第30話 招待
おや?ある人物から電話がかかってきた
「え〜、元気にしとるかね!?」
「し……社長!?」
「そうだよ、株式会社ポケワルの社長だよ!君にある報告があるんだ!」
「お……お久ぶりですね!」
「そうだね!大体……数ヶ月ぶりかね?」
「そうっすね……それで、報告って?」
「えー、ちょっと!秘書A!ちゃんと送りつけたかね!まだって!もうやらないとダメでしょ!」
なんか電話越しですごいやり取り聞こえるな……
これって……まさかヤバいことなのかな?
「えー、すまんね、君のメールに1通のメッセージを送っておいたから後で見てね!後でっていうか今見て!」
「はは……じゃあ見ますね」
オレはちょっと怖いが社長からの指示なので見ることにする
そこにはかなり有名な大会の招待券があった
「社長……オレなんかにいいんですか?」
「もちろんだよ!だって君春の大会で優勝したじゃん」
「それと何か関係が……?」
「その時予選には出ないでね〜って言ったじゃん」
「その時は理由伏せられましたよね?」
※2ヶ月ほど前
「やった!勝った!優勝だ!」
最後の時間で相手を倒して逆転優勝を果たしたオレ
残り時間が僅かの中でなんとか公式大会初の優勝を果たして喜びの疲労感でいっぱいいっぱいだった
そんな時……
「電話?誰だ?」
よく知らない電話番号からかかってきたのでちょっと怖いなーと思いつつ電話に出る
番号的に商品勧誘とかとは思えないしオレオレ詐欺だったら通報するだけだ
「え〜っ!モニカくんで合ってるかな!?」
「はい……モニカです」
「優勝おめでとう!」
「はは……ありがとうございます」
いきなり優勝を祝ってくれた
一体何のようだろうか
「えーと!優勝を記念して、賞金と賞品を送るよ〜!」
「え!?いいんですか?」
「もちろん!あ、言うの忘れてたけど私は株式会社ポケワルの社長だよ〜ん!」
「え!?あのポケワルのですか?」
「うん!そうそう!それじゃ、一回切るよ〜ん」
「はい、ありがとうございました」
切ってくれるのかな?
「一応切ったけど、秘書A?彼に何を送りつけるんだっけ?え?優勝賞金と賞品を送りつけたよ?他にも何かあっただろう?ほんとに忘れないでほしいよ」
あれ?社長切ったんじゃないのか?
これ切り忘れてるんじゃ……
なんか秘書Aとの会話聞こえるし……
「あ、それじゃあ……失礼します……」
「それで?ん?彼なのか彼女なのかって?」
「いやオレ男ですよ男……女ちゃいます」
「オレオレ詐欺よくする女?何を言ってるの秘書A?」
「切りますね……失礼しました……」
はぁ……オレはオレオレ詐欺よくする女の子だと思われてるのか……
なんかすげぇ悲しくて苛つくな……
オレオレ詐欺なんてしたことないのに……
っていうかそもそもオレ男や!女ちゃう!
なんかいつも動画のコメ欄で女の子がやってる珍しい言うてるけどオレは男や!
ってツッコミを毎回入れてる
まぁそういうのは普通にいいんだけど……
一人称オレだからオレオレ詐欺よくするやつは話ちゃうやろ……
一人称オレの女の子キャラよくいるやろ……
おや?また電話かかってきた
今度も社長からだ
「えー、何でしょうか社長?」
「あっ!1ついい忘れてたことがある!」
「何でしょうか?社長?」
「君、6月に開かれる大会の予選、絶対に出ないでね!」
「えっ!?なんでですか?」
「それは後で教えるから、それより予選!絶対に出ちゃダメだからね!」
「……わかりました……」
「それじゃあ、切るね!」
予選出れないとか終わりじゃん!
本戦出れないじゃん!
どうすればいいの!?せっかく知名度上げれたのに……
※現在
「え〜、それは君たち、失礼、君を招待選手として大会に招待するために予選には出ないでほしいって言ったんだよ!」
「……なんだ、そういうことだったんですか」
「うん!君ちゃんと優勝したから招待しないとって思って」
「ご期待に添えるようになんとか頑張りますよ」
「じゃあ切るね〜!」
「はい、わかりました」
よし、今度はちゃんと切れたな
頑張るとするかぁ!




