宮殿バトルへ【下】
倒れている外神に対し、顔を近づけるリリ。
リリ「君も分かっているとは思うけど、アヴァンは能力者」
外神「分かっているよ」
リリ「能力の使い方も彼は一流だったね」
外神「俺の方が気は大きいけどな」
リリは呆れた顔で外神を見る。
外神「なんだよ、その顔」
リリ「あれは膨大な気を圧縮させているんだ。だから体にダメージがないんだ」
外神「圧縮? 聞いてないぞ」
リリ「一から説明したら、救えるものも救えなくなるでしょ? 実践で学んでいかなきゃ」
外神「......スパルタだな」
リリ「こちらの手の内をバラずにアヴァンとの戦いに行ければ勝機はあるかもね」
外神「なるほどな」
外神は立ち上がり希望に満ちた顔をする。
外神「試しにちょっくらバトルに参加してみるか!」
次の日、外神じゃリリを背負いバトル受付という場所に顔を出す。
バトルの受付は宮殿内にあり、朝の受付でトーナメントが決まっていく、宮殿の一回に一つの受付があり、受付の後ろに【極、上、中、下】と書かれた看板がある。
受付に顔を出す外神、笑顔の受付嬢。
受付嬢「はーい。宮殿バトルをご所望ですかー?」
外神「ああ」
受付嬢「欲しいものは何ででしょうかー?」
外神「欲しいもの?」
受付嬢「はい。ゲスト様が望むものに対して難易度が変わります。例えば今日の食事代となればに二流レストランのチケットとなりまして、【下】のバトルとなります! 中になりますと宮殿から離れた一軒家、上になりますとそれ以上のものとなりまーす」
外神「例えば先代の王を救いたいとなる要望だと?」
受付嬢の顔が睨みつけるような顔に変わる。
受付嬢「まあそうなれば【上】になりますね。それでいいですね?」
外神は焦ったように
外神「いやいや、ただ聞いただけだ」
笑顔に戻る受付嬢。
受付嬢「そうでしたか。驚きましたー。冗談は顔だけにしてください」
外神「すいません」
外神は【極】という文字を見つける。
外神「極って上のその上なのか?」
受付嬢「ああ、それはまだ開催されていないんです」
外神「開催されていない?」
受付嬢「アヴァン様レベルの方がたくさんおられるのであれば、世界最強を決める戦いをしたいという意味合いで作ったのですが、アヴァン様と同等に戦える人もおらず、ただに看板になっておりまーす」
外神「なるほどな」
受付嬢「で、どうなさいますか?」
外神「なら下で」
受付嬢「わっかりましたー。下の食事コースですと対戦は一度だけとなります。対戦相手が決まるまで控え室でお待ち下さい」
と受付嬢は【下】と書かれた紙に判を押し、下の場所に手を差し伸べる。
外紙は【下】と書かれた場所に向かう。
その中は牢屋みたいに石で積み重ねられた場所で、その先にはステージに続くであろう道がる。部屋は少しの光が差した暗い空間に木で出来たベンチがある簡素な作りになっていた。
外神が中に入ると一人の女性が集中をしているように座っている。




