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圧倒的な力

時間が経ち、夕暮れになると観客が集まってくる。


審判「さあ本日のメインバトルです! 本日は不屈の闘志を持つブブ選手があのアヴァンに挑みます!」


盛り上がる観客。

ステージから腕の筋肉が異常に発達したブブが出てくる。

ステージを見ている外神とチャンプ。


外神「すげー人気」

チャンプ「ああ。初めての宮殿バトルの相手がイーバンでな、選手生命が危ぶまれるくらいの大怪我をしたのにも関わらず、更に強くなり戻ってきたからな」

外神「そこまでして欲しいものって」

チャンプ「水路だ」

外神「水路ってあの」

チャンプ「ああ、昔はシスオアという街が管理していたが、現在水路の4つはこのアブラナが持っている」

外神「この街が水路を」

チャンプ「水があれば人は生きていける。まあここらの宝石を持ってたって、生きてはいけないからな。ほら、あれを見ろ」


宮殿の二階にある窓に指をさすチャンプ。その先にイーボンの姿。


チャンプ「奴はアヴァンの戦いは必ず見ている」

審判「それでは運命を賭けたバトル! スタートです!」


すり足で仁王立をしているアヴァンに近づいていくブブ。

ブブが射程圏内に入るとアヴァンの右の横腹に右拳を打ち込む。

ブブのパンチで周りに風圧が出る。


審判「ブブ選手の強烈な一撃が決まった!」


アヴァンはビクともせず、首を動かしブブを見る。

ブブは舌打ちをし、アヴァンの腹に拳を連続で打ち込む。


審判「これはブブ選手、アヴァンをサウンドバック状態だ。だが、一向に効いていない」


一度、間合いを取るブブ。


アヴァン「もう終わりか?」

チャンプ「お前にも分かるだろ? ブブが勝てない理由。それは能力が使えないこと」


外神はチャンプの【能力】という言葉に驚く。


外神「あんた、知っているのか?」

チャンプ「なーに、少しかじった程度よ」


ステージ上では大きく息を吸うブブ。


ブブ「俺はこの日のために鍛え上げてきたものがある」


観客、盛り上がる。


審判「おおっと! ブブ選手、アヴァン対策に秘策を用意してきていた」

アヴァン「つまらん」


アヴァンはステージを降りようとする。

審判「おっとアヴァン選手、ステージから離れようとする」


ブブは不敵に笑みを浮かべる。


ブブ「俺の必殺が怖くなったんだな」


ブブに背を向けてアヴァンは足を止める。


アヴァン「お前と戦うより、酒を飲んでいた方が優位意義だと言っているんだ」


ブブはアヴァンを睨みつけて


ブブ「これを食らって立っていたら言いやがれ!」


とブブはアヴァンに全速力で向かい、左の拳を大きく振りかぶり、体をツイストさせてアヴァンの背中を目掛けて打ち込んだ。


審判「これは! 強烈なパンチ! さすがのアヴァンも背中に食らってはひとたまりも.......」


アヴァンの背中にオレンジの気が張っている。


審判「ビクともしていない!」


観客は盛り上がる。


アヴァン「それがお前の全力か?」


ブブは痛そうに左の肘を抑えて倒れこむ。


アヴァン「お前は高望みしすぎた。そしてまだ早すぎた」


アヴァンはブブを蹴り上げ、そのままステージに叩きつけられる。


アヴァン「今ならのお前ならイーボンに勝てたかもな」


宮殿の中へ向かうアヴァン。

気を失っているブブ。


審判「しょ勝負ありです! 勝者、無敗の男! アヴァン!」


盛り上がる会場。

宮殿で観戦していたイーボンは観客席にいる外神を見つけニヤッと笑い去っていく。


チャンプ「お前さんにとってはいいデモストレーションになってくれたな」

外神「どういうことだよ」

チャンプ「教えてやる。付いて来なさい」


とチャンプは盛り上がっている観客を掻き分けながら歩いていく。


細い路地を入っていくチャンプ。それに付いていく外神。

細い路地には体つきが男性でメイクをしている人たちが各場所で熱い抱擁をしている。


外神「おいおい、俺にそんな趣味はねえぞ」


チャンプが一つの建物の前で足を止める。


チャンプ「ここだ」


外神が建物を見上げると看板に【ホテル ラブ】の文字。


チャンプ「入るぞ」


外神の手を引っ張るチャンプ、拒絶する外神。


外神「ちょっと待て! 俺にだって理性というものはある! まだ普通でいたい」

チャンプ「普通で勝てる相手じゃないだろ。ほら時間がないさっさと行くぞ」


と外神を担ぎ上げ中に入っていくチャンプ。


中に入るとフロントは手しか見えないようになっており、チャンプが外神を抱えフロントに行き


チャンプ「いつものとこ借りるぞ」


というとフロントの中から


「生きのいい子を連れてきたわね。あまり激しくしないでね」


と低い声が聞こえる。

暴れる外神だが、チャンプから降りることが出来ずにチャンプの向かう地下への階段に連れられていく。

外神の頭の中では『今日は俺の卒業式』と少しずつ受け入れようとしていた。

地下の扉を開けると、マットのようなものに投げられる外神。


チャンプ「よし、やるぞ」


外神は抜け殻のようになっており


外神「仰せのままに」


と体を大の字にする。


チャンプ「......まあ勘違いされるのは仕方ないが、周りを見てみろ」


と外神が周りを見るとジムに置いている機材が置かれている。


外神「これは?」

チャンプ「明日の対策だ」


指を鳴らすチャンプ。


これからも頑張って書き続けます!よろしくお願いします

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