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9話 アイアン掲示板の依頼50回達成

今日も依頼をするためにギルドに向かう

昨日少しもめたので休もうかと思ったがまだまだ休むほど俺は働いていない

ギルドのカウンターに依頼を持っていった

今日の依頼は狼を狩る常時依頼だった、一応昨日の依頼は終わらせたがあれだけとは限らないのでヨグサ村の方面を重点的に歩いて狼が出ないかを確かめる


「昨日あった狼30頭がなくなってましたが大丈夫になったんですか?」


カウンターに居る職員に聞いてみた


「はい、狼が多いとの事で発生した依頼でしたので、とりあえず減ったとのことで、解除されました」


「じゃあ減らしたってだけで安全かどうかは特に確認してないんですね、分かりました、この依頼でそちらに狼が居ないか確かめながら狩ってきますね」


そう言って俺はギルドを後にした、あそこは昼頃まで狩っただけであの量だこの分だとまだまだ居そうだからなこれで終とは思えなかった


「スケさん今日も一杯狩るぞ」


スケさんと森に入り、スケさんを止めていた、今回はスケさんが飛び出さないように


「スケさんまだダメだ、もう少し待って一杯気配があるのはわかってる、俺がこれから右の森に入るから、その後スケさんは左の森を頼むよ」


そう行って俺は棒を構えて右の森に入っていく、俺は一人でどこまで出来るかちゃんと試さなくちゃいけないな


気配がする場所に走り、予想通り狼が居たので攻撃される前に一撃を入れるが動いていたので「はっ」っと気合を入れてもう一発入れる


「よし、いける」


手応えを感じて次の気配がある場所に走ったが横から狼が飛び出してきた


「くっ、こっちからもか」


棒に噛み付かせて受けると反対からも来たので噛み付かれたまま棒ごと体を回転させ噛み付いている狼を振り回してそのまま向かってくる狼にぶつける


「びびった、気配を消してたのかスケさんはこういうのも倒しているんだろうなもっと強くならないとな」


呟きながら二匹に止めを刺した


その後も同じように倒していき、自分の実力を確かめられた

10頭位倒したあとに倒した狼を拾いながら帰っている間にも襲われたがそれも倒して全部を血抜きしている間にも襲われ結局20を超えていた、


普段はスケさんが骨を吸収しているので骨がついたままだと思っていたよりも重かったがなんとか街道までたどり着いた


「スケさんお疲れ様」


たどり着くとそこにはスケさんが沢山の狼を持っていた


「じゃあいつも通りスケさん骨吸収したら周りの警戒お願い」


スケさんにお願いして、解体作業に勤しんだ、その間にスケさんと俺が森で血抜きした血の匂いを追ってきたのか街道にもかかわらず熊が襲ってきたがスケさんが倒していたが解体が終わってから確認したら


