第13話 ナンパ
オレは普段休日は家に引きこもってるのだが
今日はゲームのイベントがあるそうなので久しぶりに休日に外出をしていた
ちなみに特典をたくさん貰った
「いっぱい特典貰えてラッキー! でもそろそろエネルギーが欲しいですねぇ……」
まずい、普段休日に外出をしていないからエネルギー補給をしないとダメだ
出前だが今日はフレンチ料理にしようか中華料理にしようか少し迷っているところだ
その時
「いや!助けてください!」
おや?少し聞き覚えのある声が聞こえてきたぞ?
サキの声ではないことは確定だが少し気になるな……
ていうかちょっとこっちに声寄ってきてない?
まぁいいか
オレには関係ないことだし
「おぉっと?逃さないよ?」
「いや……助けて……」
「まぁいいじゃん!俺達と遊ぼうぜ!」
こ……これは……ナンパだ!
典型的なナンパだ!
ここで助けるのが正義のヒーローというやつなのだろう
しかしオレは生憎正義のヒーローではないので助けない
無駄に頭突っ込むと面倒なことになるからな
「おい!お前!嫌がってる女の子ナンパして恥ずかしくないのか!」
おぉっと!ここで正義のヒーロー登場!
さぁナンパ師たちはどうする!?
「はぁ?関係ないやつは突っこんでくんなよ!」
「警察呼びましたよ?」
おぉっと!ナンパ師が警察呼ばれた!どうする!?
「ちっ……サツか……逃げるぞ!」
あっ……逃げてった……
あれ?なんかオレのこと見てない?
オレナンパ師じゃないよ!
「お前!なんで助けなかったんだよ!」
「え……色々と巻き込まれたら面倒だと思ったからですね」
「それが理由で女の子を助けずに防寒してもいいのか?」
「ナンパしてないからいいんじゃないですかね?」
え?オレ何もしてないのになんか責められてるのおかしくない?
「まぁ待ちなよ山田君、この人は悪くないよ」
「何いってんだよ!こいつ傍観してたんだぞ!」
「まぁ助けようと動かないのはどうかと思うけどナンパしてないからいいんじゃないかな?」
そうだ!
オレは何もしてないぞ!
だから悪くない!
ってこいつ霧咲じゃん
オレの知らないやつ引き連れてなにやってるんだ?
「ナンパに気を付けてくださいね、それじゃ」
「お前のこと気に食わねぇよ!」
霧咲の連れが気に食わないとか言ってきたがそれはこっちのセリフだ
いきなりオレを何もしてないのに悪者扱いしてきて……
疲れたから何か食べよ……
「ふぅ……食べたし家に帰って特典の報酬貰いますか……」
オレはさっさと家に帰ってイベントでもらった特典でもらえるゲーム報酬をゲットしときたいところ
「ただいまあや姉、帰ってきたよー」
「おかえり麟斗、ナンパに遭わなかった?」
「オレはされてないけどされてる人は見たよ」
「それならよかったわ 最近ナンパが増えてるらしいから気をつけないと……」
気になってネットニュースを見てみるとナンパ被害の数が増えてるという記事があった
その点芸能人のストーカー被害がかなり減少しているという記事もある
サキにとってはナンパされたほしくないけどモデルとしてストーカー被害に遭う確率が減ってるのでそれは少し嬉しい
「そういえば、今日わたしの知り合いがナンパに遭ったって
そしたら同じクラスの霧咲っていうイケメンの人が助けてくれたって言ってたわ」
あいつ……ちゃっかり評価上げやがって……
まぁオレには関係ないことだからいいけど




