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シアンの戦い

外神は少し離れた場所に座り、女性シアンを意識している。

暗い場所であるため、少し見づらいがシアンは身長が150cmほどで細身、白を基調をした布を体に巻いている。


シアン「君も家族のため?」


外神はシアンに話しかけられて驚く。


外神「まあ、そんなところかな」

シアン「私はシアン。お互いに守るものがあるって大変だよね」

外神「守るもの?」

シアン「私の家族はこの街の端に家があるんだけど、裕福ではなくてね、私がこうやってバトルをすることで1日の食事を確保しているんだ」

外神「......格差はこの街でもあるんだな」

シアン「そんなことはないよ。この街はシンプルで好きだ。強い者が生き残り、弱い者が去る。今まで住んでいた村では強さなんて無意味だったから」

外神「強さが無意味ね」

シアン「私はもう一度、中に挑戦出来るように今は勝ち星を挙げているのさ」

外神「中に? 普通に受付出来るんじゃないのか?」

シアン「受付が初めての人はどこを選んでもいいけど、一度でも負けてしまえば、中に行くには下を10回勝つ、上に行くには中を15回勝つというルールがあって、一度は買ったんだけど二度目の中の挑戦で時に負けてしまって。下から始めているんだ」

外神「なら......初めての俺が下で負けると上の挑戦はできないってこと?」

シアン「最低でも一ヶ月は必要になるね」

外神「一ヶ月もこんな生活できねえ!」

シアン「君は面白い人だね。こんないい街ないのに」


審判がステージの方から歩いてくる。


審判「シアンさん出番です」

シアン「はい! 話してくれてありがとう。今日、勝てれば中にいけるんだ。何かの縁。応援してよ」


シアンは外神にニコッと笑い歩いていく。

外神は恥ずかしそうにそっぽを向くと、動物姿になっているリリが顔の前に顔を近づける。


リリ「あれ? 今可愛いとか思っちゃった系ですか?」

外神「思ってねえよ!」

リリ「ならなんで照れてるんですか?」

外神「思ってねえよ!」


外神はリリを投げ飛ばし、ステージのある道に歩いていった。

ステージの脇から客席を覗くと、アヴァンの戦いほどではないが人が入っており、中には【シアン】と書かれた垂れ幕を持っている人さえいた。


外神「あいつ人気なんだな」


リリは外神の顔に近づき


リリ「嫉妬? もしかして嫉妬?」

外神「だから、違うって」


ニヤニヤしているリリのほっぺをつまむリリ。

審判がステージの中心に来る。


審判「お待たせしました! それでは【中】への昇級バトルを開始したいと思います」


盛り上がりを見せる観客。


審判「なおシアンには8割の方が賭けております。人気が高い選手ですね」


審判はニヤリと笑う。


審判「それではシアンさんの相手はこちらになります」


と中の入り口を指す審判。

そこから背が2mほどあり全身にピアスをしているイーボンという男が出てくる。

戸惑うシアン。


審判「なんと昇級バトルの相手は中の戦いの時にシアン選手に大きな怪我負わせたイーボンだ」

観客1「おい! 卑怯だぞ」

観客2「これはイーボンの勝ちだな。ありがとな」

観客3「今のシアンちゃんなら勝てるよ!」


イーボンがステージに上がり、背中を曲げてシアンの顔を近づける。


イーボン「アンマリオンナヲイタメツケタクナイ」


シアンは手をぎゅっと握り


シアン「もう前回と同じ轍は踏まない」


とイーボンを強い目で見るシアン。不敵に笑い距離をとるイーボン。

審判がイーボンとシアンの真ん中に立ち。


審判「それでは昇級バトル開始!」


と、審判は手を振り下ろす。


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