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異世界チケット 第二話

どういうことなんだ! おかしい! 俺は確かに商店街を抜けた。振り切ったと思った。なのにこの状況は明らかにおかしい。

仮面越しでも分かるようにニコッと笑っている黒マントの男は俺にこう話しかけてきたんだ。


「ガラガラ、まだやってないじゃないですか?」


はああ! 現実だよな? 現実でそんなことが起こるわけないよな? ガラガラやってない? やるまでここから出れないってこと? だとしたら、俺はこの商店街に入った瞬間に蟻地獄の中に入ったってことなのかよ!」


「一回回せば、それで終わりますから」


強制イベントかよ! これ、回さないといけないやつ? 詐欺られるやつ? なんなの? どうなの? よくわかんないけど。早く帰りたいから(別にやりたいことがあるわけでもないが)。

 俺はそう思いながらガラガラを回すと安定の白が出たきた。ほらほら、結局温泉旅行とかハワイ旅行とかそんなのじゃなくティッシュが定位置。やらなくてもわかっているのだからまあ落ち込みもしないが。


「まさか白を出す人がいるなんて!!」


ん? 仮面の人が驚いている? 白だぞ。白が特賞ってルール聞いたことがない。


「あなた本当に才能が0なのですね」


わかっている。そんなこと! だが人様から言われるのはちょいと腹が立つ。


「そんなあなたにこれを差し上げましょう」


黒マントの人は俺にチケット見たいなんものを差し出してきた。そのチケットには【異世界チケット】と書かれている/


「異世界チケット?」

「左様でございます。有効期限はございません。これがあればあなたはもう大丈夫いってらっしゃい」


はぁ? 何? どこに行くというんだ? と黒マントの人は徐ろにシャッターを開けるとブラックホールみたいな入り口が現れた。


「なんじゃこりゃあアアアアアア」


俺が驚いていると、黒マントの男はいつの間にか俺の背後に陣取り背中を強く押す。俺は止まることが出来ず、ブラックホールに飲み込まれていった。

ああ.....こうやって物語は始まっていくんだと。なんだか、こう諦めた感。あるよね。人生はこうやって巻き込まれたいくんだなって思うよね。


こうして俺は死ぬわけでもなんでもなく、現実世界を強制的にお別れして。異世界の中に巻き込まれていったのである。


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