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紅の英雄  作者: 神林治
2/2

偽りの日常

 結局、クロウが狩りから帰って来たのは日が暮れる少し前だった。

「ただいま、リリィ。」

「遅いよクロウお兄ちゃん!レイトお兄ちゃんも自分の部屋から出てこないし!あれ?何捕まえたの?狼?」

リリィが不思議そうにクロウの背負っているものをみた。クロウの背にあるものは狼の様なそれでいて何か神々しい雰囲気があった。

「あぁ、これか?わからないから兄さんに聞こうかなと思ってな。で、兄さんまだ部屋にいるのか?」

「うん。最近ずっとだから少し心配なの。一緒に見に行く?」

「そうだな、一緒に行こうか。」

そう言って二人はレイトの部屋に向かった。

 レイトの部屋では作業に疲れたのか机に向かったまま眠っているレイトの姿があった。 しばらく経つとレイトは目を覚まし、作業を再開しようとした。その時、クロウの声が扉の外から聞こえた。

「兄さん、少しいいかな。」

「!?クロウか?す、少し待ってくれ。」

クロウはそのあまりにも不自然な返答を疑問に思いながらも兄の言葉通り待っていた。 やがて、ガチャリと音をたてて扉が開かれた。「なんだい?クロウ、リリィもいたのか。」

「うん、レイトお兄ちゃん最近ずっと部屋にとじこもってご飯もほとんど食べてないみたいだから心配で…」

「ごめんな、リリィ。でも見ての通り生きてるから大丈夫だよ。」

「そういう問題じゃないんだけど…」

レイトはリリィとの会話をやめてクロウに向き直ると、クロウの背にあるものを見て一瞬愕然とした表情を浮かべたがすぐに元の表情に戻りクロウに静かにたずねた。

「これはお前がやったのか?」

それにたいしてクロウは、

「いや、俺が見つけた時には死んでた。」

と答えた。

「そうか…クロウ、これからは極力一人で狩りに行くな、良いな?」

クロウは兄の態度を疑問に思いながらも了承した。

「わかったよ兄さん、でも他に誰と行けば良いんだ?」

それまで黙って聞いていたリリィが急に

「私がついていく。」

と言った。

実は、ほぼノープランでやってます。大まかな事しか考えてないです。

何か希望があれば言ってください。

あと、おそらくスローペース更新だと思います。もし

読んでくださるなら長い目で見てください。

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