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鉄道恋愛物語  作者: さるきち
3章
31/32

第30話 茨城縦断

最後の方でいろいろ話させてもらいますのでそこんとこよろしくオネシャス

なぜかふたりしかいない待合室の中で僕らはとあることに悩まされていた。

「ホントにどっちに乗ろうかな…」

「早く行きたいなら次の普通、のんびりと座っていくならその次の快速…」

「じゃあここは快速に乗っていく?」

「そうしようか」

あれ?思ってたよりも決めるのが早かったな。

「そりゃあ話を長引かせるよりもサクッと決めたほうがいいからね」

「また心読んだな~」

というかこの感じ、懐かしいなぁ。なんかホッとする…

「またって何か月前の話をしてるのよ」

華は小悪魔のような顔をして僕のことを見た。またからかわれるパターンだな。

「とりあえず電車が来るまでなにする?」

「そうだね…あ、そうだ!時刻表持ってきたんでしょ?じゃあそれ見ようよ」

「もしかして…これのこと?」

僕はバックの中からマンガを何冊か取り出した。

「それじゃないけどそれも読みたい…!」

「それ、どういう風にしたら正解なんだろう…」

「それは車内で読ませて」

「あ、うんいいよ」

「ありがと…ってそうじゃなくて早く読みたい本を出してよ~」

「えーと…これのことかな?」

僕はバックの中から東武の時刻表を取り出した。

「そうそう、これこれ~。これがあると停車駅が一目でわかるからものすごく楽なんだよね~ってこれも違う!」

今日の華はなんか元気だよな。というか問いかけてきてることもなんか不自然だし。

「あれ、これでもないの?」

「なんで関東鉄道に乗りに来たのに東武鉄道の時刻表を読まなきゃいけないのよ。ちょっとバックの中、見させてもらうよ」

「あ、うん。中に精密機械とか入ってるからそれだけ気を付けて」

にしてもなんか今日の調子が明らかにおかしい。

「あった、これ~…」

「華」

「え!?いや、ちょっと心の準備が…」

明らかに恥ずかしがっている。もう人がいたらホントに死んでも死にきれないくらい恥ずかしい。ただ、僕も探りを入れなきゃいけないから僕は華の頭を捕まえてこっちを向かせて目を見つめた。僕自身も正直言ってものすごく恥ずかしい。なんか少女マンガの再現みたいで。なんかそういうシーン、少女マンガにたくさん書いてあるイメージがある。もちろん、読んだことなど一切ないんだけど。強いて言うなら看護師の日常を描いた話か獣医になるのかよく分からない佐々木さんの話かのどっちかしか知らないんだけど。

「華、今ものすごく緊張してない?」

「ど、どうしてそう思うの?」

華が僕の顔を押さえてる手を握り返して聞いてきた。

「目の光の調節する部分あるじゃん。そこがギンギンに開いてる」

「う、うそ…」

「やばいやつやってるか心がいろいろと大変な時にこうなっちゃうんだよね」

「じゃあリョウもそうなってるじゃん」

「ホントかよ…隠してるつもりだったんだけどね」

「もう可愛いんだから」

そう言ってる華は口で言ったこととは裏腹に頬をプゥと膨らませて言った。多分もっとキュンとさせてほしかったんじゃないかな。だったら

「そういう華も、可愛いぞ」

「え!?あ、うん」

僕は華の頭を撫でた。

「もう、からかったな~」

華はポコポコと殴ってきた。まぁ痛くないんだからそこもまた可愛いんだけど。

——まもなく、4番線に列車がまいります。危ないですから、黄色い線の内側でお待ちください。

「来たんじゃないの?」

「じゃあ乗りに行くか」

僕らは待合室を出て乗り場に向かった。15人ほどの人が待っている。

僕たちは先頭の方へ向かっていき、一番前で待っていた。

「…!!あれ!」

「あれは…5020形!?」

「まさか乗れるなんて思ってなかったわよ」

「来てよかったね」

「でもこの列車、ものすごく違和感なんだよね」

「標準車両は運転席下に前照灯と尾灯がついてるからね」

「これ見ると某鹿島の新車を思い出すんだよね」

「新型気動車の共通設計はこの顔だもんね。それに僕は鹿島じゃなくて東武ネットワークの一番北にある鉄道会社のイメージがあるんだよね」

キキキィ…

ピンポーンピンポーン

と、田舎のブレーキ音とドアチャイムで僕たちを出迎えてくれた。

座席は一番前で並べたこととやっぱり鼻血のせいで介護っぽく見えてしまったのかよく分からないけど一番前の席が取れた。ここから前面展望を楽しめるぞ…!

