外神の強さ
外れの街からもう少し離れた砂漠に外灯が灯る広場があり、広場にたどり着く外神とシアン。
シアン「ここなら誰にも邪魔されませんので」
シアンは戦う構えをするが焦っている外神。
外神「ちょっと待っていきなり戦うって準備体操が」
シアン「戦いながら体を温めていけばいい!」
とシアンの攻撃を一つも避けれないまま倒れる外神。
シアンは残念そうに
シアン「私に歯が立たないようなら、絶対に勝てない。助けてくれことは感謝してる、そして食事もありがとう。イーボンとの再戦は私がやる」
外神、ゆっくり立ち上がる。
外神「いーや、シアンが戦っても負けは見えている」
シアンはムッとする。
シアン「私より弱いあんたに言われたくない!」
外神「あと二日あるんだろ? それまでになんとかすればいい話」
シアン「人は二日足らずじゃ強くなんてならない」
外神「強くなんてならないさ。でも引き出せばいい」
シアン「そんなことできるわけがない!」
外神「出来るんだ。俺には」
シアン「期待させないで!」
シアンは足早に去っていく。
リリが動物姿で現れる。
リリ「彼女、怒って帰っちゃったね」
外神「彼女じゃねえよ」
リリ「まあとにかく、ユリの家に戻って考えなきゃ」
外神「俺が潜在能力を使ってイーボンに勝てる確率はどのくらいある?」
リリ「今のところ10%もないよ。そもそも君は戦い方を知らなすぎる」
外神「10%か。一か八かを賭けるだけの優しい可能性じゃないな」
外神はシアンの攻撃された箇所を抑えながらゆっくり歩いていく。
ユリの家に戻った外神、ユリが不思議そうに食材カゴを見ている。
外神「ただいま」
ユリ「あっおかえりなさいませ」
外神「どっどうしたんですか?」
ユリ「いえ、食材を買っておいたと思っていたのですが、切らしてしまっていたみたいで申し訳ありません」
外神「きっ気にすることないんじゃないかな?」
ユリ「外神様がいらっしゃる時に私ったら」
リリ「ねえ、ちゃんと言った方がいいんじゃないの?」
咳払いをする外神。
外神「それより。イーボンというやつのことについて何か知らないか?」
ユリ「イーボンですか?」
リリ「(小声で)ろくでなし」
ユリは棚からパンフレットみたいなものを取り出す。
ユリ「これが参考になれば良いのですが」
ユリはイーボンのページを開き外神に見せる。
外神「戦歴98勝1敗」
ユリ「この一敗はアヴァンに負けたものです。それ以来イーボンはアヴァンに憧れを抱いていて」
外神「だからシアンとの戦いの時も同じ勝ち方をしようとして」
ユリ「一敗してからは本部のお墨付きになってますから」
外神「悪役としては最高のキャラだからな」
ユリ「それが何か?」
外神「いやなんでも」
ユリ「そうですか? もうお休みになられますか?」
外神「ユリは?」
ユリ「私は使用がありますので、少し出ますが」
外神「そうか」
ユリ「それでは」
ユリはテントから出て行く。
外神「俺の料理を作るために戻ってきたのか?」
リリ、動物姿になっている。
リリ「ろくでなし」
外神「後をつけみよう」
リリ「.......うわあ〜ストーカー」
外神「神にそんなものねえんだよ」
リリ「都合がいいことを」
外神はユリのテントを出る。




