第9話 大師
最近友達がウマ娘にハマって女装するようになってきた。めっちゃ怖い(V)o¥o(V)←錯乱
(タネは文化祭)
「しばらくの休憩か~」
と、柊真が言いながら席に座る。車両の中は休日だからだろうかまあまあ混んでいた。僕が座った瞬間、力が抜けて眠ってしまった。
「…起きて、起きて!」
「!!」
「華、今どこ?」
「突然どうしたの?名前で呼んで…あっ、さっき八丁畷通過したよ」
「めっちゃヤバイやん!」
急いでドアの前に向かった。ドアの前にはみんなが待っていた。
「ほら、涼雅早くいくぞ~」
「は~い」
僕がドアの前に着いたらドアが開いた。僕たちは電車から降りて大師線のホームに行った。ちなみに大師線って東武鉄道にもあるけどどちらも最寄りの神社に「大師」ってつくんだよ!まぁ知らなくても生きていけるし別にけっこうメジャーなネタだけどさ。あと僕たちが降りた番線は6番線で、大師線は1~3番線を持っているんだって!
「あれ?ここって3番線じゃん。1番線と2番線はどこにあるんだろう?」
と、人好が言った。そこで凛々子が
「ちょっとこっちついてきて」
「私もついていこ」
と、華が言った。
「じゃあ私も」
と、未奈が言った。僕もついていくことにした。
「なんでお前もついていくんだよ」
と、柊真に聞かれたから
「ここっていい撮影スポットって聞いたことがあるからだよ~」
と、答えた。
「じゃあついていくか」
そしてみんなでホームの車止め側に行った。
「おぉー…ホントに激Vだ!」
「マジかよ!」
と、僕たちは写真を撮った。
「あんな撮り鉄たちはほおっておいて、実は1番線と2番線は臨時ホームになってるんだよ」
と、凛々子が説明し始めた。
「にしてもなんで1~3番線なんだ?支線のくせに」
と、柊真が聞いたから
「この路線が京急の一番初めに作られた路線だったからだよ」
「ゑ?それだけなの?w」
「らしいよねw」
「おっ、ついに来たな」
来た電車は京急でも古参グループの1517F。僕と柊真はカシャカシャと写真を撮る。
電車が止まってから僕たちは乗る。
うまくいけて前面展望が見られる場所が取れた。
「華、実はこの路線にも廃駅があるんだ」
「ホントなの、涼雅」
「お二人ともラブコメですなこれ」
「シュウ、2人の茶番に首を突っ込まない」
「悪かったってリリ」
「「2人だってラブコメじゃん」」
そのころあの2人は
「何この空気。いづらいんだけど」
「ほんとそれ」
そんな空気の中1500形が発車した。
車両は京急川崎の留置線の横を通って直線の線路になる。
「にしてもまだ次の駅に着かないの?」
と、未奈が言ったら
「そりゃそうじゃん、廃駅があるんだから」
と、柊真が言った。そこで
「おい、それ僕のネタだぞ」
と、突っ込んでみたら2人は
「おう、そうだなw」
「そうだねwww」
と、皮肉気味に笑われた。そんな話をしている間に電車が橋の下を通過した。
「あっ、ここだよ!廃駅」
と、僕は言った。
「あまり分からないなぁ」
「どこお?」
と、華と柊真が言った。僕は
「ほら、あそこ。あの反対側の…」
と、教えて
「あ、ホントだ!」
「あるある~」
と、2人は言った。
そこには4両は停まれるかどうかわからないけど2両だと確実に停まれるくらいのホームのような平坦な部分がある。六郷橋という駅だ。もともと当時この路線の所持をしており、なおかつ京急の前身の大師電気鉄道は人力車の組合と終止符をつけるために六郷橋を起点にすることにした。そんなこともあったが京急川崎を作る際に近かったため廃止になってしまう。それからしばらく電車は停まることをみせず港町に着いた。そこからは特になく終点に着いた。そのまま折り返し、乗車をしていくが未奈が気になるものをみつけた。
「あれって何…?」
すかさず凛々子が
「あれは貨物ターミナルだね。ちなみに奥に止まっているのは川崎市のゴミの貨車なんだよ」
これには僕も
「リリ、すごい…」
「そうだよ、予習でもして来たのかリリ」
人好まで驚いてしまった。そして僕たちはすかさず柊真を見てみたら驚きを隠せない表情をしていた。
僕たちは再び改札の中に入り電車に乗った。
そして帰りに行きに話した六郷橋の姿を見ることができた。京急川崎に着いた。ここでみんなとどこで降りるか話し合おうと思う。
「ねえ、今から六郷土手の橋の下に行こうと思うんだけどどうする?」
すると華が
「あ、あとすぐで普通が来る」
「よし、乗ろう」
僕たちは階段を2段飛ばしで登って電車に乗り込んだ。ここから六郷土手はすぐ近いから全員が立った。
「そういえば六郷橋と六郷土手って名前似てるよね」
「六郷橋ってなんだ」
と、柊真が言った。
「調べてないの!?あの廃駅のことだよ」
と答えた。
「あーね。確かに似てるね」