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6話 初めての武器屋

朝になって宿で朝食を取った、ちなみに朝食は宿代に含まれている夕食は代金を支払う形になっている、

宿屋の女将に10日分の宿代2cを支払って宿を出る、これで部屋が空いてないなんてことにはならないだろう


ギルドに入りアイアン掲示板で依頼を探す、いい感じの依頼があった依頼内容は



採取依頼


コリギス草10株  報酬60b


注意事項 状態の酷いものに関してはカウントしません



これをカウンターに持っていきアイアンカードを見せて依頼を受けてギルドを後にする

このまま外に行こうにも道具がないのでまずは雑貨屋に行った


「御免下さい、もう店開いてますか?」


まだ早朝ということもあって声をかけながら中に入った


「こんな時間にお客さんかい早いねぇ、滅多にこの時間に客は来ないが開いてるよ


「よかった、早いから空いてなかったどうしようかと、すみません、この袋とこの袋もあとこのナイフ4本とこのベルトと金具も後は~スコップありますか?」


「スコップね、これでいいかい?」


持ち手も全部掘るための部分は金属を少し貼ったような感じになっていてそんなに丈夫そうじゃないがそれしかなさそうなので買うことにした


「はい、ありがとうございます」


「買ったものから外に行きそうな冒険者かと思ったんだがスコップなんて使うのかい?全部で3cだよ」


「今は使わないですがちょっとね」


と言いながら3cを私て店を出た

今度は武器屋に向かった


「すみません」


「おう、客か?」


客しか入らないだろ、っとツッコミたかったが我慢して会話を続けた


「このスケルトンの着ている鎧と剣の修理をお願いしたい、あと修理の間付ける防具と剣をお願いします」


「まともだな、スコップなんて持ってるから入る店間違えてるのかと思ったぜ」


「ああ、それでですか、スコップはですね、オヤジさんにこれと同じ感じのを鉄で作って欲しいんですよ、重さはメイス程度で抑えてもらって」


「この店は武器屋だ農機具なら他に頼むんだな」


「いえいえ金属で作れば立派な武器ですよ、それも出来るだけ軽くて丈夫にして頂ければ、敵も倒せますし倒した敵に土を被せれば血の匂いに誘われてくる魔物も減るでしょう、優れていると思いませんか」


「そういう使い方をするのか変な奴だな、だが金額が予想できないからな前金で5c払えば受けてやる」


「鎧の修理も入れて15cでお願いします」


武器屋のオヤジの言った金額より多く出しておいた、これなら受けてくれるだろう


「わかったそれで受けよう、後そこに鎧があるから見ていけ」


盾だらけだったが隅の方に鎧もあった、あとは武器屋なので武器が色々並んでいた


スケさん用に鎖帷子と胸当て小手に脛を選んだ、俺のは皮の鎧に急所の部分だけ鉄板が入っているものを選んだ


武器は、スケさん用にショートソードとロングソードの二本予備用でもあるが一本ずつ両手に持って戦うことも出来る、それと小さめのメイスも買った


俺は少し短めの槍を探したしかも柄が金属製の物、一応はあった刃がついてる時点で好みではないがこの間の魔物との戦闘で柄は金属製の方がいいことはわかったのでそれにした


「オヤジさん、これの柄だけを2本作って欲しい刃は要らないから」


「そんなもんどうするんだ?」


オヤジさんは困ったかをして言って来た


「俺は棒術を使うんだこの間、木で作った棒、今背中にさしてるこれだ、これで魔物を思いっきり叩いたら折れたんで金属性の柄の棒が欲しいんだ、飾り気は要らない丈夫な棒が欲しい」


オヤジさんは困った顔のままとりあえず了承してくれた


「とりあえず鎧一式が10cだ、剣が二本とメイスで8cだな、後その槍が2cだ、特注の棒だが少し丈夫程度なら一本3cで作ろうかなり丈夫なら一本10cだ」


「ならかなり丈夫で頼む」と言って俺はカウンターに30cを置く、オヤジは「まいどあり」と言ってそのあとに続けて


「3日でとりあえず鎧と剣の修理と棒は作ってやるよ、スコップはもう少し掛かる」


「よろしくお願いします」


と言って店を後にした


必要な物は揃えたし、依頼の採取をするために町の外に出て森に入っていく


「スケさん、周りの警戒を頼む、俺は薬草採取するから」


スケさんに見張りを頼み、雑貨屋で買ったナイフを手に根元から刈って行く、刈っては移動して刈っては移動を繰り返しているとスケさんがいきなり走り出す


「スケさんどうした?」


スケさんを追いかけようとしたらスケさんの向かった先で「ギャ」という獣の断末魔が聞こえた断末魔が一瞬なのはスケさんが一撃で仕留めたため声を出す余裕もなかったようだ


スケさんが猿を4匹の足を持って現れた、俺が効いた断末魔は1匹だったがスケさんはその一瞬で4匹狩っていたようだ


「スケさんお帰り、骨吸収していいよ」


スケさんは猿の骨を吸収していった、猿はそのまま枝にぶら下げて血抜きをして大きい袋に入れた


血抜きの匂いで何か近づいてきたのかまたスケさんが走り出す、今度は大きな熊だった、そんな感じでスケさんが周りの獣を狩り俺が薬草採取に専念出来てスケさんさまさまだった、スケさんはスケさんで敢えて俺の近くで血抜きをしてるみたいだった多分骨を吸収するために獣を呼び込んでいるのだろう


