次の場所へ
大きな草原のある木が歪み、そのから転がり落ちる外神。
外神「ん? またこの場所か。まだ終わってねえだろ」
リリが動物の姿で外神に近づいてくる。
リリ「一応、あの場所でやることは終わったってこと」
外神は動かせない体動かそうとして精一杯の怒りの顔をリリに見せる。
外神「はああ! あれのどこが解決だっていうんだよ!」
リリ「水不足は解決が出来たでしょ? それであの場所では神としてやるべきことは済んだ」
外神「.....神っていうのは釈然としねえもんだな」
リリ「まあ神も暇じゃないんで。にしてもチケットの二重使用はやめた方がいい」
外神「二重使用?」
リリ「同じ能力に対して、さらに潜在能力を足す行為」
外神「ああ、あれね
リリ「リスクが高いんだ」
リリは枝を持ち、草原に絵を描いている。
リリ「そもそも人の持っている潜在能力っていうものは経験や修練によって引き上げることが出来る。チケットの力を借りて潜在能力を引き出したってことはその上限まで使い切ったってこと」
外神「てことはハービスの能力を使った時では俺の潜在能力を足しても勝てないってことだよな?」
リリ「うん。彼らは潜在能力に近いスキルを使うことが出来る。潜在能力が10とするなら、今回ハービスのスキルは0.3」
外神「0.3!! 嘘だろ! 俺の全部を使ってもそれだけかよ!」
リリ「下の下だったっけ?」
外神は言葉を詰まらす。
リリ「君はもっと強くならないといけない」
外神「でもさ、潜在能力にだって限界はあるだろ」
リリ「可能性もなんでも限界を決めるのは自分なんだよ」
外神「はいはい。お説教ありがとう」
リリ「ともかく、次にそれを使う時、全身を襲う筋肉痛は免れないからね」
外神、ゆっくり立ち上がる。
外神「分かったよ......ってあれ? 筋肉痛が消えている!」
リリ「ここは簡単に言えば神の世界だから。現実世界とちょっとだけ違うから」
外神「なら、危なくなったらここに飛ばしてくれればいいんじゃないか?」
リリ「ここは始まりと終わりにしか辿り着けない場所。都合いいな所じゃないの」
外神「まあそうだよな」
リリ「僕はまだ都合のいい時にしか、アドバイス出来ないから」
外神「でも、こうやって一つずつクリアしていけばいいんだろ?」
リリ「そう」
外神「今まで頼られたことなかったからわからなかったけど、出来ることがあるならやってやるっていいもんだな」
リリ「君がオーシャンビューを好きなってもらってよかったよ」
外神「もう、死に関わるような出来事は勘弁だがな」
リリ「どれはどうかわからないけど」
外神の近くに空間の歪みが現れる。
リリ「次の場所に行く準備が出来たみたいだ」
外神「休ませてくれないのかよ」
リリ「それが神だよ」
外神はフッと笑い空間の中に入っていった。空間から出てくるとそこは全体が砂漠しかない場所。
外神の笑顔が一転し、口を大きく開け唖然とした表情。
外神の汗が流れ出てくる。
外神「また砂漠かよ!」
外神はうつ伏せになり倒れた。
評価ありがとうございます! 少しだけ頑張れる力をいただけました。書いていきながら上手くなっていきたいと思います。泣




