リリ「イーボン、リミットを超えたのね」
チャンプ「ああ助かった。が」
チャンプは外神を見る。
審判「おおおっと両者相打ち! これは10秒以内に起きあがった方が勝ちとなります! 両者起きあがらなった場合は再試合となります」
チャンプ「再試合に勝ち目はねえ! おい外神起きろ!」
外神、ぼんやりしている。
外神M「あれ? どうなったんだ? そうか。負けたのか? へへ。やっぱり俺に神なんて向いてなかったんだよ。才能のかけら一つもない俺がな」
シアンの声「外神!」
外神M「シアンの声が聞こえる」
シアンの声「あんた勝つんじゃなかったの?」
外神M「無茶を言うなよ。勝てる見込みがない勝負によく挑んだと誉めるべきだ」
シアンの声「情けない奴! あんたの虚言はこんなものなの!」
外神M「あいつ俺が勝てると思ってなかったな。でも信じてくれている。ならもう一発くらい殴られて負けた方が絵にはなるか?」
外神はゆっくり立ち上がる。
審判、外神の手を挙げる。
審判「勝者、外神」
盛り上がる観客。
喜ぶサリとルカ、ガッツポーズをしているチャンプ。
嬉し泣きをするシアン。
外神は手を持ちあげられたことを攻撃されたと勘違いして、そのまま気絶する。