でもやっぱり車内が混んできて座席は埋まって立ってる人が出てきた。

これはもう見れないのかなぁ…と、思っていたらいいところに(果たしてそれはいいところなのだろうか)子供連れの家族が乗ってきた。

「ママ、一番前見たい!」

「気を付けてね」

この家族の夫と妻が見つめあっていた。

「席も混んでるし立ちますか」

「でもお腹は大丈夫?」

その妻の人の持ってきてるバックを見るとそこに妊婦さんのマークがある。

「どうする、華」

「周りの人が席譲ってくれそうにないしね」

僕は席を立って妊婦さんに話しかけた。

「すいません。席、どうぞ」

「大丈夫よ」

「ここの席もお使いください」

そう言って華が席を立った。

「ほ、本当ですか?なら…」

「すいません、自分の分まで」

「いや、いいんですよ。夫婦ってものは隣り合うことがいいんですから」

え…華がそんなことを思っていたなんて…

「じゃあひとつお願いがあります。私たちの息子たちを見ていてください」

僕と華は顔を見合わせても一度そのふたりを見て

「「了解しました!」」

と、答えた。僕たちは一番前のゾーンに立ち、自分たちの前面展望を楽しみながらあの夫婦の子供をちらちらと確認している。

ピンポーンピンポーン

グォォォ…

ディーゼルモーターの音を鳴らして電車は発車していった。

最初こそ速度は遅かったが守谷駅構内分岐の速度制限を抜けるとだんだん早くなっていき70~80㎞/hで走っていく。

「お兄ちゃんだけずるい~。僕も前見たい~」

新守谷を通過するあたりにさっきのふたりの息子さんが喧嘩を始めた。

「別にいいじゃん」

「ずるいの~!」

僕が間に入り

「まぁまぁ…ほら、おいで」

僕は弟さんの体を抱き上げて運転席の隣のところまで持ち上げた。

「ずるい、僕も!」

「じゃあお姉さんのところにおいで~」

と、言って華はその兄を持ち上げた。

「フフッ、いい夫婦になりそうね」

「そうだな」

「お兄ちゃんたちすごいね~」

「ね~」

さっきの夫婦のところからちろっと聞こえてきた会話が耳に入りもう恥ずかしくてしょうがなかった。

「ねぇ、リョウ」

「ひゃい!?」

「どうしたの?そんなに緊張して」

「いや、この感じなんだかなぁと思って…」

すると、持ち上げてるふたりがこっちを見てきて

「お兄ちゃん、結婚しちゃおうよ」

「そうそう、結婚しちゃえ」

このガキのくせに~…!と、思いながら次の水海道に着くまで彼らを持ち続けた。

「そういえばリョウ、君は関鉄祭来たことある?」

来たことあるって開催者なの…?まぁ言い間違いでしょ。

「う、うん。あるよ」

「じゃあ分かるだろうけど昔関鉄に置いてあった缶つぶし機どこに行ったんだろうね」

「なにそれ」

さすが若い子、話に食いついてきたな

「昔ね、関鉄に缶をつぶすあれみたいなものが置いてあったんだよ」

そう言って彼女は運転台を指さす。

「そうなんだ~」

子供は目をキラキラさせて聞いている。よほど関鉄のことが気になってるか好奇心が旺盛なんだろう。

「また出たらいいなぁ」

「そうね」

——まもなく水海道、水海道です。Be next station is Mitsukaido.

「お兄ちゃん、僕たちここで降りるの!」

「そうなんだ、はい」

僕と華は彼らをおろしてあげた。

ピンポーンピンポーン

「すいません、ありがとうございました」

「いえいえ、お気になさらず」

そうしてなんか嵐のようなものが過ぎ去ってっていった。

「さて、今度こそ座りましょうか、リョウ」

「そうだね、華」

そして僕たちは席に向かって歩いていった。


まず、次の単行小説があと少しで完成するんですけど、そのことで一つご相談が皆さんにあります。

それは今後の文章についてです。まぁ今はこの小説を空白あけしてないもので、今までの単行小説は会話と文章の間に空白あけしてますよね。それでなんか変だなということで少し改良したいなっていうことです。

そういうことで次の3つの中からどれがいいか選んでほしいのでそこんとこコメントしてくれたらありがたいです!

では、番外編、どうぞ!(方法を変えるところで―――と番号が入ります)

―――①

「ふふん…これ、持ってきたよ」


凛々子がカメラを持ってきた。


「さぁ、これで部活の紹介動画を作るわよ」

「じゃあさっさと動画まわしちゃおうよ」

「み、未奈…」


なぜか僕に視線が痛い。なにか嫌なことがする。


「まずは部長を撮らないと話にならないでしょ」

―――②

ウソでしょ…ホントに嫌な予感が当たるのって本当なんだな…と、思いながら作り笑いをする。


もちろんみんなも黙ってるわけじゃなく


「もっと心の底から笑えよ」


「そうだぞ、シュウのいう通りだからな」


「なんでこうなるかな…」


「じゃあ撮影していくよ…3、2、1…」


―――③

「えぇと…これを見ている皆さん、こんにちは。この動画は鉄道研究部の紹介です!」

「では、さっそく説明させていただきますね」

華がウインクをして部室だの活動してる場所だのを次々紹介していく。

「では、皆さん…」

「「「鉄研でお待ちしています!!」」」

「オッケー、イイ感じに撮れたね」

「じゃあみんな、お疲れ」

僕たちはハイタッチをして華と抱きしめあった。



どうですか?①は従来方式・②はすべての文に空白をあけて③はこの小説式にしました。

是非、どれが一番読みやすかったのか、貴重な意見をお聞かせください!

あと、この小説ホントに読んでる人が少なすぎる!ってことで読んでる人を増やす方法等を大募集してます(通年)。皆さんのご協力よろしくお願いします。(宣伝とかも全然してもらってもOKですので)

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― 新着の感想 ―
[良い点] 新型気動車≫調べてみたところ、三陸鉄道36-700形も同じ顔(というか36-700に準じる)でした。新潟トランシスが標準形としてこれを定めているっぽいです。あと、東武ネットワークの北……会…
[良い点] 1か3で書いた方がいいと思う。
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