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かわいい幼馴染と釣り合わないオレ  作者: うさみみ宇佐美
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第16話 真剣勝負

「なんでもあげるさ」

「その言葉、後悔するんじゃないぞ」


ゲームの選択権はこちらにある

それなのになんでも欲しいものあげるという破格の条件を示していたのだ

これは食いつかないワケがない



「ゲームの選択権はこちらにある そしてオレが勝ったら欲しいものを何でも貰える 何個でも、も付け足していいか?」

「あぁ、いいだろう」

「言ったな?ちゃんと報酬用意しろよ?」

「もちろんだ」


よし、ちゃんとボイスレコーダーで証拠も取ってあるから負け惜しみで色々やっても大丈夫だ


「んー、どうしょっかなぁ?ゲーム下手くそだから……迷うなぁ? せっかくだからポケットワールドのシングルの対戦でいいかなぁ?」

「いいだろう」


ポケットワールドというゲームはモンスターを捕まえて育成してバトルさせるロールプレイングゲームだ

ちなみに全世界で大人気のゲーム 

漫画家や書籍化、アニメ化や実写ドラマ化だってされている

何よりそして……


「じゃあやっちゃうか!」

「ふっ……いいだろう」


他の部員も見つめる中


「おい!お前先輩に向かってなんていう口の聞き方だ!」

「もっと敬意をもってやれ!」

「こんな生意気なやつぶっ飛ばしてやれ!」


いやヤジうるせぇな……

どう考えても生意気なのはお前らのほうだろ

そして相手のランクは……

最高ランクはマスター級の90000位帯……ね

やってる回数もかなり多いけど勝率はダメ

所詮はその程度の雑魚ってことか……



「え……ウソ……だろ……」

「よっっっっわぁ!」


オレの圧勝で終わった

オレが終始圧倒していたな

にしても定石をかじっただけでよくもそんな自信で挑もうとしたな

お前、はっきり言って弱いな……

90000位帯に乗れただけ奇跡だと思うわ……


「じゃあ約束通り欲しいものを要求するねぇ?」

「ひっ……や……やめてください!」

「まず手始めに金10キロに……」

「ひぇぇぇぇ!」


悲鳴が聞こえたがオレはそんな程度で心が動くような安い人間ではないので次々に要求をする


「ポケワル〜エピソードγ〜5冊でしょ……」

「そ……そろそろやめて……」

「なんで?」

「え、いや、こちらも用意できないから……」

「しょうがないなぁ……」


オレはとても心優しい人間なのでこの下衆の言うようにそろそろ要求をやめてあげることにする

最後の方オマケみたいなものだし


「ちょっとお前!先輩に対してなんてことしてるんだ!」

「ん?どうでもよくない?」

「どうでもよくねぇよ!お前らもそう思うだろ!」


そうだそうだという野次が聞こえる

黙らせるか……


「じゃあここのみんなはこいつから何でも欲しいモノ1個貰うというのはどうだ?」

「「「「「野次さーせんっした!」」」」」

「も……もうやめて……」

「お前ら……部長に恩は……」

「「「「「物がほしいっす」」」」」

「あ、あぁ……」


てかこいつ部長だったのか……

やっぱり腐ってたなぁ……この部活

本当に入んなくて正解だったよ……


「その……あたしを助けてくれて、ありがと……」


知らない少女がオレに声をかけていた

紫紺のショートヘアーがとても特徴的だ

顔はボーイッシュだがとても整っている

背は小柄なものの体は引き締まっている印象を受ける


「あんた、名前は?」

「はぁ?」

「あたしの名前は岩崎雫(いわざきしずく)……この部活であたしは部長からイジメられてたの……」

「そうか、それがどうしたんだ?」

「だから……あなたが助けてくれたから、あたしは助かった、ありがと あたしの王子様」

「オレの名前は……」


えーと、誰の名前使おうかな?

霧咲はイケメンだから名前と顔は知られわたっている……

うーん……どうするものか……あ!コイツなら……いけるかも!


「オレの名前は山田一郎!5000メートルは28分台10000メートルは62分台!よろしくね!」

「ふーん、山田くん、ね、わかった!」


ちょっぴり罪悪感は湧くが山田(忘れてたり知らなかったりしたら第2話を見てくれ)の名前を拝借することにした

ごめんな山田……悪気はないんだよ……

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