第17話 嘘付き王子様
オレはウザかったeスポーツ部を成敗できてスッキリしていた
何より部長から色々物を貰えたのが大きい
まだ貰ってないものも多いけど……
そして翌日教室に入ろうとしたら
「お前なんかがそんなわけない!」
「はぁ!?先に言ってきたのはそっちだろ!何様のうもりだ!」
どうやら口論が起きているらしい
まぁオレには関係のないことだが
「やぁ水無月くん この口論のことを教えてあげるよ」
いいのか悪いのかわからないタイミングで霧咲我やってきた
どうやらこの口論のことを教えてくれるらしい
ちょっと気になるので聞くとしよう
「────って感じなんだ……」
「ふむふむ…… つまり王子様を探すためにきて名前が山田だからあいつを……ってワケか」
「山田くんの見た目を見るに違うって言い出したし……山田くんが変装しながら行ったのかそれとも誰かが山田くんの名前を使ったのか……」
悪いな霧咲 多分オレだよ
なんかあたしの王子様とか言われたし
色々と面倒だったから山田の名前使っちゃったぁ……
まぁいいや
「悪いな霧咲、オレちょっとトイレに……」
「んもういい!およ?その綺麗な赤い髪は……」
ん?これバレたか?
はやく逃げないと……
足止め頼むぞ!霧咲!
オレは心の中で霧咲にそうお願いをした
「あの、すみません!」
「どうしました?」
「あなたじゃないです」
霧咲……お前はオレを助けようとしてくれたのはわかったよ……
「あなたが……王子様なんですか?」
そう聞いてくる
コイツの名前は……なんだっけ?
まぁいいか
「なんのことかよくわかりませんね?別の人なんじゃないですか?」
「嘘付かないでください!」
た……助けてくれ……
「ちょっとそこで何をしているのかしら?」
「あー!わたしの弟に何をするー!」
「お……王子様ぁぁ!」
よかった……なんとか助かった……
「なるほど、つまり貴方は面倒な奴らをシバいたら付き纏われたと?」
「そうです……」
「うちの麟斗に付き纏うのはちょっとよく思わないなぁ……」
溜め息をつく岡北さん
そしてオレの隣にぴったりと座るあや姉
2人からオレは事情を話して助けを求めることにした
「そもそもなんで山田くんの名前を使ったのかしら?」
「それは……知ってるやつ山田くらいしかいなくて……霧咲の使うとあいつイケメンとして有名だからすぐにバレるでしょ?」
「あー、なるほどね、麟斗らしい考え方だね」
「それよりまずあのヤンデレストーカーをどうするか考えないと」
オレの主観だがあの女、相当チョロいと思う
だって惚れた理由はおそらくゲームが強かったから
だぞ?
小学生の足が速いから好きとかモテるとかと同じベクトルだ
「じゃあさ、麟斗が直接関わるな!って言うのはどうかな?」
「ダメよ ただでさえ水無月くんはeスポーツ部のせいでデタラメな悪評を流されて評判が悪いというのにこれ以上印象悪くしてどうするのよ」
「オレも今みたいに白い目で見られまくるのはいい気がしない……っていうかだいぶキツイ……」
「うーん、どうしたらいいのかなぁ?」
「もう全部あの腐った部のせいにしてぇ……」
まさかあの女はeスポーツ部の刺客!?
部長をボコボコにして部員から信頼を勝ち取って壊滅状態にしたオレへの報復?
色々なことが思い浮かぶがどうすればいいのかは正直よくわからない
はぁ……どうするか……




