能力とは?
いつもありがとうございます!
立ち上がる外神。
チャンプは黒板の前に向かう。
チャンプ「お前さんは能力についてどれだけ理解している?」
外神「理解? まあ速くなったり、強くなったり、硬くなったり」
チャンプはため息を吐く。
チャンプ「よくそれでアヴァンに挑むつもりでいたのか?」
外神「どうしてそれを?」
チャンプ「アヴァンを見ている目があたかも自分がそこにいるかのようだったからな」
外神「教えてくれねえんだから自分でなんとかするしかねえだろ」
チャンプ「教えてくれない? 後ろのリュックがか?」
外神、驚く。
外神「いつから気づいて?」
チャンプ「俺も能力者だからな」
白いチケットを取り出すチャンプ。
チャンプ「研究の方の」
リリは動物姿になって現れる。
チャンプ「ほう。神の使いか。となるとあんたが外神」
外神「まあ」
チャンプ「飛んだ外れを引かされたな」
チャンプは大笑いする。
リリ「でも彼を選んだんです」
チャンプ「チケットかが? まあ俺の場合は能力が使えない奴が太刀打ちできるようにこれがあるだけだがな」
外神「そのチケットも俺のと......」
チャンプ「いいや」
チャンプはチケットを握りしめる。
チャンプ「開け俺のパワーよ!」
赤い気がチャンプの周りを包み、それと同時にチケットが焼けてなくなる。
チャンプ「見ての通り、チケットは一回限り有効。そして」
チャンプがサウンドバックを殴ると大きく揺れる。
チャンプの周りから赤い気が消え去る。
チャンプ「一発だけ。これが非能力さの現実だ。あんたの持っているチケットはそれを超える品物なんだろ?」
外神「ああ」
チャンプ「そうじゃなきゃ勤まらないだろうな」
リリ「そのチケットの制作はどうやって?」
チャンプ「......あまりいい話じゃねえから言いたくないんだ。すまん」
外神「それより」
チャンプ「そうだな」
黒板に五角形を書くチャンプ。
チャンプ「基本的なものとしては力の能力を上げる赤い気、防御力を上げるオレンジの気、速さを上げる青の気、物体を変化させる緑の気、あとは自分から切り離し相手にダメージを与える黄色の気がある。チケット支持者は基本この5つならどれを使うことが可能となる。お前さんのチケットは知らんがな」
リリ「君のチケットも同じ」
チャンプ「そしてチケットを使わずに能力を開花したやつは、どれか一つに特化することになる。例えばアヴァンの場合は防御力」
外神「紫は?」
チャンプ「邪念が混ざっているかもしれんな。まあ色が濃くなればなるほど、その能力の質が高いということ。能力が開花されたばかりはまだ無色に近いからな」
外神「だからムーの色は」
チャンプ「そこでだ。膨大な量を出せたとしても、それを圧縮しなければ効果が薄い」
外神「圧縮?」
チャンプ「見てろ」
白いチケットを握るチャンプ。
チャンプ「開け俺のパワーよ!」
チャンプの周りに赤いの光が包む。
チャンプ「この気を右手に意識させると」
赤い気が右手に集まっていく。
チャンプ「そして放つ!」
チャンプがサウンドバックを殴るとサウンドバックが破け、砂が壁まで飛び散る。
チャンプ「これは訓練が必要になるが、出来るようになれば何倍もの効果を得る」
外神「逆を言えば、気を集めた場所以外のところを狙えば、アヴァンを倒せる!」
チャンプ「それはない!」
外神「はあ? 理屈として納得できねえ」
チャンプ「チケット持ちは確かにそうだが、己で開花させたものはすべての場所が強化済み。チケット潜在能力の100%しか出すことは出来ないが、開花したもの120%だせる恩恵がある。鍛錬の結果だな」
外神「なら俺がアヴァンと同じ強さだとしても」
チャンプ「分は悪い」
外神「くそ!」
チャンプ「だが、今の敵はアヴァンではないイーボンだ。まあチケットを使いこなせていない。そしてお前の身体能力、まあイーボンでさえ勝てないだろうな」
外神「冗談だろ!?」
チャンプ「俺は何千とあのバトルを見てきた間違えではない」
外神、悔しそうな表情。
チャンプ「正攻法ではな」
チャンプは得意げな顔をする。