今まで見た熊と違ってデカくて爪も長かった


「スケさん、ごめんそいつは頭の骨と爪と牙は残しておいて、お願い」


多分ガーガルと同じで魔物だろう、スケさんは熊と変わらない感じで倒していた


もう1頭近づいてきたので、最初は見逃したスケさんの動きを今度は見逃さないように観察した

森から熊の魔物が現れた瞬間に振り上げた手の脇当たりを切り裂いてから心臓を一突きする感じでとどめを刺していた


「すごいなスケさんは」


この間のガーガルの骨を吸収して更に強くなった気がする、またこの熊の骨を吸収して強くなるんじゃないかな


ジェスは少し恐怖を感じていた、それは強くなると捨てられるのではないかという、過去に仲間に見捨てられた時のことを思い出していた


だがジェスは知らない、スケルトンはジェスを裏切らないことをジェスのスケルトンの上位種の能力であるジェスの味方でいるだけで強くなり一緒に居ることで成長補正がされる

そのことをスケルトンのスケさんは直感でわかっているのでジェスかた離れることはありえないのだ


そのことを知らないジェスは、スケさんの動きを見逃さず、自分もその動きに近づこうと決意した


「スケさんも、沢山狩ったな」


スケさんは二頭の熊の魔物を背中に背嚢のように縛り付け狼を30頭位両手に持って歩いていた、俺も同じように狼を20頭位を担いでいた


そのまま町まで帰り、ギルドに向かった


夕方だったので10分くらい並んで待ってやっと順番がきた


「これをお願いします」


そう言ってカウンターに熊の魔物を2頭見せた


「これは、どこで出たんです、え、倒されたんですか」


職員は少しテンパっていた


「倒しましたよ、狼もお願いします」


依頼書を職員の人に持ってきてもらった


依頼書にはシルバー掲示板の文字があった、この熊の魔物はシルバーランクが狩る魔物だったらしい


討伐依頼


ガーズリー1頭  報酬1g



ここで気づいたが魔物のランクがあるようで種族系魔物で一番ランクの小さいのをガーというみたいだ、熊の魔物は一番低いランクらしい


最低ランクの魔物をガー、次をガギーといった具合だ


狼を49頭とガーズリーが2頭


ガーズリー討伐依頼1頭1g×2で2g


狼討伐依頼4頭3c×12で36c


俺は既に38回の依頼を終わらせていたのでこれで52回終わらせたことになる


「これで依頼完了回数50回越えましたよね?」


「はい、そうですね、ジェスさんは今回のでアイアンランク以上の依頼を52回終わらせています」


「それじゃあ、ランクアップ依頼をお願いします」


ランクアップの依頼は50回を越えた冒険者が自分でギルドに申請する、なので50回を越えても申請しない冒険者も居る


「明日の夕方には日時が決まると思いますのでお越し下さい」


「分かりました、よろしくお願いします」


買取カウンターに行き売ることにした


狼の毛皮が1頭1cの49頭で49cで売り

狼の肉はいつも金額が適当だ60bで売れた

ガーズリーはすごく驚かれた毛皮がとても丈夫で売れるらしい1頭は売らずに防具を作ろうと思い


「すみません、この素材を売らずに、店に持って行って防具にすることはしても大丈夫ですか?」


「ああ、構わないよ、交渉してみな」


「分かりましたじゃあ、肉を2頭分と毛皮を1頭分でお願いします」


そうして金額を出してくれた


ガーズリーの肉は1頭で5sで売れた2頭で1gだ、なんでもこれも旨い上に魔物の魔力が強いとかで肉にも宿っているって言われているらしい魔法使いの魔力回復に有効とか魔力量が増えるとかで魔法使いを自分の家から出したい貴族が買うとか、本当かどうかわからない噂でとても高いらしい


毛皮がシルバーランクの冒険者や金持ちが防具によく使うらしいが狩った人は自分の防具にしちゃうのであまり出回らないらしいという理由でとても高く1頭で8gもするらしい状態も悪くないので上乗せしてくれて10gで売れた


もう金額が麻痺しそうだ、ガーズリー高すぎる、シルバーランクが倒す魔物をたった二発で倒すスケさんって凄すぎるな


そんなことを考えながらギルドを後にして宿に帰り、夕食を食べて部屋に行き、自分の装備を確かめるここ三日位の出来事なので棒が曲がってたりとかは多少あるかと思ったが俺の筋力がまだまだなので大丈夫のようだ


「スケさんの剣見せてくれないか」


ガーズリーの毛皮が丈夫だと言っていたので剣に以上がないか見てみたスケさんに剣を見せてもらい剣を確認してみる刃が少し潰れてるようにも見えるし剣を見せてもらうときにスケさんが鞘から抜くときに少し抜きづらそうだったので歪んでるかもしれない、軽く磨いてもらうだけでいいのかと思っていたがちゃんと整備しないといけないかもしれない。当然、狼や熊の血で曇っているように見えるので磨いてももらおう


「よしスケさん明日は休みの予定だし剣の整備とあとスケさんに丈夫な良い剣を買おう」


スケさんには剣の腕があるけど整備する概念がなさそうだし俺もわからないから本職に任せるとして、その代わりの剣を何本か持っておこう


今日の収入の確認をしよう


収入


依頼報酬


ガーズリー討伐依頼2g

狼討伐依頼36c


買取

狼の毛皮49c

狼の肉 60b

ガーズリーの毛皮10g

ガーズリーの肉1g


支出


宿屋の夕食代7b


今日の合計13g85c53b


9s35c34b+13g85c53b


全財産14g0s20c87b日に日に金額がおかしくなるな冒険者は儲かるんだな


金勘定も終わったし寝ることにした





ジェスは気づかない、普通は成人したばかりの人間が一人でいきなりギーガルとガーガルに襲われた時点で死んでいる。そこで生き延びた、さらにスケさんと出会い、ギーガルとガーガルも倒して毛皮で無一文からそれなりのお金を手に入れたり

冒険者2日目3日目で熊が出たら、普通のアイアンカードの冒険者なら死んでいる、そこをまたジェスは生き延びたのだ


極めつけは今日のガーズリーはスケさんの剣を取りに行っていないで武器屋で買ったそれなりの剣だったらきっと剣の方が毛皮に負けて折れていただろう、

スケさんの元々持っていた剣はそれなりに丈夫だったのと錆が表面だけで中まで錆び付いていなかった等の色々な偶然も有り結果的にガーズリーを倒せたのである


ちなみに骨と内蔵そして血を抜いた狼は1頭で8キロほどだ、熊で1頭150キロ以上、熊の魔物のガーズリーは200キロ以上になる、まあジェスは熊もガーズリーも背負っていないがそれでも狼を30匹位の毛皮と肉を持って町まで運んでいる


1頭約8キロとして30頭で240キロもするそれだけのものを何kmも歩いて運べるだけの筋力はあるのだ

最低でもそれだけの筋力がある時点でジェスも相当強い現に狼の頭を棒の一撃で砕いている

それも身体強化の魔法を使えないのでジェスは素の状態で行えている


ギルド職員やギルドに居る冒険者はジェスが狼を担いでいる姿を見て身体強化の魔法を使っていると思っているのであまり気にしてはいないのだが身体強化の魔法を使ってないことを知ったらさぞ驚くことだろう


普通の15歳で冒険者に雇われるような魔法の使えない荷物持ちは15キロくらいの必要な荷物を持ち獲物も30キロ位~100キロ位までの荷物を持つ、100キロを持って帰る時は息も絶え絶えといった感じ帰ってくる


ジェスは200キロくらいの物を担いで森から帰ってきても息が上がる程度だ、それだけの体力をジェスは持って居る


ちなみに身体強化の魔法は通常で140%の筋力アップ、熟練者の腕で350%くらいの筋力アップができるといわれている、ジェスは身体強化の魔法で200%くらいの筋力アップをしてるとギルドの人たちからは思われている


ジェスはそのことに気づかない気づかないままスケさんの凄さに追いつこうと頑張っていく

読んで下さいましてありがとうございます

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