第42話 プレゼント
「おにーさまって……そもそもあなたは?」
「ん?おれはあなたに一目惚れした乙女ですっ!何でもお供しますよっ!」
「えぇ……」
コイツ……言ってることがめちゃくちゃだ!
まずはリリンにヘルプを求めないと……
ん?電話?
「はい、何でしょうか?」
「久しぶり〜!社長だよ!」
「え……?社長?」
「キミはすごい才能を持っているからね……才能を持つものにはいい環境を整えないと 君の動画を見させてもらったよ 素晴らしい出来だね」
「あ……ありがとうございます……」
いきなりのことなので自分でも何がおこっているのかよくわからない
「でも君の動画では編集技術が足りない……」
「…………」
「自分でもわかってることだろう?」
痛いとこ突かれちゃったなぁ……
オレは編集が苦手だ
コラ画像を作る程度なら難なくできるのだが
動画となれば話は別だ
なんか難しくてせっかく買った編集ソフトも全然使いこなせてない
「彼女……ルナは君のプレーとルックスを見て助けになりたいと名乗り出たんだ」
「……編集技術は確かに高いんですが?」
「もちろんだよ 1回試してみるかい?」
「…………わかりました」
「ただし、君の家に彼女を居候させることが条件だけどね」
「…………お試し期間はありですか?」
「もちろん、合わなかったら返品していいよ」
「へ……返品……ですか……」
「うん!これは私から君へのプレゼントだからね!」
つまり彼女は社長からオレへのプレゼントというわけか
普通に顔はサキに到底及ばないとしてもかわいいし
ん?このルナというやつ……オレと似たものを感じるな……
髪型が一緒だ……
髪色は彼女は……オレと違うけど……
「なぁ、1つ話があるんだけど……」
「ん?なんですか?」
「オレの助けになってほしい……」
「いーですけど?」
小首を傾げている
なんでオレなんかに惹かれたのか?
よくわからないところではあるがまぁいいだろう
「その……どれくらい貰って欲しい?」
「ん?何の話ですか?」
「その……お金……」
「おれは住まわせてくれるなら十分ですよ?」
「…………へ?」
「お金なんかよりおにーさまのお手伝いしたいんですっ!おにーさまのサポートしたいですっ!」
「…………いいのか?もしも……」
「おにーさまの決断ならどんなに辛くてもおれは受け入れますよっ!」
やべぇこの女の子すげぇいい子だ
「それじゃあ、あとで編集技術見せてくれるかな?オレのpcとか編集ソフト合わないかもだけど……」
「慣れるから大丈夫ですっ!」
「そっか、ありがと」
でも疑問が残る
なんで優勝者ではなくわざわざ3位のオレにプレゼントをしてきたんだ?
普通は優勝した人にするはずだろ?
「それよりお寿司食べましょうっ!とっても美味しいですっ!」
「う……うん、そうだね、めちゃくちゃ美味しいよね」
「そうですねっ!」
まさかいきなり出てきた女の子は社長のプレゼントだったとは
しかも今のところめちゃくちゃいい子だし
オレにしては珍しく運がいいのか……?
これで編集がめっちゃ上手かったら最高なんだけどね
───────────────────────
いいねと高評価 ブックマーク登録忘れずに




