第45話
麟斗Side
「お祭りじゃぁぁぁぁ!」
「「「いぇぇぇぇい!」」」
あれ?オレ場違い?
会場違った?
なんかヤバそうなノリをしている人たちがいる
なんかちょっと怖いから関わらないようにするために離れておこう……
オレはひととおり取材を終えて後夜祭に来ていたのだが……
なんかちょっとハイになっちゃってる人がお祭りと勘違いしてるみたいだ
まぁお祭りみたいなところはあるのかな?
そもそも後夜祭ってお祭りの終わった日にやることだから厳密に言えばこれ後夜祭じゃないんだけどね……
翌日にやってるし
わぁ〜!お料理美味しそう!
ってなると思ったがまだ料理きてないではないか
「あ〜!こんなとこにいた!」
「およ?リリン?」
「探したよ〜控え室にまずは行かないと……」
「そなの?ごめんごめん」
「昔っからモニちゃんはそういうとこあるからね〜あたしが見てあげなきゃっ!」
盟友のリリンは昔からの付き合いだ
ちゃんとオレのことをわかってらっしゃる
オレたちは控え室に行くのであった
「それで……オレはスピーチするの?」
「うん、事前に何か言われてた?」
「いや……まったく……」
どうやら上位3人はスピーチすることになってる
オレは3位だった
つまりオレはこの時間で考えることになるわけだ
前日とかに言ってくれたら考えてきたのに……
「あたしも一緒に考えてあげるから……」
「大変だった……強かった……疲れた……」
「それ以外にもなにかないの?」
「思い浮かぶのまずそれなんだけど……」
「えぇ……」
なんか初出場なのに変に注目集めてプレッシャーに押されて大変だった
相手が強かったので大変だった
強くて大変だったので疲れた
3位決定戦の時勝った時は嬉しさよりようやく終わったのかという気持ちが先に出たからね
相手が苦しめるタイプの相手だったのあるんだけど
「今のままのモニちゃんがスピーチしちゃうと炎上しちゃうかも……?」
「大丈夫だって、なんとか組み上げるから」
「大丈夫かなぁ?」
「構成組む時間です!」
「さっさと組んで……っていうかそのセリフ昔にも聞いたなぁ……」
「知ってるよ だから久しぶりに言ったんだよ」
「あの時も今もモニちゃんは強いからなぁ……」
最初は弱かったはずだけどな……
まぁ昔の思い出を思い出すより今は早くスピーチの構成を考えないと……
「ふぅ……なんとかできたよ、ありがとねリリン」
「お安い御用だよ 盟友なんだか助けて当然でしょ?」
オレはコミュニケーション能力や人のことがよくわかっているリリンと協力してもらいなんとか時間ギリギリにスピーチを完成させた
1人で時間をかけて作ったのよりよっぽどいい内容かもしれない
「モニちゃん緊張してあがらないでね?こっちまで恥ずかしくなるから」
「大丈夫大丈夫、オレは平気だよ」
「ならいいけど……」
オレはリリンに肩をぽんぽんと叩かれて
「あたしはモニちゃんの味方だからね、だから」
その後はもう何が言いたいのか大体わかってる
だから
「オレはそんな弱々メンタルじゃないから安心しろよ……」
「それでも、心配なのは心配なのっ!」
「オレは大丈夫だから、いやマジの方で」
「そうだね、モニちゃんなら、大丈夫!」
オレはスピーチするために舞台へ上がるのであった
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