外神vsイーボン
ステージに続く道を歩いている外神。
ステージにたどり着くと大歓声が湧く。
ステージにはイーバンが仁王立ちで立っている。
審判「さあ現れました! シアン選手の戦いに横槍を指し、イーバンに戦いを挑む無謀とも言える男! その名は.....えっと外神!」
宮殿の二階からステージを見ているアヴァン。
アヴァンの隣に豪華な椅子に座り、手には金の指輪を大量につけている小太りのカルバ。
アヴァン「あれが外神」
カルバ「なんだ? あんな雑魚そうな奴が気になるのか?」
アヴァン「.....いえ」
ステージに立つ緊張している外神。
外神M「おいおいこんなに人が来るのかよ!」
サリ、ルカの声「頑張って!」
外神が声のする方向を見るとサリ、ルカ、シアンの姿。
シアン「負けてもいいからね。私が倒すから」
外神「......そんなこと言われて負けれるかよ」
外神は一息吐き、イーバンの前に立つ。
イーバンは見下ろすように外神を見る。
イーバン「ニゲズニキタカ」
外神「ああお前を倒すために」
大笑いするイーバン。
(回想)
昨日の夜。【ホテル ラブ】
トレーニング施設のある場所に外神、リリ、チャンプ。
チャンプ「いいか。イーボンがあのバトルで負けた相手は後にも先にもアヴァンだけ。負けない理由としては運営が操作しているということもあるが、そのおかげでイーバンはアヴァンに対して強い憧れを持っている。最近では勝ち方まで真似をして戦っているよに見える。とくれば......」
ステージ上に立っている外神。
外神「気分よく演じさせてやるのみ」
審判「それではこれより代理リベンジマッチを開催したいと思います! 賭け投票は......おお五分五分これが愛のパワーなのでしょうか!」
シアン「愛じゃなから」
外神「シアン!」
シアン、外神を見る!
外神「勝つから絶対に」
シアン、ふっと笑って。
シアン「勝ってからそのセリフ言いなさいよ。弱いんだから」
外神「ああ」
審判「それではバトルスタート!」
外神「まずは!」
外神はイーバンの射程圏内に入るとイーバンの右の横腹に右拳を打ち込む。
が、運動神経のない外神のパンチは蚊が止まったかのように遅かった。
会場の笑い声。
審判「(笑いながら)外神選手の猫パンチが炸裂した!」
観客席で見ているチャンプ。
チャンプ「それでいい。続けろ!」
遠くで試合を見ているユリ。
イーボンは首を動かし外神を見る。
外神は舌打ちをしてイーボンの腹に拳を連続で打ち込む。
会場は大笑い。
審判「これは外神選手。イーマンを猫じゃらし状態だ!一向に効いていない!」
一度間合いを取る外神。
イーボン「モウオワリカ?」
イーボンは嬉しそうな顔。
カルバ「おいおいあいつはなんだ? お笑いでもうやりに来たのか?」
アヴァン「わかりません」
真剣な目で見ているアヴァン。
大きく息を吸う外神。
外神「俺はこの日のために鍛え上げたものがある」
観客1「おいおい、もう笑わせないでくれ!」
観客2「俺らの腹筋を鍛えてなんになるんだよ!」
イーボン、ニヤニヤしながら
イーボン「ツマラン」
イーボンはステージを降りようとする。
審判「イーボンがステージから降りようとしている! イーボンの気持ちは私も会場もわかります」
外神は不敵な笑みを浮かべる。
外神M「焦るな」
チャンプ「焦るなよ」
外神「俺の必殺が怖くなったんだな」
イーボン、外神に背を向けて足を止める。
カルバ「あれは昨日のお前と一緒じゃないか」
アヴァン「......」
外神「これを食らって立っていたら言いやがれ!」
と外神はイーボンに全速力で向かい、左の拳にチケットを持ち大きく振りかぶり、体をツイストさせて
外神「俺の潜在能力よ、力を上げてくれええ!」
外神の体が赤い気で包まれる。
アヴァン、驚く。
アヴァン「あれは!」
外神の纏っている気が少しだけ左手に向かい、左手の気が大きくなっている。
外神「これが俺のとっておきだ!」
外神はイーボンの背中を目掛けて打ち込んだ。
イーボンは大きく口を開けて倒れこむ。
会場が静まる。
外神「きっ決まった!」




