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鉄道恋愛物語  作者: さるきち
1章
4/32

第3話 計画

勉強ダメだわw

なんか少ないからもう1つ、実は友達がどこかの著名人と関りがあるらしい

木曜日の放課後…

「みんな、今回三国さんも…」

「あ、華でいいよ」

「えっと…華さんも来てくれたことなので今度どっかに旅行でも行かない?」

と、問いかけてみたらみんなが

「いいよ~」

「OK」

「分かった~」

「右に同じく」

「だいじょぶだよ」

と、言ってくれた。なので今日から旅行のことについて話していこうかなと思う。

「ちなみにみんなはどこに行きたい?」

「はいはーい!」

と、元気な声で未奈が言った。

「関東1周した~い」

「こないだ行ったばっかでしょ」

と、人好があの名探偵の漫画の人(誰かとは言わない)のマネをして言った。

「そんなんいつ行っても面白いんだよ~そういう人好ちゃんはどこがいいの?」

「人好ちゃんって…僕は西武かなぁ?」

西武かぁ…

「無難すぎて却下」

「お前…心の声漏れてるぞ」

「ごめん、わざと」

「わざとかよ!!」

「リリはどう?」

「私は…みんなと一緒にいられるならどこでもいい…」

なるほど、確かにみんなで一緒にいると面白い。でも今回はみんなで行く旅行だから少しは案を出してほしいなぁとは思う。

「で、シュウは…」

なんか廊下のほうでカメラを構えている。なんかいやな予感がする…

「コラァ!!柊真!!なに人にむかってカメラ構えてんじゃゴラァ!!」

「すいません!!」

バッグから紫色のノートを取り出し、そこに書き加える。このノートは柊真が怒られたときにつけるノートだ。今年で43回目、そろそろやめてほしいのだけれど彼は懲りない。

「で、なんだっけ?」

と、柊真に聞かれた。

「やっぱ何でもない」

と答えた。そしたらカメラをまた廊下に向けて構えた。

「そういえば、最近京急が1日切符発売したって聞きましたから買ってみましょう」

と、三国さ…華さんがそう提案してくれた。

「おっ、いいんじゃない?」

と、言った。

ほかのみんなも

「それいいね~」

「全然あり!」

と、賛同してくれた。

「オイ!!柊真!!」

ホントあいつ何をやっているのだろうか…

次の日、僕は草案を提出した。

「…」

どうやらかなりの不評だったらしい。

「私、これを変えとくから」

と、凜々子が言い出した。そういえばいつも計画表って僕か凛々子しか書いていないからな。だから今回は乙女心も分かる凛々子が書いてくれたほうがみんな行きやすいかもしれない。

「リリ、頼んだよ」

僕はそう言った。

次の日、凜々子がデータを持ってきた。

「これすごい!」

「なにこれ!?斬新!!」

などとの声があった。僕もこれくらい頑張らなければ…

「じゃあこれでいいかい?」

「「分かった」」

「そういえばなんで皆さんは敬語とか使わないで話しているんですか?」

と、華さんに聞かれた。

「それはここだと全員がため口を使わなきゃいけないっていう暗黙のルールがある…です」

「結局敬語になってるよ、七雲君」

と、言いながら僕の頬をつついてくる。

(ため口にほっぺツンツンとかヤバイ!!)

僕はこの瞬間がずっと続くことを祈っていた。


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