砂の人々 決着
ムー、立ち上がろうとするが、立ち上がれない。
ムー「どけ、お前には関係がない」
外神「関係がないのなら、巻き込まれていないさ」
ハービス「外神様、あなたまで傷つけたくないのですが」
外神「ふん。勝ったような言い方だな」
ハービス「まだ、この世界のことを知らない。私はそうお見受けしております。でしたら、どんな力があろうとも今なら勝てるそう推測したまでです」
外神M「確かに間違っちゃいねえ」
外神「だが、こっちもちったあ修羅場をくぐり抜けてきたんだよ」
ハービス「それは楽しみです。お手合わせ願いたい」
リリの声「外神、まだあの少年とのバトルが済んでない」
外神「ああ、分かっている。かといって」
外神、ムーの姿を見る。
外神「あの状況で倒したら、卑怯ってもんだろ」
リリの声「ならどうするつもり?」
外神「それはだな。おい、そこの少年」
ムー「なんだ」
外神「俺とのバトル。負けを認めろ」
ムー「はあ! 認めるわけがないだろ! 僕は誰にも負けないんだ」
外神「本当に話を聞かない親子だな。じゃないとお前を殴り飛ばすことになる」
ムー「それでも構わない」
外神「こっちがよくねえんだよ! それにそんな時間もない」
ハービス、一歩ずつ、近づいてくる。
ハービス「私にとって二人とも邪魔なようです」
ハービスは右手を手刀の形にして
ハービス【神よ。代わりに裁くことをお許しください】
ハービスの手が膨大な紫色の気に染まる。
外神「今、あれを食らったら、おい! 早く負けましたと言え」
ムー「僕は最後まで戦う」
外神「あああもう! 守ってやる! だから」
ムー、驚き、戸惑っている。
ムー「守ってくれる?」
外神「ああ」
ムーは外神の背中に母親の背中が映ったように見える。
ムー、安堵した表情。
ムー「もう一人じゃないんだ。負けました」
というとチケットに輝きが戻る。
外神「よし、これで」
ハービス「では、死後の暮らしをお試しください」
外神【俺の潜在能力よ! あいつをぶっとばせるだけの力をくれ】
外神の両手に赤い気が纏うがハービスよりの少量の気が纏っている。
ハービスは歩きながら驚いた表情をする。
ハービス「さすがは神。使えたのですね能力を」
ハービス、ニヤリと笑い。
ハービス「ですが、その量では私に勝てない」
一気に走りこんでくるハービス。
外神「来る!」
とハービスの手刀と外神の右手の拳がぶつかるが、ハービスの力に押されている。
外神「くそ!パワーが違いすぎる」
ハービス「これが経験の量ですよ」
外神は左手に持っているチケットを見る。
外神「なら、もう一度」
外神【俺の潜在能力よ! もう一段階力を上げてくれええ!】
と、チケットは赤く光り。気の量が膨れ上がる。
ハービス「何!」
外神はハービスの手刀を弾き、ハービスの胸に拳が届く。
そしてハービスは勢いよく近くの家に吹っ飛ばされ、家に穴が開く。
外神「へへ、大勝利だぜ」
というと外神の体に力が入らず倒れこむ。
外神「あれ? 力が入らない」
リリの声「初めっから限界を超えた使い方をするからだよ」
外神「じゃなきゃ勝てる気がしなかったんだよ」
リリの声「後で、説教だからね」
外神「分かったよ」
外神が仰向けになり笑顔で倒れていると、その真上にはムーの姿が見える。
外神「おお、倒してやったぜ」
ムー、笑顔で。
ムー「ありがとう。あとは僕に任せて」
と、外神に向けてナイフを見せる。
外神、驚く
外神「おい、何を!」
ムー「あなたを倒すんだ」
外神「はあああ?」
ムー「たぶん、僕のやることをまた邪魔しかねないから、それなら今のうちに片付けた方がいいと思って」
外神「助けてやっただろ」
ムー「うん! おかげであの人も排除できそうだよ」
外神「俺はそんなつもりで助けたんじゃない!」
ムー「理由って人に押し付けるものじゃないと思うんだ。さようなら」
外神は動こうとするが、全身が筋肉痛のようなものに襲われており動けずにいる。
ムーのナイフは外神の心臓をめがけて振り下ろす。




