第20話 撃退
「はぁ……結局協力はできなかったわね……」
「でもここで終わらせといてよかったんじゃないのか?長引かせるとBクラスとCクラスの溝が深まるだけだ」
「……確かに……でも水無月くんが……」
「オレは大丈夫だ、問題ない」
「それ大丈夫じゃないやつじゃない 一番高いの頼まなきゃ……」
「ふふ……このまま何もしてこないのが1番だけど、もし付きまとってきたら、オレはとある対策を思いついてるんだ だから安心しろよ」
「……大丈夫かしら……」
「大丈夫よ!麟斗はやる時はやるやつだから!」
「それ結構心配なんだけど……」
このまま関わってこないのが1番なのだが……
柳原とか言ったな?Cクラスのクラスリーダー……
オレと連絡先を交換したのはかなりの悪手だったな
「その……王子様っ!一緒にお昼どうですか?」
やはり話しかけてきたか
くそ……やっぱり周りは白い目でオレを見ている……
サキはすごく悲しそうだ
だからやらないとな……
「え〜……いやだけどぉ?」
オレは立ち去る そして"わざと"スマホを落とす
「あ、王子様、スマ……そん……な……」
「ん?どうしたんだ?」
「ごめんね……」
ふぅ……これでしばらくは関わってこないはずだ
「おめでとう水無月くん!」
「山田はよかったのか?お前が王子様になってればお前のものにできたんだぞ?」
「いや、俺はこんなやつ嫌いだから清々したね」
「それならよかったんだが……」
ここで1つ山田に貸しを作っておきたかったが……
まぁしょうがないだろう
「私があの女だったら泣いてたわよ」
「なら実行してよかったな」
「あなたって鬼畜なところもあるわよね……」
「それは褒め言葉として受け取っていいのか?」
みんなから祝福?を受ける
やっぱりクラスでもあの女は厄介だったんだなとつくづく思う
これで少し白い目も減ってくれると嬉しい
「麟斗っ……!」
「サキ?どうしたの?いきなり抱きついて……」
「だって……だって……ぐすんっ……」
「うんうん、ごめんね……」
サキがいきなり抱きついて泣いてきた
なんで泣いてきたのかわからかいがとりあえず頭を優しく撫でてやることにする
蒼銀髪の髪はとてもサラサラして、いい匂いがした
ずっと撫でていたい……
「……落ち着いてきた、麟斗はわたしのものなんだからねっ?」
「うん、そんなのわかってるよ……」
「だから、どっかの知らない馬の骨についてったらダメだよ?」
「うん、ごめん……」
「今度の週末麟斗のお部屋でいちゃらぶしてくれたら許す……」
パシっ
「「い……いったぁ……」」
「ふたりとも自分の世界に入り込みすぎなのよ……」
だってサキと一緒にいると夢中になっちゃうもん……
サキかわいいもん……
「みんな、聞いてちょうだい、これからこのクラス……Bクラスのクラスリーダーを決めようと思ってます」
「まぁクラスリーダー決めてないとここのBクラスだけだからね……春の体育祭も近いしここらへんで決めてもいいんじゃないかな?」
「推薦・立候補でクラスリーダー候補を決めて、最終的には投票で決めようと思ってます」
聞くところによるとDクラスとEクラスはすぐに決まってAクラスは複数らしい
オレとしては別に誰でもいいと思ってるところだが……学力や運動能力、知力などが高いやつがいいわけか……あと人気か……
人気で言ったら霧咲だが、学力を含むと……ってなるな……
オレはとある人物を推薦することに決めた
万が一オレが推薦されてなってしまったら洒落にならないからな




