異世界チケット物語
初めましてまめんぼです。至らないところはあるかと思いますが、いろいろと教えてください!
2018年12月、少しずつ変更しております。
4月、桜が咲き暖かい日差しが顔を出し始めた頃、晴れて高校一年になった外神学は滑り止めの滑り止めの更に滑り止めである名前を書けば合格という、それはそれは冴えない人達が通う地元から2000キロ離れた冴木高校に入学できた。
...このご時世で入学できないとかマジで考えていなかったから、俺の運の悪さと才能のなさには惚れ惚れしてしまうところがある。
そう。俺には【才能】が全くないのである。
どんな主人公でもゲームが出来たり、口が達者だったり、何かしらの秀でたものがあるのだが、俺をどれだけ甘く見積もっても良いところは全くゼロ。
果たしているのだろうか。成績表がオール0の人物。
その話をすると中学時代の先生の不備ということになるが、0の数字を通信簿でもらった時の衝撃は......なかなかのハードパンチだった。まあ結局オール1(クラスで最下位)だから変わりはしないのだが...。
顔は...よく言えば、邪魔にならない顔。薄顔で、髪も少し長めで眉まで前髪がかかっている。169cmという身長も男性としては残念ポイントだ。体重は標準より少し軽めなため、身軽ではあるものの、スポーツ神経を母親のお腹の中に置いてきてしまった。むしろ全部置いてきて出てきてしまった感はある。
うちの両親は共働きで小学1年生の頃、お互いが単身赴任で日本の各地を回っていた。俺は一人、二階建ての家を広々と使っていた。(嫌味だが)
両親は超放任主義なため、お金だけは振り込んでくれて後は自分でしなさいと、別の視点から見ればなんて恵まれた状況なんだと思うかもしれない。ただ、何もやっても才能がないので要するに【つまらない】のである。なので、どーせそうなるくらいならと初めから【やらない選択】を選ぶようになっていった。
【俺はエリート中のエリートなのである。ダメ人間としての】
愛情も知らない。友達付き合いも苦手、勉強、スポーツも出来ない男に誰が興味を持つのであろうか? そんな人がいるのなら是非とも紹介してほしい。切実に紹介してほしい。
魅力も0の為、学校生活は空気よりも軽い存在になっていた。自分の将来はきっと目立ちもしない仕事に就いて目立ちもしない人生を歩み、一生を終えるんだろうな。とむしろ仕事に就けるのかよ! とツッコミたくなるくらいだ。
俺はまだ学校からアパートまでの定期ルートが定まっていないため、迷いながらなんとか到着するレベルなので(方向音痴属性)
本日も彷徨いながら目的地に向かっていると、すべての店が閉まりきった商店街に出くわした。
「この先に複合施設があったっけ? 確か」
近くに複合施設があるため、体力のない店はどんどん閉まっていく自然の摂理。弱いものは生き残ることがないないんだよな。本当。などなど思いながらシャッターに挟まれながら歩いていると、どう見ても怪しい黒いマント、そして白いお面を被っている人が抽選会場などでよく見るガラガラの近くにいる。
一瞬で察知した。関わってはいけないやつだと。そのくらいは才能が0でも人として15年生きてきているから分かる。二度言おう。
【変な人に近づいてはいけない】
「おや、お兄さん、ちょっといいかい?」
はっ話しかけられた! いや気づいたよな? 話しかけるなオーラを出していたの? それともそのオーラでさえ出せないのか? 俺は。
「ガラガラ、やっていかない? タダで回せて景品がもらえるんだけど」
タダという言葉ほど怖いものはない。俺は絶対に振り向いてなるものかと商店街を抜けようとさささっと小走りとして、抜けた! と思った瞬間。
ガラガラの前に立っていた。
不慣れなところはありますが、よろしくお願いします。