薬草の採取は実質2時間くらいでほとんど解体作業に追われたがスケさんが骨を吸収するので肉から皮を剥ぐだけで済んでるので随分早いだろう、解体しながら周りを見て薬草を採取していたので実質に時間はほとんど採取してる時間で探してる時間はそのうち30分程度で薬草も30株くらいになっていた


「スケさんそろそろ帰ろう」


スケさんは首を縦に振り同意してくれる、スケさんは大きな袋を担ぎ、俺も袋を担いで森から出て、門番に挨拶をして街の中に入る


今の時間は夕方なので冒険者ギルドのカウンターは人大分並んでいた、10分近く待って俺の番になった


「依頼のコリギス10株ですそれと他にも依頼ありますか、コリギス20株とササギス20株、猿13匹に熊1頭に狼18頭に鹿4頭の毛皮と肉なんですけど」


「そうですね、コリギスは常時ある依頼なので状態がよければ更に二回分増えますね、ササギスも同じで10株ずつで依頼が常時あります、猿は5匹からの依頼があるので2回分ですね、熊がカッパーの依頼ですね、狼も4頭からの依頼がありますねこれは3回分、鹿も依頼ありますね4回分です」


報酬を聞いたら


コリギスは60b×3で180b

ササギスは40b×2で80b

猿は討伐依頼で5匹で300b×2で600bで毛皮や肉は買取カウンターに後で行ってくれとのこと

熊も討伐依頼で1頭で10cで上と同じ毛皮と肉は買取

狼も討伐依頼で4頭で300b×4で1200bで毛皮と肉は買取

鹿は肉の依頼で1頭で100b×4で400bで毛皮は買取カウンターで


コリギス、ササギス共に不良の株がなかったためそのまま依頼が完了した

依頼を1日で15回分終わらせてしまった、カッパーの依頼は受けることはできないが偶然遭遇してしまって依頼を達成してしまった時は事後なので依頼を完了できる


買取カウンターで猿の毛皮が1匹50bだったので13匹で650bになった肉は飼料程度にしかならないとかで全部で10bで買い取ってもらった、熊の毛皮は1500bで売れた肉は500bで売れた、狼は昨日と同じで1匹100bの18頭で1800bの肉は適当に25bと言われた、狼の肉は諦めているのであまり気にしない、鹿は肉はもうないので毛皮だけだが一頭で200bの4頭で800bだった


今日も大分儲けたことで気分よく宿に帰った、飯を食べて部屋に戻ってこれからのことを考えた


カッパーになるには依頼を50回達成してからギルドに申請と出してからギルドがカッパーカードの冒険者に依頼を出してまず模擬戦である程度の力を確かめ森でアイアンで一番大変で安い鹿狩りをして実戦の動きも確認してから、カッパーの依頼を受けても大丈夫とカッパーカードを持った冒険者が判断したらカッパー掲示板から依頼を選んで、依頼を完了するまでの動きを見て問題なければやっとカッパーカードにランクがアップする


ちなみにチームの場合は何人のチームでも依頼達成は倍の100回達成になり、10人で依頼をこなし続けても100回でラックアップ試験が受けられるようになる


俺はスケさんが魔物使いの使役した魔物ということでソロ扱いなので俺は50回の依頼達成で済む、それを考えると俺はスケさんが居ればクエストは余裕だが、ランクアップのための経験が少ないかもしれない、


「よし、これからはスケさんと一緒に討伐依頼をしよう」


明日に向けての決意を固めて眠ることにした



支出


宿代10日分            -2c

修理代+スコップ代        -15c

鎧一式              -10c

ロングソード+ショートソード+メイス-8c

槍                -2c

特注の棒2本           -20c

宿の夕食代            -7b


収入


依頼報酬


コリギス採取依頼180b

ササギス採取依頼80b

猿討伐依頼   600b

熊討伐依頼   10c

狼討伐依頼   1200b

鹿肉依頼    400b


買取

猿の毛皮  650b

猿の肉    10b

熊の毛皮  1500b

熊の肉   500b

狼の毛皮  1800b

狼の肉    25b

鹿の毛皮  800b


合計   40c38b


昨日の稼ぎと今日の稼ぎを足して

68c28b+40c38b


全財産108c66b


こんなに稼げるんじゃあ孤児は皆、冒険者を目指すはずだ




ジェスは分かっていない

こんなに稼げる新人もソロのアイアンカードの冒険者も居ない事を

皆カッパーランクになって漸く稼げるようになる

普通のアイアンランクはパーティを組んで討伐依頼を一日一つかたまたま数が多くて2つ終わらす程度だ

3人で組んでたとして狼4匹を倒して300bで毛皮が1匹100bで4匹で400bの800bの儲けだ一人200bで別けて残り200bを宿代や依頼に必要な道具を買う金に回す


200bあればそれなりのいい生活はできるがお金を貯めて装備を買わなければならないので自由になる金はそんなに多くはないし毎日狩りに行くわけではないので休日分も考えて本当に生活するだけの金にしかならない


ジェスと普通の冒険者とでは稼ぎがこれほどに違うのだ

そんなズレがこれからどうなっていくのかは誰にもわからない

読んでいただきありがとうございます

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